こんにちは、実践保育学科で「音楽」を担当している篠原です。
さて今回は、「音楽よもやま話 Part1」と銘打って、ちょっぴり敷居の高い?と思われがちなクラシックの世界を、ゆるーくご紹介できたら、と思っています。
まず、皆さんが真っ先に思い浮かべる有名な作曲家って、誰でしょうか?
バッハ、ショパン、ベートーヴェン・・・
世間に流れている多くの音楽の中でも、ベートーヴェンの作品ほど誰もが知っていて、身近なものはないのではないでしょうか。
ベートーヴェンに私はお会いしたことはありませんが(彼は1770年に生まれていますから)、その作品に触れることは多く、いつも近くに感じています。
例えば、「エリーゼのために」は、冒頭の部分だけなら弾けるよ、って人が多いと思います。誰もが知っていて、ちょっぴり弾ける「ネコふんじゃった」のような親しみがありますね。
そして、かの有名な「ダダダダーン!」の「交響曲第5番 運命」に至っては、最近放映されたドラマ『天国と地獄~サイコな2人~』の主題曲にもなっていました!
アレンジされているので、もはやクラシックには聴こえなかったのが不思議で新鮮。
音楽室によく飾られている肖像画は、ちょっぴり強面(こわもて)のお顔で、髪を振り乱して作曲してる感がありますが、実はとっても繊細で、恋多き人だったようです。
でも、すぐに恋をしては振られ、恋を語っては果たせない悲しい思いをしていたようです。
「エリーゼのために」は、実は「テレーゼのために」と書かれていたのですが、悪筆だったため、間違って後世に伝わってしまったのです。
なんと、そのテレーゼはベートーヴェンが愛した女性なのです!
そして、大の引っ越し魔(あえて魔と言いたい!)で、青年期から亡くなる56歳までに79回も!!引っ越しをしていたことには、驚きを超えて呆れます。
大家さんと喧嘩しては引っ越し、曲作りのインスピレーションが枯渇すると引っ越し・・・。
ピアノの運搬だけでも大変そう、と思うのは凡人の私だけでしょうか・・・。
実践保育学科の「演奏発表」では、時折ベートーヴェンの作品が演奏(ピアノ)されます。
その時、学生たちはその曲の美しさや偉大さに触れて感動してくれます。
感性が豊かな若い人達の心に、ポップスやロックと同じように、クラシックがちゃんと響いていることを実感しています!