こども学科にはこども学のゼミほかに、<子ども>をキーワードにして、教育学、造形、音楽、心理学、文学など様々なゼミがあり、3年次から希望のゼミに配属されます。下の写真は、人気の高い音楽ゼミの演奏会の写真です。丹山教授の丁寧なご指導のもと、2年間かけて音楽を追求します。演奏会には毎年足を運んでいますが、学生たちのひたむきな姿に感動し、楽器を演奏する技術を身に付けることの素晴らしさを感じます。その技術は学生時代の素敵な思い出とともに、一生の財産になるに違いありません。
こども学科にはこども学のゼミほかに、<子ども>をキーワードにして、教育学、造形、音楽、心理学、文学など様々なゼミがあり、3年次から希望のゼミに配属されます。下の写真は、人気の高い音楽ゼミの演奏会の写真です。丹山教授の丁寧なご指導のもと、2年間かけて音楽を追求します。演奏会には毎年足を運んでいますが、学生たちのひたむきな姿に感動し、楽器を演奏する技術を身に付けることの素晴らしさを感じます。その技術は学生時代の素敵な思い出とともに、一生の財産になるに違いありません。
梅田ゼミの卒業研究の紹介をします。
写真の学生さんたちはタバコの研究をしています。これまでタバコというとニコチンとか発がん性物質の研究でしたが、もっと毒性の強い重金属が含まれているのではないかと考えました。カナダの研究者が基準値を超えるカドミウムを検出したことがきっかけです。カドミウムというとイタイイタイ病という公害病の原因物質として有名で、中枢神経や内臓・骨にダメージを与えます。
コンビニで日本のタバコを集め、学生の友達がアジアの国に行った時に買ってきてもらったりして現地のタバコを集め、分析をしました。その結果、日本のタバコはカドミウム、タイは鉛、中国はカドミウムと鉛というように国によって含まれる物質は違うものの、人体にきわめて有害な重金属が高濃度で検出されました。そんなタバコを小さな子どもが吸うと、体に大きなダメージを与えるに違いありません。タバコは子どもの敵と改めて実感しています。新しい発見かつ多くの人に知ってもらいたい内容なので、公表する予定でいます。なお取材は歓迎いたしますので、梅田までご連絡くだされば幸いです。
最近、毎日のように子どもの自殺のことがメディアにとりあげられています。学校に通う子どもに特化してみれば、年間約500人、一日2.5人が自ら命を絶っていて、しかもその大半がいじめなど学校生活に原因があるのです。そして、2学期は一番長い学期なので、嫌で嫌でたまらない学校が始まる9月の自殺が年間で最も多くなるそうです。こども学科の教員として、色々と考えさせられます。
「いじめを許さない学校」で検索すると、通信制の学校がヒットします。こども学科にも通信制高校出身の学生がいて、本当によく頑張っています。そんなこともあって、通信制の高校を一度見てみたくて、学生募集ということで大阪市内の複数の通信制高校に行ってきました。先生や生徒さんと話しました。しっかりと自分の意見をもっていた生徒さんが印象的でした。「これまで学校で辛いことがあったけど、通信制の高校に行って本当によかった。大学に行って夢をかなえたい」と語っていました。こういう生徒さんを本当に応援したくなりますし、通信制高校の素晴らしいところをみることができました。もし東大阪大学に来てくれたら夢をかなえられるのにと思いながら聞いていました。
私のゼミー梅田ゼミは他のゼミよりも元不登校が多い、おそらく元不登校の一番多いゼミです。でもそれは本人たちの能力ではなく、いじめとかの学校の問題であって、むしろ他の人にはないよいところがたくさんあります。たとえば、学問を新鮮に感じてくれるので、卒業研究はとても熱心に取り組み、大発見をしてくれたりします。子どもの現場に就職しても、細やかな心配りができます。小学校の時に勉強するか、大学でするかの違いで、能力的に違いはありません。「子ども時代の経験こそが大切」という根拠のない論調が目立つ昨今ですが、すべての経験が大切ですし、いつからでも修正可能です。就職ということでいうと、ゴールの前の4年間は最も大切に思います。過去の栄光よりも、大学での就職活動がまさるからです。
通信制の高校生のみなさん、受験お待ちしています。キャンパスの見学や入試相談は、東大阪大学入試広報部(06-6782-2884)までご連絡ください。私、梅田ご指名でもいいですよ!!
下の写真はこども学科の学生たちに大人気の渡邉由之准教授です。こども学科の中核となる科目「こども学I」を副学長とともに担当し、東大阪大学でしかできない「学び」をつくられています。
「一人ひとりの子どもが生きる現実への理解を試み、子どもの生存と学習を支える教育実践を生みだし、それに取り組む教師・援助者のあり方を考える『臨床教育学』」を専門とされ、たくさんの著書・論文・学会発表のある先生です。最前線の研究や携わる研究者にふれることができるのも大学の魅力の一つです。
東大阪大学でこども学を学び、子どもと子どもが生きる現実世界について理解を深めてみませんか?子どもを通して世界を見れば、この現実世界を違った景色に感じます。そしてそれは未来の世界へとつながる景色なのです。