オープンキャンパス

8月23日、今日はオープンキャンパスで、この記録破りの暑さの中、保護者の方、引率の先生を含めて、20人以上が参加してくださいました。今年度は、毎回多くの参加者が来学されて、盛況のうちにオープンキャンパスが行われています。

やっぱり、コロナ過で、国家資格が就職に強いということが認識されているのも、原因の一つだと思います。少し前は、安定志向というと、公務員や大企業だったのですが、今は医学部人気の高まりでもわかる通り、「資格志向」に変化しています。

介護福祉士の国家資格を取るために、本学に進学して頑張ろうという生徒さんたちが多いことを心強く思います。次回は9月13日(日曜日)10:30受付、11:00開始です。

鷹野@学科長

8月23日 オープンキャンパス

気温は相変わらず高いのですが、湿度が少なくて、昨日から若干過ごしやすくなっていますね。本学では23日日曜日に、オープンキャンパスを実施します。介護福祉士養成課程は全国にたくさんあるけれど、一つのキャンパスで、これだけ設備が充実した養成施設はなかなかありませんから、実際に見てもらうと良さが実感できると思います。

日本は学歴社会。良くも悪くもそれは事実ですから、短期大学士という学位を取得できる本学に進学する意義は大きいのです。学歴社会というのは、平等な社会という一面をもっています。100mを9秒台で走れる生まれつきのエリートだけが競うオリンピック等とちがって、勉強すればだれにでもチャンスがあるのが学歴社会です。学費が無利子で借りられるというのも、大きなメリットの一つ。お金がないから進学をあきらめるという人も多いと思いますが、介護福祉士コースでは、公的な手厚い貸し付けが受けられます。だから、より平等なんです。

そして、介護福祉士という国家資格を持って、卒業して即戦力として働くことができます。もちろん、就職は100%確実。設備だけではなく、教員、在学生との直接の触れ合いも楽しみにしてください。みんな首を長くして待っています。

高校の先生のご訪問

本日、高校の教科福祉のご担当の先生が来学されて、後期の高大連携授業の打ち合わせを行いました。

介護福祉学科では、地域貢献の一環として、様々な高校、中学等への出前授業も実施しています。

ご希望があれば、ぜひお知らせください。

鷹野@学科長

卒業生たち

東大阪、その近隣で働いている卒業生たちが、時々顔を見せてくれます。我々教員は、そういう成長した姿を見ることが楽しみの一つです。

介護職には、技能実習、初任者研修、実務者研修、そして介護福祉士と、様々な人々がいます。本学科の卒業生は、もちろん介護福祉士なので、卒業してすぐに「リーダー的存在」として期待されるので、卒業生は大学で学んだ基本を元に一気に成長します。

卒業生に会うたびに「大人になったなぁ~」って、本当にそう感じます。学生時代はそこそこだったのに、「こんにちは」「在学中はお世話になりました」「今は、生きがいを持って頑張っています」「厳しくても優しく教えてくださってありがとうございました」「また伺います。今日はありがとうございました」と、あまり成績の良くなかった留学生が、きちんとした言葉で挨拶してくれた時、本当に涙が出そうになりました。教育って、こういう醍醐味があるんです。

高い山ほどすそ野が広い。基礎、基本を身につけて、大きく羽ばたいていった卒業生たち。本学の誇りです。

鷹野@学科長

国際的キャンパス

東大阪大学短期大学部介護福祉学科は、現在日本を含めて10の国と地域から学生が集まって学修しています。海外留学をすることはなかなかできませんが、本学科では、東大阪キャンパスに居ながらにして、留学と同じように、世界の友達と知り合って、世界のいろいろな話をして、友情を深めることができます。

僕はアメリカに留学し、中南米、アジア、オセアニア等々、多くの国と地域で仕事をしてきました。もちろん大変な仕事でしたけど、それ以上に楽しい経験をたくさんしました。いろんな国の事情や文化が理解でき、改めて日本の良さを感じたものです。

日本の介護はアジアで最も進んでいます。本学科で学習して、介護福祉士の国家資格を取ったら、海外で指導者になるということも夢ではありません。医師、看護師等の国家資格所持者は、世界中で働いていますね。介護福祉士も、そうなると考えています。

鷹野@学科長

持ち上げない介護!

重いモノを持ち上げるのと、横にズラすのは、どっちが楽ですか?もちろんズラす方ですね。垂直運動よりも水平運動の方が、楽なのは物理学で勉強した通りです。我が国の介護の世界では、長年「持ち上げる介護」が主流で行われています。それで、介護福祉士が頚肩腕症候群(首、肩、腕の痛み)、腰痛症になったりしてしまいます。

本学科の重松准教授は、介護先進国北欧の「持ち上げない介護」を教えています。これは、画期的な講義です。利用者も、介護者も楽な介護が、「長続きする介護」のコツです。皆さんが、最先端を勉強しに来るのを楽しみに待っています。

鷹野@学科長

熱中症対策

いや~、今日も暑いですね。昨日は浜松市で41.1度という、気温の日本タイ記録が出ました。盛んに「熱中症に注意」といわれますが、今日は熱中症について話します。

熱中症というのは、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節が上手くできなかったりして、体温が急に上がり、めまいやけいれん、頭痛、倦怠感等の症状を呈する広い概念です。

予防には、高温になる場所を避けて、のどが渇く前から十分に水分補給をしてください。ただ、コーヒー、お茶などのカフェインの多い飲み物は、利尿作用といっておしっこをたくさん出してしまうので、逆効果になるので注意が必要です。

風通しのいい服装をすることも大切です。袖口や首回りが開いているものがいいですね。それに、一枚で着るよりも、インナーを着けて間に空気の層を作ることも大切です。

高齢者は、のどの渇きや体温の上昇を感じにくくなっていることと、体内の水分量がもともと少ないことで、熱中症になりやすいのです。加えて、エアコンをなるべく使わないようにするという、旧式の生活スタイルの人も多いので、室内の熱中症が、屋外の熱中症より多くなっています。家の中では常にエアコンをつかうということも大切です。

新型コロナウイルスの予防に続いて、熱中症について、お話ししました。介護福祉士は専門学校にもコースがありますが、大学には、我々「博士(医学・薬学・学術)」「修士(社会福祉学・文学等)」科学者がたくさんいるので、科学的に学修することができます。そこが一番の違いですね。

鷹野@学科長

コロナウイルスをやっつける実験

8月23日のオープンキャンパスでは、学科長の鷹野(医学博士:公衆衛生学)が、コロナウイルスを失活させる簡単な実験をやります!危なくない実験なので、興味のある方々はどんどん見に来てください!

鷹野@学科長

介護現場を崩壊させないために

コロナウイルスはエンベロープという脂質の膜に覆われたモノで、自分で子供を創れないし、栄養を取り込むこともしないので、生き物ではありません。

人間の細胞を上手に使って、自分の分身をどんどん作る性質を持っています。基本的には、宿主である人間を殺すことはないのですが、場合によってサイトカインストーム(過剰防衛)などによって、死に至ることもあります。

エンベロープを破壊するのは、「界面活性剤(せっけん)」と「アルコール」です。エンベロープを破壊してしまえば、コロナウイルスは失活します。だから、手洗いが大事なんです。少量のアルコールではなく、手の平がべちゃべちゃになるほどの量で、よくこすります。石鹸はよく泡立ててから隅々、爪の裏、爪の間、親指の付け根、指と指の間~手首まで、しつこいほど洗ってください。

ヒトに感染りやすいウイルスなので、「自分がかかっている」と考えて行動してください。不織布マスクで、ヒトに感染させるリスクを80%以上減らすことができます。顎マスク、鼻出しマスクは、マスクをしていないのと一緒なので、必ず目の下から、顎の下まで完全に覆うようにつけてください。

「夜の街で感染する」とTVでは言われてきましたけど、今は「人の集まる場所」と「家庭」と「会食」が一般的です。これを市中感染といいます。若い人は症状が出ないといわれるけど、家庭で家族に感染したら、大変です。十分に気をつけましょう。

これから、介護崩壊が起きないように、僕は多くの介護施設で、こういうレクチャーを行っています。これから、本学に進学して介護福祉士になろうという皆さん、こういう正確な基礎知識を付けて行きましょう。

鷹野@学科長