12月20日は、こども学科丹山ゼミの卒業研究発表・セミナー研究発表「パーカッションアンサンブルコンサート」本番です。行ってきましたよ。日中は雨が降り、準備は大変だったのではないかと思います。
ライティホールの入口で学生が受付です。本番直前にも関わらず、意外と落ち着いているのは、昨年の経験がある4年次生だからでしょうか。
コンサートは3年次のセミナー発表会から始まり、4年次の卒業研究発表会に続きます。まず、4年次は客席で待機です。こちらも余裕があります。
開演時間になり、3年次からスタートしました。手拍子で表現する「Comic Relief」、ハンドベルが主役の「きよしこの夜」と続きます。保育士・幼稚園教諭を目指す学生には、とても大事な経験ですね。緊張感が伝わってきました。2曲終えて、「ウインターワンダーランド」を演奏するころには、その緊張感が、よい方向に変わってきたように思います。
4曲目のウインターエレクトロニクスは、学生が作曲してパソコンで打ち込んだものです。5分間の曲ですから、かなり時間をかけて作成したのではないでしょうか。最後の5曲目「エルクンバンチェロ」は高校野球の応援でおなじみの曲です。そのため、吹奏楽のイメージがありますが、マリンバもいいですね。
休憩を挟んで、4年次の卒業研究発表会です。最初の曲は「Percussion Prade」3楽章Floccinaucinihilipilification、5楽章Samurai、6楽章See You!です。
さすが4年次、3年次の演奏もよくやっていると思いましが、4年次はやはり1年の違いを感じさせますね。鉄琴の音が印象的な3楽章から、合戦シーンがはまりそうな5楽章、6楽章は太鼓の振動が伝わってきます。空気の動きを感じることができるのが、生演奏のいいところです。
1曲目が終わると、シートがひかれ、その上に棒が置かれました。何が起きるのか期待してしまいます。
2曲目の「Stick Stick」は文字とおり、長短2本のStickと自分の足を使って奏でる曲でした。写真では伝えることができませんが、このStickから生まれる音は、心地よいものです。4人も楽しそうでした。手にしたものを使って音を出してみるというのは、多くの人間に共通の、やってみたいことなのではないかと思います。
3曲目の「常盤の森」は、常盤(永久不変・常緑樹)の意味にあわせた緑の衣装や、鳥のさえずりや羽ばたきの表現が面白いものでした。目を閉じてしまえば、本当に鳥が飛び立つように聞こえます。ただ、目を閉じてしまうと、せっかくの緑の衣装が見えなくなるので、悩みどころでした。
4曲目の「SQUARE DANCE」は、このブログで、本番1週間前の練習風景を紹介した曲です。今ありがちな表現でいうと、舞台映えする演目です。本番も堪能しました。
5曲目の「Leroy Ander Son Medley」は4年次全員による演奏です。
全ての曲を終えて、整列する4年次生です。
素晴らしいコンサートでした。教室とは異なる学生の姿がありました。本番では先生の姿が全く見えないことが、また素晴らしいですね。学生が自分たちの力でプログラムを進行していくことができるまで先生とゼミ学生の間で様々な指導と学びがあったことと想像します。
丹山ゼミの皆様、素敵な時間を提供してくれてありがとうございました。