月別アーカイブ: 2020年8月

Recommend in 2020 Vol.1

いつもと違う開始となった今年度の前期ですが,どうにか授業・定期考査を実施することができました。学生は,9月末までの長期の休みになりますが,安全・健康に気をつけて,何事もなく元気な姿を後期に見せて欲しいと思います。この長期の休みの中,将来に向けての学びを深めると共に,教育・保育に携わる者として,教養を広め・高めて欲しいと思います。そこで,こんな本を読んだらいいよ,こんな映画を観たらいいよ,こんな音楽を聴いたらいいよ,などなどを推薦させてもらいます。先ず隗より始めよ,ということで,次を推薦します。あくまで,個人の独断と偏見と嗜好に基づくものです。

①安宅和人著『シン・ニホン:AI×データ時代における日本の再生と人材育成』2020年

McKinsey & Company, Inc.を経て,Yahoo JAPANでCSO:Chief Strategy Officer(最高戦略責任者)を務める著者ならではの現状と今後の認識のもと,日本の将来についての課題を示した最新作です。次代を生きるために,次代を生きる児童の教育に携わるためにはどうしたら良いのか?そんなことを考えさせられる著書です。

②E.ブロンテ原作 映画『Wuthering Heights(嵐が丘)』1992年イギリス制作

嵐が丘 [DVD]

原作が世界の十大小説と言われる著名な作品で,1939年の映画化以来,何度もリメークされていますが,1992年にイギリスで制作された作品を推薦します。何が良いか,音楽が良いです。坂本龍一さんのオリジナルスコアです。オリエント三部作のように,広く知られ高く評価されている作品ではありませんが,メロディの美しさと,オーケストレーションの巧妙さは,後期ロマン主義の流れを汲むと称せられる,坂本作品ならではの秀逸作です。音楽を聴くだけで価値のある作品だと思います。OSTは,中古では,なんと1円で買えます。

③カズオ・イシグロ著『日の名残り(The Remains of the Day)』1989年

2017年にノーベル文学賞を受賞した,カズオ・イシグロの代表作の1つです。時代が移り行く中,自身の成すべきことを直向きに行いながら,時代の変化にも対応しようと取り組む主人公の姿は,現況の中,読むのに適した作品であると思います。日本にルーツのある著者の作品であるため,親しみを持って読める世界の名著です。

セイコーゴールデングランプリ陸上2020東京 女子800m 優勝

こども学科 3年 川田朱夏さんが,女子800mで優勝しました。

8月23日(日),来年,東京オリンピックが開催される予定の国立競技場で,セイコーゴールデングランプリ陸上2020東京が開催され,女子800mで見事に優勝しました。

優勝おめでとうございます 

 優勝タイム:2’05″60(2分05秒60)

卒業研究論文・中間発表会 開催

7月30日(木),卒業研究論文の中間発表会を開催しました。

発表した学生は,先生方からの鋭い指摘やアドバイスをもらいながら,たくましくもおぼつかなくも,精一杯,これまでの研究の成果を報告していました。卒論提出まで,長いようで短いので,気を引き締めて,仕上げて欲しいと思います。

学生は次のようなテーマの卒論に取り組んでいます。「宮西達也の世界:様々な「愛」のあり方」,「『トイ・ストーリー4』の考察:賛否両論とその理由」,「大学生の結婚観について:結婚は幸福の条件か」,「サッカーが子どもの発達に与える影響について」,「奈良県Aこども園の食に関する実践研究」,「保育環境における自閉症児支援について」,「宮沢賢治『注文の多い料理店』の絵本を読み較べる」・・・

模擬授業 奮闘中

こども学科の3年次生が,小学校の教育実習に向けて,模擬授業に奮闘しています。

9月からの小学校教育実習に向けて,理科の模擬授業に取り組んでいます。事前に板書計画,学習指導案の提出を求められ,合格にならないと模擬授業を実施できないという,厳しい条件が設けられています。各学生30~35分の模擬授業に向けて,授業準備を入念にして,本番に臨んでいます。

将来,本気で小学校教師を目指している学生の取り組みは清々しく・心強く,授業担当教員として,可能な限りの支援をしたい気持ちで一杯です。ガンバレ!!