3月に途中経過をお知らせしていたモニュメントが完成し、10月7日、設置場所である豊国神社(滋賀県長浜市)にて除幕式が開催されました。
羽柴(豊臣)秀吉坐像制作は「長浜開町450年記念事業」の一環として企画され、足掛け5か月の原形制作期間を経て完成。その後ブロンズ像として鋳造されお披露目となりました。像の高さは約120cm。座高でこのサイズですから、もし立ち上がったとすれば2.4mぐらいの身長になるでしょうか。
長浜の街を開いた当時の若き日の秀吉の肖像画などは現存しないため、関係者と打ち合わせをしながら頭像の試作を重ねたうえで制作を進めました。したがってこの像は、関白でもなく太閤でもない織田信長配下の一武将だった羽柴秀吉の姿です。
時間的にかなりタイトなスケジュールでしたが、その分やりがいのある仕事でした。(実際、制作期間の2月中旬から6月初旬まで、休日はほぼありませんでした泣)
美術造形系科目担当教員は、こういった作品制作も研究活動となるのだというお知らせです。