データ駆動型GIGAスクール対策_小学校教員養成「理科指導法」「理科」

2022年前期に,こども学科の小学校教員養成として,「理科指導法」「理科」の授業で,
データ駆動型GIGAスクール対策を実施しました。

2021年6月,教育再生実行会議が,第十二次提言「ポストコロナ期における新たな学びの在り方について」を提出しました。この提言の中で,GIGAスクールは,次の段階として,データ駆動型教育(以下,データ駆動型GIGAスクール)への転換による学びの変革の推進があげられました。

今後,小学校で授業を担当する教師には,①学習状況のデータを管理する学習マネジメントシステムの活用促進による,個別最適化された学習の指導,②同時双方向,オンデマンドも活用した授業モデルの構築・検証を促進する重要性があげられました。

①②のことに対応するため,文部科学省より「MEXCBT教員養成学部試行用2」,LoiLo株式会社より「ロイロノート・スクール」の管理アカウントを提供して頂きました。学生たちには,MEXCBT(メクビット)とロイロノート・スクールを活用した模擬授業を,「理科指導法」「理科」の課題にしました。

  

学生たちは,初め,MEXCBT,ロイロノート・スクールの使用方法に慣れていない様子が見られましたが,模擬授業に向けて練習を重ねているうちに,模擬授業で使うロイロノート・スクールのノートをきれいに作成し(右上),MEXCBTで授業の確認問題を出題・解答(左上)してもらうことに,とても上手に使いこなせられるようになっていました。

今後の小学校教員養成にとって,データ駆動型GIGAスクール対策はとても重要な課題です。こども学科でも,非常に重要な課題として,取り組んで行きたいと考えています。