月別アーカイブ: 2018年6月

歴史的快挙への挑戦

第102回日本陸上競技選手権大会が終わりました。

こども学科の川田朱夏さんの連日の活躍がありました。女子400mで優勝、翌日の女子800mでは3位です。積極的に先頭を走った3位であり、記録も去年の1位のタイムより速いという立派なものでした。報道によると、400mと800mの二冠を狙っていたようですから、素晴らしい意気込みですね。ただ、連日のレースは過酷だったようです。

実はこの二冠をとるというのはとんでもなく難しいことなのです。過去の400mと800mの優勝者をみてみましょう(画像をクリックしてください。公式サイトの情報を元に筆者が作成したものです)。

400mと800mの二冠は昭和47年が最後なのです。もし、達成していたら歴史的快挙でした。

 

園児との出会い

本日6月20日の実習基礎セミナー授業は、東大阪大学附属幼稚園での見学でした。 いつもの教室に集合し、雨の降る中を少しだけ移動して幼稚園に到着です。この日のために準備した実習用の服装、靴、名札を身に着け、メモ帳を持って見学に臨みます。

まず、体育館で園長先生のお話を聞きます。2才までと3才の違いや父性についてなど、幼稚園の役割を学びます。用意したメモ帳も早速活躍します。

続いて、園児たちの部屋での様子を見学です。こども学科の卒業生でもある附属保育園の名倉先生の案内で園内を巡ります。見学後のレポート提出もありますから、名倉先生から聞いた話を思い出しつつ、しっかりとメモをとります。

学生たちに興味津々の園児がいます。ニコニコ笑顔でこちらを見てとてもかわいいですね。

続いて七夕まつりにむけて練習する年中クラスの見学です。

最後は、年長クラスの作法の時間の見学です。くつをきれいに揃えて畳の部屋にあがり、座る、立つ、お菓子を運ぶ、待つ、食べる、感謝するという流れでの礼儀正しい振る舞いを学ぶ様子を見ました。教えてもらう園児につられるように姿勢を正す学生もいます。

大学の教室に戻り、見学後レポートについての説明を受けて終了です。午前中の時間を使い、見学時間は1時間ほどでしたが、貴重な体験となったのではないでしょうか。どのようなメモをとったのか、学生に提出してもらいましたが、メモ帳10ページ以上記録した学生もいます。かわいくて感性豊かな園児を前にして、学生も自分たちがやらなければならないことを強く意識したのではないでしょうか。見学後のレポートも楽しみです。

今後、先生と呼ばれる仕事を目指す学生にとって、学んだり体験しなければいけないことは沢山あり、しんどいこともあるでしょう。そんなときは、先週の名倉先生の話と今日の園児たちの笑顔を思い出して、前に進んでほしいと思います。

 

 

 

 

 

 

卒業生から1年次生へ

こども学科の今年度からの新しい取組として、1年次対象の「実習基礎セミナー」が開講されたことを以前このブログでお知らせしました。附属幼稚園での見学に向けて、様々な準備・学習を実習基礎セミナーで進めてきましたが、今日は附属幼稚園の教諭である名倉先生から、心構えや注意点についての説明がありました。こども学科の1期生である名倉先生から後輩に向けて、見学の話のみならず、大学生活や卒業後の話など、貴重なアドバイスをいただく機会となりました。

見学時の心構えやポイントについて、非常に分かりやすく説明されていました。見て分かる気づき、聞いて分かる気づき、子どもの気持ちになってみることで分かる気づきがあることを伝えていました。大学生活でのアドバイスとして素晴らしいと思ったのは、今、学んでいることを学んで良かったと思うことが将来必ずあるから、今はなぜ学ぶのか分からなくても学ぶことが大事だということです。「こども学」を学ぶことは幼稚園や保育園の現場で働く人以外にも必ずプラスになります。そして、学びを怠ることなく、時間を有効に活用してアルバイトをしたりボランティアを体験することが大事だというアドバイスもありました。

1年次の皆さんは、卒業生からのメッセージをしっかりと受け取って、あとに続くことができるでしょうか。私も楽しみにしています。