梅田ゼミの卒業研究の紹介をします。
写真の学生さんたちはタバコの研究をしています。これまでタバコというとニコチンとか発がん性物質の研究でしたが、もっと毒性の強い重金属が含まれているのではないかと考えました。カナダの研究者が基準値を超えるカドミウムを検出したことがきっかけです。カドミウムというとイタイイタイ病という公害病の原因物質として有名で、中枢神経や内臓・骨にダメージを与えます。
コンビニで日本のタバコを集め、学生の友達がアジアの国に行った時に買ってきてもらったりして現地のタバコを集め、分析をしました。その結果、日本のタバコはカドミウム、タイは鉛、中国はカドミウムと鉛というように国によって含まれる物質は違うものの、人体にきわめて有害な重金属が高濃度で検出されました。そんなタバコを小さな子どもが吸うと、体に大きなダメージを与えるに違いありません。タバコは子どもの敵と改めて実感しています。新しい発見かつ多くの人に知ってもらいたい内容なので、公表する予定でいます。なお取材は歓迎いたしますので、梅田までご連絡くだされば幸いです。