保育英語」カテゴリーアーカイブ

保育英語 5-3、5-4、続けて掲載いたします。

保育英語5-3

皆様、長い間保育英語をお休みしていました。コロナ等の事情で中断していました。申し訳ありません。
たけし君が、発表会のご挨拶をしたいと手を挙げたもののよく考えると自信がなくなったところからです。

たけし:明日、大きな声で言おうかな、小さな声で言おうかな。だって発表会の日にご挨拶をしたいかどうかわからなくなってきたんだもん。

けんた:僕はね、大きな声で言う。

よしお:僕も。


Among three boys ~~~~~~~~~~

Takeshi: I’m wondering I should say it in a loud voice or a quiet voice.
I may not want to say the greeting on the day of the show.

Kenta: I will try it in a loud voice.

Yoshio: Me, too!

豆知識******************

among  ~の間で
wonder ~かどうかしらと思う
小さな心で一生懸命悩んでいる様子がわかりますね。

保育英語5-4

翌日

田代先生:三人とも大変上手に紙を見ずに言えました。たけし君が一番大きな声で言えたと思う人、手を挙げてください。ではけんた君が一番大きな声で言えたと思う人、手を挙げてください。では、よしお君が一番大きな声で言えたと思う人、手を挙げてください。一番たくさん手をあげてもらえたのはけんた君なので、ご挨拶はけんた君にやってもらいますね。

たけしのひとりごと:大きな声で言ったけど選ばれなかった。ホッとしたよ。

The next day ~~~~~

Ms. Tashiro: You all performed very well, thank you! Now everyone.
If you think Takeshi said it the loudest, raise your hand.
Okay, then, if you think Kenta said it the loudest, raise your hand.
Now, if you think Yoshio said the loudest, raise your hand.
Oh, Kenta got the most hands.
So, Kenta, I will ask you to say the greeting on the stage on the day.

Takeshi said to himself: I was not chosen though I used a loud voice. I’m relieved.   

豆知識 *******************

田代先生の言葉の5行目、一番たくさんの手を得ることができたという表現は英語らしいです。手を挙げた人が多かったとするとややこしい英語になりますからね。たけし君は大きな声で言ったけど選ばれなかった。ホッとした、というところとてもかわいいと思いました。

though I used a loud voice  大きな声で言ったけれど  though の使い方は難しいです。後ろから訳して、「けれど」とつなぎます。

このあと、たけし君のお母さんは「大きな声で言ったのは、ほんとに偉かった。選ばれなかったことはどっちでもいい」とたけし君に言ったそうです。いいお話でした。

ご質問がありましたら下記の大矢のアドレスに連絡をください。

sa.oya@higashiosaka.ac.jp
実践保育学科 教授 大矢智子
校正 日本在住 保育所勤務 ジェニファー・グロースマン

久しぶりに保育英語を投稿しましたが、ここでしばらくお休みします。3年間投稿させていただきましてありがとうございました。またお目にかかる日を楽しみにしています。

保育英語は、しばらくお休みしますが、ご質問はいつでもお受けいたします。

保育英語を楽しもう!<No.5-1>

Nursery English 5-1

今回のストーリーは実際に年長児さんのお母さんから聞いた話をもとに作りました。4話にどんな展開があるか楽しみにしていてください。

 

Ms Tashiro: We are going to have the school play in two weeks. Does anyone want to give a greeting?   If you want to, raise your hand.   Oh, Takeshi, Kenta, and Yoshio are raising their hands.   Okay then, read this greeting one by one.

“Now we are going to show you our school plays. Please enjoy the show!”

田代先生:もうすぐ (2週間後) 発表会ですね。最初のご挨拶やってくれる人、手を挙げてください。 たけしくんとけんたくんとよしおくんが手を挙げてくれてます。じゃあ、これを大きな声で読んでみてくれる。

「これからぼくたちの発表会をはじめます。どうぞ、最後までごらんください。」

英語の豆知識 ************************
発表会はschool playのほかにschool recital や kindergarten recital も考えられます。ここでは一番れた簡単なものを選びました。
二週間後は、in two weeks となっています。3年後ならin three years となります。この意味のin はしっくりきませんね。after と置き換えても通じますがin を使ったほうが英語らしいです。
ご質問がありましたらお尋ねください。sa.oya@higashiosaka.ac.jp

 

東大阪大学短期大学部実践保育学科
教授 大矢智子
英文校正 日本在住米人
保育園勤務 ジェニファー・グロースマン

保育英語を楽しもう!<No.4-4>

English for Nursery 4-4

Yoko: Wow, that’s true. It became shiny after I put a lot of dry sand.
Thank you, Ms Tashiro.
Ms Tashiro: Good! You should teach other boys and girls how to make it.
Yoko: Okay!

ようこ:わー、ほんとうだ!サラサラの砂をいっぱいかけたらピカピカになってきた!ありがとう先生!
田代先生:よかったわね。みんなにも作り方を教えてあげてね。
ようこ:うん。

****************

英語の豆知識

It became shiny after I put a lot of dry sand.

after以下の文章がなく、「光ってきたよ!」だけならIt has become shiny! と完了形で言います。ここはafter 以下の文章で時を限定しているのでitで始まる文章が過去形になっています。時を決めず、できた!なった!だけなら完了形で言います。

should は前にもふれたと思いますが「べき」のような強い言い方ではありません。~~したらいいよ、くらいの意味です。mustやhad betterはきついので普通の会話では使わないようにしましょう。

how to ~~  ~の仕方という意味です。日本語でも実用書をハウツーものの本と言いますね。

 

写真は下記のサイトから使わせていただきました。
http://www.kyokyo-u.ac.jp/youkyou/4/english4.htm

 実践保育学科教授 大矢智子
校正 日本在住保育所勤務 ジェニファー・グロースマン

保育英語を楽しもう!<No.4-3>

English for Nursery 4-3

Yoko: Oh, why is yours so shiny?

Mine is not shiny like that.

Ms Tashiro: Then you should sprinkle more dry sand.

 

ようこ:えー?なんで先生のはピカピカなの?私のはピカピカじゃないのに。

田代先生:じゃあ、もっとサラサラの砂をかけて見るといいわね。

****************

英語の豆知識

ようこちゃんのセリフに出てくるlike は「好きです」という意味ではありませんね。~のようなとか、~のようにと訳します。実は前置詞です。ですからlikeのうしろには名詞かまたは、名詞の働きをする句がきますよ 。

田代先生のセリフの中にshould がありますが、教科書ではよく「べき」と訳しますね。これは実際にはもっと弱くて親切な言葉ですから、ここで使っているように「~してみたらどう」「~しらいいと思うわ」「遠慮せずに~していいのよ」というような場面で使います。「べき」という強い気持ちはhad better やmustを使うと伝わります。

写真は下記のサイトから使わせていただきました。
http://www.kyokyo-u.ac.jp/youkyou/4/english4.htm

実践保育学科教授 大矢智子
校正 日本在住保育所勤務 ジェニファー・グロースマン

保育英語を楽しもう!<No.4-2>

English for Nursery 4-2

Yoko: First, I should use wet dirt and make it round.

Then squeeze water out and make a hard ball, right?

Ms. Tashiro: Yes, that’s right. When it becomes hard, sprinkle some dry sand on the ball.

Yoko: Okay, I understand.

 

ようこ:最初はギューって握って丸くして、水を押し出して固いボールを作るんだよね。

田代先生:そうよ。固まってきたらサラサラの砂をかけるのよ。

ようこ:わかった。やってみるね。

写真は下記のサイトから使わせていただきました。
http://www.kyokyo-u.ac.jp/youkyou/4/english4.htm

英語の豆知識**********************

dirt は泥です。Dog dirt になると排泄物になります。Dirtyというと厭らしいという意味になります。それなのに最近Natural Dirt(Natural Dirty)というブランドができたりして何が何だか。。。。
squeeze は絞るという意味です。ゆでたほうれん草を絞って余分な水分を出すというのを簡単に言いますと。Squeeze water out of boiled spinachとなります。
sprinkle はふりかけるという意味です。ホテルの部屋などで不意に火が出たらスプリンクラーから水がザザーッと出てくるのです。卵の目玉焼きに塩を振りかけるときにもsprinkleが使えます。このときはザザーっとではなくぱらぱらです。分量は時と場合に依りますね。

ご質問がありましたら下記の大矢のアドレスに連絡をください。
sa.oya@higashiosaka.ac.jp

実践保育学科 教授 大矢智子
校正 日本在住 保育所勤務 ジェニファー・グロースマン

保育英語を楽しもう!<4-1>

English for Nursery 4-1

Yoko:  Let’s make some shiny mud balls

Ms Tashiro:  That’s a good idea. Let’s do it!

Yoko:  Yeah!

 

ようこ:泥団子を作りましょう、先生。

田代先生:いいわねえ。やりましょう。

ようこ:やったー!

*******************

英語の豆知識

やったー!の表現は、このほかにもGoody! Yahoo! があります。
今回は文法で取り上げるところがありませんでした。読みやすいですね。

写真は下記のサイトから使わせていただきました。
http://www.kyokyo-u.ac.jp/youkyou/4/english4.htm

ご質問がありましたら下記の大矢のアドレスをお使いください。
sa.oya@higashiosaka.ac.jp

実践保育学科 教授 大矢智子
日本在住 保育所勤務 ジェニファー・グロースマン

保育英語を楽しもう!<No.3-4>

English for Nursery (3-4)

Ms. Tashiro: Oh, that’s a good idea.

Yoko: Let’s play house.

Takeshi: Okay.

 

田代先生:それはいいわね。

ようこ:じゃあ、ままごとしよ。

たけし:いいよ!

***********************

英語の豆知識

おままごとをする、はplay house というんです。play ~~ は~~ごっこをするという意味になります。奏でるはplay the 楽器、ですよね。ボールを使うゲーム的なスポーツをする場合はplay スポーツですね。play piano はthe が落ちているので、厳密にまたいじわるく訳すとピアノごっこをするとなりますね。しかし現実には話の前後関係からこんな誤解をする人はいないでしょうけど。よく使う例はお店屋さんごっこをすると言う英語はplay store や play shop といいます。

ご質問がありましたらメールでお尋ねください。私が答えることが出来る範囲でご回答申し上げます。sa.oya@higashiosaka.ac.jp

実践保育学科 教授 大矢智子(オオヤサトコ)
校正 日本在住 保育園アシスタント ジェニファー先生

保育英語を楽しもう!<No.3-3>

English for Nursery (3-3)

Ms. Tashiro: Yoko was using it, but Takeshi thought she wasn’t.

               What shall we do?

Takeshi: Ummmm. Then how about using it together?

 

田代先生:ようこちゃんは使っていた、だけどたけしくんはようこちゃんが使っていないと思った。どうすればいいかな~。

たけし:うーん。じゃあ、いっしょに使うのはどう?

英語の豆知識 ***************

「ようこちゃんは使っていないと思っていた」の英文はshe wasn’t となっています。using itを省略しています。繰り返しを避けるのが英語の一つの特徴です。繰り返すとそこが強調されて不自然になりますから。

Shall we と言えば、映画 ”Shall We Dance?”を思い出します。「~しましょうか?」と言う意味ですから、What shall we do?の直訳は「何をしましょうか?」ですが、「どうしましょうか?」と言う意味で使うのが普通です。

How about ~ing? は「~するのはどうですか?」と言う意味です。これはこのままカタマリで覚えてしまいましょう。

ご質問がありましたらメールでお尋ねください。私が答えることが出来る範囲でご回答申し上げます。sa.oya@higashiosaka.ac.jp

実践保育学科 教授 大矢智子(オオヤサトコ)
校正 日本在住 保育園アシスタント ジェニファー先生

保育英語を楽しもう!<No.3-2>

English for Nursery (3-2)

Ms. Tashiro: Takeshi, did you take this toy from Yoko?

Takeshi: No, I didn’t take it from her. Yoko wasn’t using it!

Yoko: Yes, I was!

 

田代先生:たけしくん、このおもちゃをようこちゃんからとったの?

たけし:違うよ。とってないよ。ようこちゃんは使ってなかったもん。

ようこ:えー!わたし使っていたよ。

英語の豆知識*************

また、Yes/Noの反対現象が起こっていますね。最後のYesは「いいえ、使っていました」と訳すわけですが、堅い感じがしますので、「えー!(違うよ)わたし使っていたよ」と訳しておきます。
ご質問がありましたらメールでお尋ねください。私が答えることが出来る範囲でご回答申し上げます。sa.oya@higashiosaka.ac.jp

実践保育学科 教授 大矢智子(オオヤサトコ)
校正 日本在住 保育園アシスタント ジェニファー先生

保育英語を楽しもう!<No.3-1>

English for Nursery (3-1)

Yoko: Waaah waaah!

Ms. Tashiro: What’s wrong, Yoko?

Yoko: Takeshi took my toy.

Ms. Tashiro: I see. Shall we go and talk to him?

 

ようこ:わーんわーん。

田代先生:どうしたの、ようこちゃん。

ようこ:たけし君が私のおもちゃをとった。

田代先生:そうなの。じゃあたけし君のところに行ってお話ししましょう。

 

英語の豆知識 *******************

わーんが、英語表記ではWaaah!となっていますね。英語と日本語の動物の鳴き声や擬音の違いには驚かされますね。犬の鳴き声ワンワンはbow wow。豚の鳴き声ぶーぶーはoink oink。ドアをたたく音コンコンはknock knockというように。

幼児と先生の会話なのにshall we なの?と疑問をいだかれるかもしれません。現場ではこどもから幼児語が出ても、先生はなるべく普通の言葉で返答していると思います。方言は出てもいいと思いますが、幼児語で返すのはよくないですね、親子の会話の場合は許されるでしょう。

ご質問がありましたらメールでお尋ねください。私が答えることが出来る範囲でご回答申し上げます。sa.oya@higashiosaka.ac.jp

実践保育学科 教授 大矢智子(オオヤサトコ)
校正 日本在住 保育園アシスタント ジェニファー先生