小学校教員養成・GIGAスクール対策レポート_2021 in理科指導法+理科

文部科学省が,2019年12月,GIGA(Global and Innovation Gateway for All)スクール構想を提唱しました。ICTを活用した授業を実践できるように,ICT機器の導入・活用,ICTの活用を助けるGIGAスクールサポーターの派遣,ICTを活用した授業を実践できる教員の養成・・・などなどが,進んでいます。

少し難しい話ですが,2021年6月,教育再生実行会議が,第十二次提言「ポストコロナ期における新たな学びの在り方について」を提出しました。この提言の中で,現代・次代の時代は,予測困難なVUCA(ブカ/ブーカ:Volatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性))時代が到来。Society5.0時代に向けた動き,Digital Transformation(DX)の潮流とも相まって,従来の方程式では解が見つからない社会問題に,どう取り組んでいくかが提起されました。
2021年は,GIGAスクールは,導入から,データ駆動型教育(DDE:Data-driven Education)の新たな段階へ進展されました。教育界は,まさに,激動・激変の中にあります。

こども学科では,このような教育界の状況に対応,そして,そのような教育界で主力となり主導すべく,小学校教員養成について,種々な対応を進めています。そのひとつとして,小学校教員免許取得に必修の「理科」「理科指導法」の授業における,2021年のGIGAスクール対策の授業実践をレポートします。

【理科】こども学科の2年生が主に受講
「理科」の授業では,学生に15分間の模擬授業を実施することを課題としています。
2021年度は,第3学年「太陽と地面の様子」,第4学年「天気の様子」,第5学年「振り子の運動」,第6学年「てこの規則性」の単元を模擬授業の課題単元としました。
8号館の一教室に新たに設置されたインタラクティブ機能搭載プロジェクタを使い,GIGAスクール対策のスタートとなる模擬授業に取り組みました。

 

【理科指導法】こども学科 3年生が主に受講
「理科指導法」の授業では,学生に30-35分間の模擬授業を実施することを課題としています。
2021年度は,第3学年「磁石の性質」,第4学年「空気と水の性質」,第5学年「振り子の運動」,第6学年「てこの規則性」・・・の各学生1単元を模擬授業の課題単元としました。
Microsoft 365 One Noteを活用して,‶Smart″,‶Interactive″をテーマに,班による協働学習による理科授業を想定した模擬授業を課題としました。

 

授業後,次のような点に留意して模擬授業を実施した感想を話してくれました。
学生①「OneNoteを効果的に活用できるように,教師の話を聞く時間,実験をする時間,板書する時間,OneNoteに取り組む時間をそれぞれが重ならないように計画し実施した。時間を区切ることでそれぞれの課題に集中して取り組むことができ,授業への集中力を高める内容を意識した。」
学生②「OneNoteによる一目で,他の班,クラス全体の意見を共有できる点は効果的な活用法だと感じ,必ずOne Noteに書き込む前後で発表させるという自分なりに考えた指導上の留意点を意識して,模擬授業を計画・実施した。」

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こども学科の3年生の学生は,9月,大阪府,兵庫県などの小学校で教育実習に取り組みました。
こども学科の学生も,実践食物学科に続き,教育現場で活躍してくれることを期待しています。
そのためにも,既にGIGAスクール対策が進んでいる教育現場でハードルなく,ICTを活用した教育が実施できるよう,木目細かく・丁寧にサポートしていきたいと思います。

引用:教育再生実行会議 第十二次提言(2021)