10月の陸上日本選手権 女子800mで優勝したこども学科3年・川田朱夏さん,女子やり投げで優勝したこども学科卒業生・佐藤友佳さんの祝勝会が開催されました。
祝勝会では,附属幼稚園の園児のかわいいお祝いや,敬愛高校の生徒の校舎の窓からのお祝いもありました。
明るい話題の集まりで,学園の団結も感じられた,とても晴れやかでこころ温まる祝勝会となりました。
本日のような祝勝会が何度でも開催されることを期待したいと思います。
10月8日(木),卒業研究論文の中間発表会(後半)を開催しました。
後期授業が開始され,間もない時期ですが,学生たちは現在まで取り組んでいる卒業研究論文を発表しました。よく進めているなぁと思う学生もいれば,副指導教員への提出まで2ヶ月なのにできるかなぁ?と心配になる学生もいました。本当に完成できるのか?サスペンス映画を観るよりドキドキします。
卒論提出まで,あと少し。頑張って完成あるのみ ‼
ちなみに,学生たちは次のようなテーマの卒論に取り組んでいます。
「子どもの自尊感情を高めるための授業作り~他者を尊重し,自己をつくる教育~」「授業の中での子どもの「発言」がもつ意味とは」「子どもの発達を支える絵本教材に関する研究」「大学生の自閉症理解」「水族館の魅力」「おもちゃの発祥を探る~縄文時代から現代のおもちゃについて~」「スポーツをするのに筋力トレーニングをするのはなぜか」「ディズニーランドとディズニーシーは老若男女に愛され魅了されるのはなぜか」「ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』における内面描写と人間関係」「淀川と地域の人々との関わり」・・・
川田朱夏さんが,陸上日本選手権 女子800mで優勝しました。
2020年 女子800m 優勝
2018年 女子400m 優勝
川田さんは,2018年に女子400mで優勝,そして,2020年に女子800mで優勝しました。
これは,1988年に女子400m,1989年に女子800mで優勝した山地佳寿美さん以来の快挙です。
400mはクラウチングスタートで自分のレーンの中を走る短距離種目,800mはスタンデングスタートで位置取りや駆け引きのある中距離種目です。この両方を制する力がある選手が日本に30年ぶりに誕生したのです。
なんと凄いことでしょうか!! この偉業に注目が集まってほしいです。
本学科卒業生の佐藤友佳さんが,第104回日本陸上競技選手権大会 女子やり投げで優勝しました。優勝おめでとうございます‼
記録:59m32
佐藤さんは,東大阪大学こども学部こども学科卒業後,東大阪大学附属幼稚園で勤務していました。その後,現所属のニコニコのりへ移籍し,今大会で,日本記録保持者を抑えて,初の日本一に輝きました。
東大阪大学附属幼稚園で勤務していた時は,多くの大会に参加し,幼稚園の先生方からも「日本国中を回っているのにいつ準備をしていつ練習をしているの?」と聞かれるくらいに,仕事に手を抜くことなく,陸上でも活躍していました。
敬愛高校の頃から,やり投げ選手として活躍し,本学科に進学後も,練習・競技大会と,忙しくしている中,幼稚園教諭1種免許・保育士証・小学校教諭1種免許を取得し卒業しました。
卒業生の活躍は,誇らしいですし,来年予定されている東京オリンピックで活躍する姿を見せてもらいたいと願います。
余談ですが,一部メディアでは,「美女アスリートと話題!」とのことです。
9月14日(月)から,本学の附属幼稚園において,幼稚園プレ実習が始まりました。これは,4月に入学した1年生が,来年2月に附属幼稚園で実施する幼稚園実習に向けての準備のための実習(プレ実習)です。2年生になった時に学外の園に幼稚園実習に参加する,その前に本学の附属幼稚園に実習に行く,その前の実習に当たります。プレ・プレ実習と呼んだ方が良いのかもしれません。
本年度は,1年生は4月に入学したものの,対面授業が始まったのは6月1日からでした。例年より期間が短く,プレ実習開始が差し迫った中,学生たちは,集中して講義を受講し,指導を受け,事前に附属幼稚園に見学に行き,プレ実習本番を迎えました。学生たちは本当によく,これまで取り組んできたと思います。その背景には,本学科の幼保担当の先生方,附属幼稚園の先生方の献身的なご尽力と,学生に実際に実習に参加して欲しい,実習に参加してこそ得られる知識・経験があるとの思いがあります。現況の中,4月の入学以来,大学に一度も通ったことがなく,On Line授業をひたすら受講している大学生が多くいると聞く中で,本学では,6月から対面授業を開始し,9月には幼稚園実習を実施しています。マンモス校ではない,本学の強みの1つであろうと思います。
学生たちには,幼稚園プレ実習を通して,将来,大阪,近畿の幼児教育の中心となる人材へと育っていって欲しいと,期待しています。現況の中で参加できる今回の幼稚園プレ実習は,それだけの期待がかかる貴重な経験であると思います。
9月13日(日),2020年度 5回目のオープンキャンパス(OC)が開催されました。
今回のOCでは,今井美樹先生の体験授業「折り紙と空間認知~楽しくトライ! 保育現場で使えるおりがみ~」を受講してもらいました。保護者の方を含め,参加生徒に,保育現場で折り紙を使う意義と空間認知に対する有効性について学習してもらいました。そして,学習後に,折り紙を折る体験もしてもらいました。折り紙を折る体験は,久しぶりのようですが,幼年期の経験もあるので,折りだすと,思い出したように折ることができ,楽しく体験授業を受講してもらったように感じました。
体験授業の後は,キャンパスツアーに参加してもらいました。「こども研究センター」「音楽棟」「キャリアサポートセンター」などを見学してもらいました。当初の予報では雨でしたが,快晴とまではいきませんが,気持ちの良い青空のもと,キャンパス内を見学してもらいました。
10月18日(日)に,次回 6回目のOCが開催されます。参加していない生徒諸君,本学のOCに参加せず進路希望を決めるのは早計です。ぜひ,参加してみてください。進学先が決まります。
いつもと違う開始となった今年度の前期ですが,どうにか授業・定期考査を実施することができました。学生は,9月末までの長期の休みになりますが,安全・健康に気をつけて,何事もなく元気な姿を後期に見せて欲しいと思います。この長期の休みの中,将来に向けての学びを深めると共に,教育・保育に携わる者として,教養を広め・高めて欲しいと思います。そこで,こんな本を読んだらいいよ,こんな映画を観たらいいよ,こんな音楽を聴いたらいいよ,などなどを推薦させてもらいます。先ず隗より始めよ,ということで,次を推薦します。あくまで,個人の独断と偏見と嗜好に基づくものです。
①安宅和人著『シン・ニホン:AI×データ時代における日本の再生と人材育成』2020年
McKinsey & Company, Inc.を経て,Yahoo JAPANでCSO:Chief Strategy Officer(最高戦略責任者)を務める著者ならではの現状と今後の認識のもと,日本の将来についての課題を示した最新作です。次代を生きるために,次代を生きる児童の教育に携わるためにはどうしたら良いのか?そんなことを考えさせられる著書です。
②E.ブロンテ原作 映画『Wuthering Heights(嵐が丘)』1992年イギリス制作
原作が世界の十大小説と言われる著名な作品で,1939年の映画化以来,何度もリメークされていますが,1992年にイギリスで制作された作品を推薦します。何が良いか,音楽が良いです。坂本龍一さんのオリジナルスコアです。オリエント三部作のように,広く知られ高く評価されている作品ではありませんが,メロディの美しさと,オーケストレーションの巧妙さは,後期ロマン主義の流れを汲むと称せられる,坂本作品ならではの秀逸作です。音楽を聴くだけで価値のある作品だと思います。OSTは,中古では,なんと1円で買えます。
③カズオ・イシグロ著『日の名残り(The Remains of the Day)』1989年
2017年にノーベル文学賞を受賞した,カズオ・イシグロの代表作の1つです。時代が移り行く中,自身の成すべきことを直向きに行いながら,時代の変化にも対応しようと取り組む主人公の姿は,現況の中,読むのに適した作品であると思います。日本にルーツのある著者の作品であるため,親しみを持って読める世界の名著です。
こども学科 3年 川田朱夏さんが,女子800mで優勝しました。
8月23日(日),来年,東京オリンピックが開催される予定の国立競技場で,セイコーゴールデングランプリ陸上2020東京が開催され,女子800mで見事に優勝しました。
優勝おめでとうございます ‼
優勝タイム:2’05″60(2分05秒60)