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1年生・窪美咲さん出場 @第1回全国招待大学対校男女混合駅伝競走大会

2021年3月21日(日),大阪府長居公園内特設コースにおいて,第1回全国招待大学対校男女混合駅伝競走大会が行われました。関西学生陸上競技連盟に所属する学校の選抜チームの一員として,こども学科1年生・窪美咲さんが出場しました。

関西学生陸上競技連盟の選抜チームは全体の13位という結果になりました。
本学の窪さんは2区を走り、区間8位の順位で走り抜けました。

窪さんのコメント
前半はもう少しスピードをあげて走れればよかったなと反省する部分がありますが,今ある力で一生懸命走れたのでこれから頑張っていきます。大学の先生方からもご連絡いただけたりして嬉しかったです。』

BSフジにおいて,4月3日(土)深夜2:00から,再編集の完全版が放送予定です。

カンテレドーガこの番組を見逃した方はこちら!
また,カンテレドーガで,3月21日(日)午後8:00頃から,見逃し配信でも見られます。
ぜひ,ご覧ください。Click

丹山ゼミ・卒業演奏会:これ本番です

2021年3月12日,東大阪市文化創造館 JATOハーモニー小ホールにおいて,丹山先生のゼミ生の卒業演奏会が開催されました。

   

いつもの年より2~3ヶ月遅れての開催となりました。現況の影響で開催が延期になり,開催自体も不透明な状態でしたが,卒業を前に,例年のように大きなホールで学生たちに演奏させたいとの思いでの開催となりました。

学生たちは,遅れた分,演奏に対する思いを強く持ち,心を込めて演奏していました。学生時代の良い思い出になってくれればと思います。

こども学科 令和2年度・卒業式

2021年3月18日,卒業式が挙行されました。

 

2020年度は,39名の学生が卒業しました。学生たちは4月から,幼稚園保育園,小学校,福祉施設,企業等で,新たなスターをします。

こども学科で学んだことを次の進路に活かして,活躍してくれることを願っています。

1年生・初等教育実習(幼)Ⅰ 直後指導

こども学科の1年生が,2月12日~18日(A班),2月19日~26日(B班),3月1日~5日(C班)の期間に分かれ,初等教育実習(幼)Ⅰを実施しました。

授業担当の今井美樹先生の振り返りの指導後,学生たちによるグループでの話し合い,発表を行いました。

実習を振り返って,難しかったこと,よくできたなと思っていることを素直な気持ちで発表していました。

YouTubeに公開した,学生たちの直後指導後のインタビュー( A班 B班 C班 )をご覧ください。

「濃厚接触者」希望

コロナ禍では、ある言葉から連想する意味が変わるということが起こっています。
集合体を意味する「クラスター」、集まりや深いつながりを意味する「密」、距離や道のりを意味する「ディスタンス」、相手のことを大切に考えるための「エチケット」、状態の濃さを表す「濃厚」などは、今、別の意味が付与されて流通しています。とりわけ、ネガティブ(否定的)な意味合いが付与されているように思えます。
こうしたことは、時代の流れの中では必然のことですが、学生と言葉を介しながら学問をともにする大学教員・研究者は、その変化への感度を高めておく必要があります。

私が担当する後期の授業で、実地学習(学外研修)という「現場」で学ぶ機会を持ちました。
そこで、改めて感じたことは、私たち教員は、学生と常に「濃厚接触者」であるべきだということでした。
学生たちが里山学習を体験する姿を見ていて、かれらがどれほど苦心しているか、その反対に、どのように表情を移ろわせているか、何に力を込め、どの行為に集中を注いでいるか、どのタイミングで息抜きをしたのか、それらを直に見ることで、私たちは彼ら自身の学習実感に少しずつ近づいていくのだと思います。

教育には人やモノとの「濃厚接触」は不可欠・・・そうであれば教員は常に子ども・生徒・学生の「濃厚接触者」を目指すべきである。
学生と「密」に関わり、人間らしい「エチケット」を基調とした、学びあいの「クラスター」を組織し、学生が主体性を発揮するための適度な「ディスタンス」を保ちつつ、「濃厚」に関わる者でいたい。
4月からの入学生、そして在校生にも、そのように関わろうと、山の自然に囲まれて思いました。
閉塞的な学びの空間から飛び出す学習を、この大学でまだまだ追究します。

コロナ禍での問いに「こども学」的に答える

【問題】新型コロナウイルス感染症によって大学生の学ぶ機会が損なわれています。あなたが大学教員ならば、どのように対応しますか?

【答え】

【解説】
今、大学教育には大きな問いが投げかけられています。
それは、「コロナ禍で大学生の学びを保障できるのか」という問いです。
上記の写真は、私なりに導き出した一つの答えです。
大学教育は、座学だけではありません。
ゼミ合宿、学外実習、学外研修、フィールドワーク、実地学習など、さまざまな形態があります。
私は、毎年、学生たちを大阪で唯一の村「千早赤阪村」に連れ出します。
そこで、里山学習をしてくださる地域の方のナビゲートのもと、山を歩き回り、自然とふれあい、自ら確保した薪を斧で割り、火を付け、たき火をしながら、その火で食事を作り、火を囲んで語り合います。
写真は、山の頂上付近で杉のつかまり競争をしている学生たちの姿です。
ここに「三密」はありません。あるのは、久しく見られなかった学生たちの授業中の笑顔。
教員の私にとっても、いい時間でした。

新型コロナウイルス感染症による制限は、教員の工夫次第で、ある程度乗り切れる。
学生の学びの保障を第一に考えれば、大学教育にできることは、まだまだあるはずです。

千早赤阪村での学びの意味やおもしろさについては、また別の機会にブログにて。

【Prerelease】GIGAスクール構想対策プロジェクト 始まる‼

こども学科・GIGAスクール構想対策プロジェクトが始まります(予定)

2019年12月,文部科学省が,「GIGAスクール構想」を提唱しました。GIGAとは,Global and Innovation Gateway for Allの略称です。1人1台の学習者用端末と高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備し,授業での活用を主な取り組みとして教育のICT化を推進していくことが構想のテーマ。ICTの活用・学習者用PC・学習と校務のクラウド化・校内LANの整備がポイントです。
GIGAスクール構想の実現 👆Click
ICT化は,先ず,ICTを活用することによる授業内容のプレゼン効果のUPを期待されますが,ICT化には,Study Logによる学習効果のUPも期待されます。
4年間の学びをデジタルで蓄積 振り返りによる ➡ 記憶の定着化 ➡ 教育効果UP期待

本学部は,全国にある‟こども”を冠する学部の第一号であり,幼児教育系においての伝統と信頼があります。次代の新しい時代においても,‟ICT幼児教育” をテーマに,Breguet やMercedesのように,原点であり,フロントランナーでありたいと思います。

以前,「‟ICT幼児教育のこども学科”を目指して‼? 科学PPT絵本制作 👆Click」で紹介しましたが,現在は,自称 ‟ICT幼児教育のこども学科” ですが,今後の研究・教育・実践活動を通して,周りの方々から,‟ICT幼児教育のこども学科” と認知され,呼ばれるようになって行きたいと思います。

こども学科・GIGAスクール構想対策プロジェクトに注目ください

1年生 幼稚園実習 @附属幼稚園

本学の附属幼稚園において,1年生の幼稚園実習が始まりました。

    

昨年,9月14日(月)から,4月に入学した1年生が,この実習に向けて,プレ・プレ実習で準備してきました 👆Click

いよいよ,これまでの成果を発揮できる機会です。学生たちは,2年生になったら参加する学外の幼稚園実習に向けて,十分な経験と自信を持ってのぞめるよう,真剣に取り組んでいました。

「こども学科SDGs宣言」実践レポート 幼児教育・ECD編

「脳と心」という一般教養の授業を担当しています。この授業で,ユニセフ(UNICEF (国際連合児童基金))が取り組んでいる,乳幼児期の子どもの発達(Early Childhood Development:ECD)キャンペーンの活動を取り上げています。

ECDとは,ユニセフが,世界各地の現場で積み重ねてきた経験と,脳科学をはじめとする最新の科学的知見を裏付けに,赤ちゃんが母胎の中にいる10か月間を含む8歳までの時期の大切さを訴える世界キャンペーンです。脳が急速に発達する人生の最初の数年間の極めて重要な時期に,両親がこれまで以上に子どもたちを保護し,より良い栄養,遊び,早期学習経験を与えることを手助けするというものです 👆Click

SDGsのグローバル目標では,目標1,目標2,目標3,目標4,目標10,目標16,目標17が該当するでしょうか。
      

2017年9月発表された報告書:「Early Moments Matter for Every Child(すべての子どもにとって“はじめ”が肝心)👆Click」では,主に次の①~④を報告しています。
①約7,500万人の5歳未満児が紛争の影響を受ける地域に暮らし,乳幼児期の脳細胞の結合を妨げる可能性のある有害なストレスを受ける危険性が高まっている。
②栄養不良,不健康な環境および病気が原因で,世界の1億5,500万人の5歳未満児が,彼らの身体と脳が本来持つ能力を十分に発揮して成長できなくなる発育阻害の状態にある。
③64の国々では,2歳から4歳の子どもの4分の1が,脳の発達に不可欠な遊び,読書,歌唱などの活動を行っていない。
④世界の約3億人の子どもが,最近の調査が子どもの脳の発達を損なうとする有害な大気のある地域で暮らしている。

ユニセフは,ECDへの取り組みがSDGs達成の基盤になるとして,特に,SDGsのグローバル目標4「すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し生涯学習の機会を促進する」の中のターゲット項目4.2「2030年までに,すべての子どもが男女の区別なく,質の高い乳幼児の発達・ケア及び 就学前教育にアクセスすることにより,初等教育を受ける準備が整うようにする。」の達成を重視しています。
   SDG4 icon SDGs4

「脳と心」の授業で,この課題の解決策を追求しようと,次のような課題を本学の大学生,附属の高校生に出題しました。

『「全ての子どもが男女の区別なく,質の高い乳幼児の発達・ケア及び 就学前教育にアクセスすることにより,初等教育を受ける準備が整うようにする」について,各学生に割り当てられたキーワードを4つ全て入れて,解決策を提案せよ。』

「こども学科SDGs宣言」実践レポート 環境教育編 👆Clickで紹介した方法と同じですが,学校・メディア・AIなど24のキーワードの中から,フリーの抽選ソフトを使い,4つのキーワードをランダムに選出し,それらを必ず入れて,テーマの課題解決策の提案をするPPTファイルを制作してもらいました。

附属高校3年生の提案を紹介します。この学生には,有名人・時計・AI・外国人のキーワードが割り当てられ,次のような提案をしてくれました。

 

 

    

課題に取り組んでいる過程で,ある生徒が,「なんでこの課題やらないとなの?」とポツリと言っていました。

2015年の国立大学改革プランに基づいた文部科学大臣決定「国立大学法人等の組織及び業務全般の見直しについて」では,大学の人文科学系・社会科学系の学部の再編が議題になりました。それらの動向を受け,ある文学部の先生が,「社会に出て直ぐに役に立つ知識・スキルは,直ぐに役に立たない知識・スキルになる」と仰っていたのが印象に残っています。

大学は,社会に出て直ぐに役に立つ知識・スキルの修得を,あるいは,のみを修得するところではありません。次代は,社会が急激・急速に変化する,世界情勢の大変革期の時代とされます。そのような社会で生きる上で,オープンエンドな課題や解決策が不明な課題に対して,解決策を案出し,実行できる力の育成を目指しています。このような考えで,課題を出題していることを理解してもらえれば嬉しいです。

引用:https://www.unicef.or.jp/ecd/
https://www.unicef.or.jp/news/2017/0198.html