彼氏・彼女をつくって単位をもらおう!

こども学科では昨年度から「キャリア形成とインターンシップ」科目が開講されています。
インターンシップのみならず、ボランティア、教育保育現場でのアルバイト、実技の訓練など、
キャリア形成につながる活動を記録して報告してポイントを貯めることによって合格する科目です。
学生のキャリア形成活動を評価して推進しようというねらいがあります。

今年度、新たに「彼氏・彼女とのおつきあい」活動を評価の対象に含めることにしました。
キャリアというと、職業を得ることのみに焦点を当ててしまいがちですが、
家庭を持って生きるのか、ひとりで生きるのか、共稼ぎか、一人で働くのか、
主婦(主夫)として家庭をささえるのかなどを考えることもキャリアです。
「いつかこの人を幸せにするために働こう」や「二人で同じ仕事をして協力しながら生きよう」
など、お付き合いしている人を互いに自分のキャリアにどう位置付けるのかも考えてほしいです。
(位置づけないという選択ももちろんあるでしょう)

異性とのお付き合いを評価に含めることについては、こども学科の教員でも大きく意見が分かれました。
「常識外れだ」という意見や「彼氏彼女をつくらずに頑張る学生こそ評価すべき」
「ひとりで生きる生き方を否定している」といった意見もありましたが、
「仕事・家庭・人生全てを含めたキャリア教育をやってみよう」という意見に皆が賛成し、
新しいキャリア教育がスタートすることとなりました。

こども学科学生の皆さん、彼氏・彼女との楽しいデート写真をいっぱい提出してポイントを
もらいましょう。

というのは、嘘でして、楽しいデートの写真を先生に提出しても評価のポイントにはなりません。[2022エイプリルフール]

学生の様々なキャリア形成活動を評価する「キャリア形成とインターンシップ」科目があることは本当です。

2021年度 こども学科卒業式

2022年3月18日(金),東大阪大学こども学科の卒業式が挙行されました。
卒業生の皆様,「卒業おめでとうございます‼」

 

幼児教育,小学校,福祉,企業等に,45名の学生が社会人の仲間入りをします。
皆様が社会で活躍されることを,こども学科教員一同,心より願っています。
卒業おめでとうございます。

こども学科の学生とオンラインで話そう!

新型コロナウイルス感染症の感染が拡がっており、オープンキャンパスもなかなか実施できない状況です。
しかし、高校の先生方と話していると、やはり高校生たちがオープンキャンパス参加や大学生と話す機会を重要視していることを聞きます。
そこで…2022年3月6日(日)10:00~12:00 に、こども学科オンラインカフェを開催します!
興味のある人は、まず
↑ こちらから、お友達登録をしてください。
そのあとに、こちらのフォーム ↓
から、オンラインカフェにお申込みください。
オンラインカフェでは、Zoomを用いて、大学生への質問や本音を聞くことができます。
また、小学校教諭・幼稚園教諭・保育士の免許・資格を担当する教員とも話すことができます。
申し込み締め切りは、3月3日(木)17:00です。
オンラインですので、気軽にご参加ください。

「SDGsワークショップ in 東大阪大学」開催!

1月25日(火),「SDGsワークショップ in 東大阪大学」が開催されました。
中央学院大学 中野 健秀 先生,一般社団法人LOCAL INNOVENTUERSの乾 昌志 様をファシリテーターにお迎えし,東大阪市役所職員の方,東大阪大学こども学部こども学科2年生,東大阪大学職員,東大阪大学こども学部こども学科教員の計60名くらいで,SDGsカードゲームを実施しました。

こども学科は,2019年6月,「こども学科 SDGs宣言」を行いました👉Click
また,東大阪市は,2021年9月,SDGsに取り組んでいくことを表明しました👉Click
今回,こども学科からの申し出に応じて頂き,今回のワークショップ開催となりました。

  

先ず,SDGsとは何?,SDGsカードゲームの目的は何?を学びました。
次に,SDGsカードゲームの方法を説明して頂き,東大阪市役所職員,こども学科学生,東大阪大学職員,こども学科教員がチームに分かれて,SDGsカードゲームを実施しました。
そして,終了後は,しっかりと,SDGsカードゲームで何を学んだのか,どのようなことを考えたのかの振り返りを行いました。

学生たちは,遊びながらも,世界の大切なことを学び,色々なことを考える良い機会になったと思います。
このようなイベントを開催できて,本当に意義深いワークショップ体験となりました。
中野先生,乾様,東大阪市役所の方に,この場を借りて,感謝の意を表したいと思います。
また,このような機会が持てますように願っております。
ありがとうございました。

「SDGsワークショップ in 東大阪大学」のことが,トライくん公式Twitterで紹介されました。  
トライくん【公式】さん (@tryhigashiosaka) / Twitter

こども学科・卒業研究論文発表_2021

1月27日(木),こども学科の卒業研究論文発表を実施しました。
幼児教育,保育学,教育学,福祉,社会学等多岐な分野で,こどもに関する研究を発表しました。

【卒業研究題目】
学生たちの卒業研究のテーマを紹介します。
「ヤングケアラーの現状と支援を考える」
「移行対象がみられる子どもへの理解と対応」
「保育者と子どもとの関係:保育者の援助について」
「愛着形成の大切さ:保育者としてできることを探る」
「地域における子育て支援:利用者支援事業に着目して」
「愛着障害の疑いのある子どもの理解と支援」
「「アニメエヴァンゲリオンの魅力を解き明かす」:心理描写と社会事象に着目して」
「小学校道徳教育の目的を元に鬼滅の刃を教材化するには」
「絵本に見る「おじいちゃん」「おばあちゃん」と孫」
「阿見アスリートクラブにおけるスポーツを活用した「地域共創」研究」
「コロナ禍における院内学級の課題と現状」
「現代における「貧困の連鎖」と子どもへの影響」
「福祉施設におけるCSP実践に関する考察」
「箱庭療法について:大学生への実践・考察」
「unicef innocenti reportをもとにした現代の子どもの幸福」
「障がい者の水中運動における効果と課題」
「おもちゃのある暮らし:おもちゃの歴史から役割と魅力を考える」
「子どもの気持ちの読み取りと言葉かけとの関連」
「ADHDの児童が在籍する学級での児童間の教育的関わりに関する考察」
「自閉症についての理解」
「どうやって自分の心を守るか:ヨシタケシンスケ『ころべばいいのに』『にげてさがして』を読む」
「男子100m走の歴史と日本人選手の課題」
「ダウン症を育てる父親の思い・母親の思い:インタビューを通して」
「インターネットの匿名性と是非 インターネットと人権侵害」
「発達障がい者の就労支援の実際」
「アニマルセラピーの現状と課題」
「虐待環境下における家族の「愛」とは:目黒女児虐待死事件から考える」
「外国にルーツを持つ子どもと保護者への支援 :保育者の視点から」
「学校内におけるこれまでのいじめの問題と変化」
「中国を起源とする年中行事と日本の保育活動 :ひなまつり・端午の節句・七夕」
「ディズニーアニメーション映画『ムーラン』に描かれる性差意識と感情」
「「赤ちゃん」が気づかせてくれる「愛」とは :アニメーション映画『アイス・エイジ』を読み解く」
「セクシュアル・マイノリティの当事者が語る学校づくり」

【研究紹介】
学生の発表の中から,1つの研究発表のPower Pointファイルを紹介します。
この学生は,「子どもの気持ちの読み取りと言葉かけとの関連」をテーマに,言葉かけが子ども達の成長にどう役に立っているのか?,言葉かけをする事で子ども達にどう変化するのか?についての研究成果を発表しました。

       

こども学科で,2年間をかけて取り組んだ研究成果が,学生の今後の仕事,あるいは,大げさですが,生きることの基盤になってくれたらと願っています。

2022年1月25日(火)「SDGsカードゲーム」へ向けて Vol.2

1月25日(火)に,東大阪市役所の職員の方と,本学の学生・教員・職員で,「SDGsカードゲーム」を実施する予定でいます。
そのお知らせ&準備というわけではありませんが,1月11日(火),「脳と心」という一般教養の授業で,「SDGsカードゲーム」をモチーフにした課題に取り組みました。
この授業は,本学の大学生と,4月に入学予定の東大阪大学敬愛高等学校の高校生が,一緒に受講しています。敬愛生にも,こども学科・東大阪市の取組みを知ってもらいました。

 

高校生には少し難しいかもしれませんが,現代そして次の時代は,予測困難なVUCA(ブカ/ブーカ:Volatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性))時代が到来すると言われています。そのような中で,正解がわからない,あるいは,正解がないかもしれない課題に,どのように取り組み,自分なりの解決策を考えられるのかに取り組んでもらいました。

若い学生さんの柔軟な発想で解決策を考えだしてくれることに期待しています。

2022年1月25日(火)「SDGsカードゲーム」へ向けて

来年1月25日(火)に,東大阪市役所の職員の方と,本学の学生・教員・職員で,「SDGsカードゲーム」を実施する予定でいます。
事前学習・予行というわけではありませんが,12月27日(月),「水と環境」という一般教養の授業で,学生たちが「SDGsカードゲーム」をモチーフにした課題に取り組みました。
この授業の中で,東大阪市の取り組み 👉Click,東大阪大学こども学科の「こども学SDGs宣言」の取り組み 👉Click を紹介しました。

  

1月25日(火)に,東大阪市役所の職員の方と,「SDGsカードゲーム」を実施できるのが,楽しみです。学生も同じ気持ちでいてくれます。

(2022年11月追記:2022年8月に東大阪市と市内の大学生によるSDGs推進行事がスタートしました)

「音楽で世界の旅」~マリンバとピアノと歌コンサート 開催

12月4日(土),本学8号館832教室で,「音楽で世界の旅」~マリンバとピアノと歌コンサート~が開催されました。

このコンサートは,こども学科・丹山三恵子先生のマリンバを中心に,こども学科でご指導頂いています阿久津啓先生・太田寛子先生・林朝子先生のピアノ,松井るみ先生の歌による,ハンガリー・フランス・フィンランド・ドイツ・日本を巡る,夢と愛と希望に溢れたコンサートでした。

 

演奏曲目:
①リスト「愛の夢」(ハンガリー)
②ドビュッシー「月の光」(フランス)
③プーランク「元気のよすぎる男の子」他(フランス)
④シベリウス「樅の木」(フィンランド)
⑤J・S・バッハ「G線上のアリア」(ドイツ)
⑥久石譲「風のとおり道」(日本)

地域の方々,本学卒業生,こども学科の学生,国際教養こども学科の学生など,総計80名近くが,先生方の美しい音楽を愉しんだ60分でした。コロナの影響で,生の音楽に親しむ機会から離れていた分,このような時間を存分に味わえました。


演奏後のオフショットです(卒業生が混ざっています)

クリスマス イルミネーション_2021

クリスマス イルミネーションの時期が来ました。
本学8号館と9号館を繋ぐ回廊が,光の世界に包まれています。


 

東大阪大学恒例の行事?となっていますクリスマス イルミネーションは,ペットボトル等の再生資源をリサイクルして制作しています。
エコに配慮したサステナブルな環境を護ることも,もちろん大切にしています。

この時期,こども学科4年生は,卒業論文完成の追い込みの時期です。夜遅くまで,卒論に取り組み,帰宅の途に就くと目の前は,クリスマス。
御堂筋や表参道のクリスマス イルミネーションは美しいですが,本学のも,それはそれで良いものです。卒論完成に向け,学生時代に頑張った帰りに見た光景は,忘れない思い出となります。

小学校教員養成・GIGAスクール対策レポート_2021 in理科指導法+理科

文部科学省が,2019年12月,GIGA(Global and Innovation Gateway for All)スクール構想を提唱しました。ICTを活用した授業を実践できるように,ICT機器の導入・活用,ICTの活用を助けるGIGAスクールサポーターの派遣,ICTを活用した授業を実践できる教員の養成・・・などなどが,進んでいます。

少し難しい話ですが,2021年6月,教育再生実行会議が,第十二次提言「ポストコロナ期における新たな学びの在り方について」を提出しました。この提言の中で,現代・次代の時代は,予測困難なVUCA(ブカ/ブーカ:Volatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性))時代が到来。Society5.0時代に向けた動き,Digital Transformation(DX)の潮流とも相まって,従来の方程式では解が見つからない社会問題に,どう取り組んでいくかが提起されました。
2021年は,GIGAスクールは,導入から,データ駆動型教育(DDE:Data-driven Education)の新たな段階へ進展されました。教育界は,まさに,激動・激変の中にあります。

こども学科では,このような教育界の状況に対応,そして,そのような教育界で主力となり主導すべく,小学校教員養成について,種々な対応を進めています。そのひとつとして,小学校教員免許取得に必修の「理科」「理科指導法」の授業における,2021年のGIGAスクール対策の授業実践をレポートします。

【理科】こども学科の2年生が主に受講
「理科」の授業では,学生に15分間の模擬授業を実施することを課題としています。
2021年度は,第3学年「太陽と地面の様子」,第4学年「天気の様子」,第5学年「振り子の運動」,第6学年「てこの規則性」の単元を模擬授業の課題単元としました。
8号館の一教室に新たに設置されたインタラクティブ機能搭載プロジェクタを使い,GIGAスクール対策のスタートとなる模擬授業に取り組みました。

 

【理科指導法】こども学科 3年生が主に受講
「理科指導法」の授業では,学生に30-35分間の模擬授業を実施することを課題としています。
2021年度は,第3学年「磁石の性質」,第4学年「空気と水の性質」,第5学年「振り子の運動」,第6学年「てこの規則性」・・・の各学生1単元を模擬授業の課題単元としました。
Microsoft 365 One Noteを活用して,‶Smart″,‶Interactive″をテーマに,班による協働学習による理科授業を想定した模擬授業を課題としました。

 

授業後,次のような点に留意して模擬授業を実施した感想を話してくれました。
学生①「OneNoteを効果的に活用できるように,教師の話を聞く時間,実験をする時間,板書する時間,OneNoteに取り組む時間をそれぞれが重ならないように計画し実施した。時間を区切ることでそれぞれの課題に集中して取り組むことができ,授業への集中力を高める内容を意識した。」
学生②「OneNoteによる一目で,他の班,クラス全体の意見を共有できる点は効果的な活用法だと感じ,必ずOne Noteに書き込む前後で発表させるという自分なりに考えた指導上の留意点を意識して,模擬授業を計画・実施した。」

東大阪大学短期大学部 実践食物学科の2名の学生が,今年度,中学校の教員採用試験(家庭科)に現役合格しました。👉Click
こども学科の3年生の学生は,9月,大阪府,兵庫県などの小学校で教育実習に取り組みました。
こども学科の学生も,実践食物学科に続き,教育現場で活躍してくれることを期待しています。
そのためにも,既にGIGAスクール対策が進んでいる教育現場でハードルなく,ICTを活用した教育が実施できるよう,木目細かく・丁寧にサポートしていきたいと思います。

引用:教育再生実行会議 第十二次提言(2021)