月別アーカイブ: 2019年8月

SDGs実践紹介:「こども学 for SDGs」へ向けて Vol.1

こども学科SDGs宣言してから、2ヶ月が過ぎました。この宣言をこども学科に提案してくれた杉本剛先生からの記事を紹介します。


こども学科・教員の杉本剛です。自然認識研究を中心に,理科教育学のいろいろな領域の研究をしてきました。近年は,Society5.0の実現に向けた科学技術イノベーションを牽引する人材育成に貢献する理科教育・STEM教育のあり方について研究しています。

SDGsを知ったきっかけは,Webニュースやスーツのフラワーホールのバッジを見かけたことでした。そうそう,先日の通勤の時,阪急のSDGsトレインに乗りました。ラッピングトレインで,車内全面にもステッカーやポスターが貼ってあって,目の前には Goal 14:海の豊かさを守ろうのステッカーがありました。いつもは大好きな坂本龍一さんの音楽を愉しみながらの通勤ですが,この時は気が付くと,世界の海洋環境保全のことを考えていました。効果絶大・・・。

2018年4月に,こども学科に着任しました。大学の授業は,教員が,何について,何で教えるのかを考えるので,責任の重さとおもしろさを感じています。ひとつの例を紹介します。「水と環境」という授業で,LOUIS VUITTON FORESTを題材にしています。LVのラグジュアリブランドが,長野県小諸市にある森林の整備事業に出資して造営している森です。CSR;Corporate Social Responsibilityやカーボン・オフセットによる自然環境保護などについて学ぶ資料にしています。SDGs の目標との関連では,Goal 15:陸の豊かさも守ろう,Goal 12:つくる責任つかう責任があたるでしょうか。サステナブルな社会や自然環境をつくりまもることは,次代の子ども達が生きる基盤をつくりまもることになります。世界が協同して取り組んでいるSDGsの実現と関連させながら,そのために世界各国・企業・NPO・そして自分には,何ができ何をするべきであるのか?について考察する授業にしています。国際的な課題に対して知識・意識が高く,解決策の提案・実行できる人材育成や教員・保育者養成に繋がればと願っています。少しでも興味を持った本学の学生さんは受講登録してください。高校生の皆さんは入学し受講してください,待っています(本気)。

「こども学 for SDGs」をキーフレーズに,こども学科では精鋭の教員が,こども学・臨床教育学・文学・音楽・情報教育学・ユニバーサル教育・教育学・保育学・発達心理学・英語教育学など多岐な学問領域で,SDGsの実現に向けた取組を展開しています。


次回以降、こども学科の先生の取組について紹介していきます。お楽しみに。

Let’sエンジョイ ゆめときぼうの わくわくぱーく

今年もまた暑い日々が続きます。暑さのあまりやるべきことを忘れてしまうというのは単なる言い訳ですが、7月28日に開催された「こども応援ひろば2019 part1」での学生の様子をお届けします。

こども応援ひろばは、東大阪大学が、近隣の親子に楽しい時間を提供するために開催するお祭りです。こどもたちに楽しんでもらうための様々な遊び・ゲームをこども学科4回生が中心となって準備し、1回生が運営をサポートします。1回生の役割は、受付・来場者用駐輪場整理・パプリカダンス・会場後片付けです。イベントの開催を支える重要な役割であり、親子とも触れ合うことができます。仕事内容は駐輪場整理でも、子ども2人を自転車に乗せてくる母親が自転車を止めることが大変だということを知ったと思います。

では、いくつか写真を紹介します。

受付を担当する1回生です。

こども研究センターも、「つってつってつりまくれ」や「きらきら変身フォトジェニック」等を楽しむ会場となっています。

教室もボーリング会場と化しています。

9号館1階には、子どもたちとパプリカを踊る1回生とトライくんがいます。やはりトライくん人気がありますね。

この経験を自分たちが主体となる3年後の「こども応援ひろば」に生かしてくれたらと思います。