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学び始めるのに年齢は関係ありません!

新入生も少しずつ新しい生活に慣れてきました。

彼らも1年前は,自分の進路について真剣に悩んでいた時期かと思います。

そんな,進路に悩んでいる皆さん!

ぜひ,本学オープンキャンパスに遊びに来てください! 在校生が,良いことも悪いことも本学についていろいろ教えてくれます!

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大学は高校を卒業したばかりの若い人達のためだけにあるわけではありません。

人は何歳からでも学び始めることができます。

お忙しい方は,Zoomを使ったオンライン相談会がお勧めです! 新しいことへのチャレンジお考えの社会人のみなさんも,お気軽に本学の門をたたいていください。

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本学科の情報はインスタグラムからも発信しています。お気軽にのぞいてみてください!

 

 

 

 

 

「新学科長就任のお知らせ!」は誤報でした!

新学科長の鹿さんですが,「やっぱりアイドルに戻りたい」との強い希望から,幼稚園のアイドルに戻ることになりました。訂正してお詫びいたします。
以下,鹿さんのコメントです。
「家畜界のチャ●チュールと呼ばれる国産高級飼料に目が眩んだ私が間違っていました。そんなものがなくても,たまに,やさしいおじさんがキャベツ一玉くれるし…。やっぱり,私は子どもたちの笑顔を見ながら毎日過ごします。」
ということで,介護福祉学科は鹿さんを除いたメンバーで頑張っていきます。これからもよろしくお願いします!
—–以下,誤報でした—–
本日4月1日介護福祉学科は新学科長 (幼稚園のアイドル鹿さん) を迎え,新体制で楽しく教育を進めていきます。
新年度のブログ第1弾は,新学科長のインタビューをお届けします。
聞き手:学科長就任おめでとうございます。
新学科長:ありがとうございます。
聞き手:介護福祉学科の学科長ご就任の決め手は何だったのでしょうか?
新学科長:うーん,やはり国産高級飼料1年分の報酬が大きな決め手ですね。
聞き手:えっ! 家畜界のチャ●チュールと呼ばれる,あの国産高級飼料1年分ですか?
新学科長:ええ。なんせ,これまでは地面に生えている雑草しか食べることができなかったので…。
聞き手:それが、幼稚園のアイドルの地位を捨ててまで学科長に就任なさった最大の理由なんですね。
新学科長:…これまでは年に1度、輸入物の干し草をもらえるのが最高の贅沢でしたから,グラッときちゃって…。
聞き手:そうだったんですか…。ところで,学科長の研究室は何階になるんですか?
新学科長:研究室はありません。いつも通り,キャンパス南側に来てくれれば,いつでも会えますよ。
聞き手:今日は、いろいろなお話をお聞かせくださりありがとうございました。学科の発展を期待しています。
新学科長:ありがとうございます。

最先端の介護の知識・技術を(VR介護実習)

介護福祉学科では、先端技術を使った体験型実習を取り入れています。株式会社シルバーウッド様のご協力をいただき、1年生がVR(バーチャル・リアリティ:仮想現実)をつかって、自分と異なる人の視点を体験しました。

認知症の人や、障害のある人からの視点で、その時何を感じ、何を思うのか、想像だけでは感じることが出来なかった感情を体験しました。

そして、介護の専門職として、どのような支援をおこなうと、困難を軽減し、安心した生活をおくれるようになるか本人を取り巻く環境をどの様に変えることで改善につながるのかを考える介護実習でした。

ぜひ皆さんも、本学の介護福祉学科でVR実習を体験してみてください。

「私が北アルプスの登頂を目指していた頃」

私は、小学生から、大学生・社会人まで陸上競技に打ち込んできました。人よりもとても体力があると思っていました。例えば、1分間の脈拍も40くらいで、肺も心臓も丈夫だと、どこか自信を持っていました。大学を卒業してパナソニック(株)に入社し、日々12時間以上、猛烈に仕事をして、土日も都市銀行や総合商社のメンバーと経営・財務・外国為替などの勉強に打ち込んでいました。きっと、タフでした。。。

講義でも少しお話しましたが、そんな元気だった私は、30歳のときに倒れました。介護の授業で勉強したと思いますが、脳梗塞です。手術そしてリハビリもしましたが、左半身に麻痺が残り、身体障害を持つことになりました。そのときの私は、これから先どのようになるのか、不安ばかりでした。

ある日、思い立ったのです。2年間、車いすで生活していた私が、(小学生の頃から両親に連れて行ってもらっていた)信州の北アルプス登頂に挑戦しようと決めたのです。左半身に麻痺があり、肺や心臓の力が弱っている状態で、標高3000メートルの北アルプスに挑戦することは無謀な決定でした。けれども、私は、命がけで挑戦すると決めて、(中学生のときからの)親友たちにお願いして、10人ぐらいのパーティーを組んでもらい、北アルプスの白馬岳登頂のプランをたてました。約1年間のトレーニングを続けて、ようやく白馬岳アタックの当日が来ました。連続歩行ができなかった私は、それまでのトレーニングから、30歩歩いて3分休憩の登山スタイルを考えました。パーティーの仲間たちは、山中でも、私の傍らでじっと静かに待ち続けてくれました。その後、三年間で3回チャレンジをしましたが、いずれも途中で断念・下山をしました。それでも、あきらめることはありませんでした。仲間たちは、こんな私を認めてくれて、励まし続けてくれました。

チャレンジして4年目の夏でした。同じパーティの仲間たちとともに、白馬猿倉ベースキャンプを午前3時に出て、白馬岳山頂に向けてアタックしました。足を引きづりながら、白馬大雪渓では何度も滑りながら、一歩一歩黙々と登りました。登山中も、沢山の方々から応援の声かけを頂き、勇気をもらいました。そして、約15時間をかけて、遂に、白馬岳山頂に立つことができました。

人からすれば、無謀なチャレンジだったかもしれません。それでも、その時の私にとって、このチャレンジには大切な意味があったのです。自分を取り戻すためのチャレンジ、自分というアイデンティティ(自己証明)のためのチャレンジでもあったのです。白馬岳山頂に立つまで、日々、リハビリテーションとハードなトレーニングを続けてきました。自分と向きあいながら強い意志を持ち続けてきました。トレーニングを続けることによって、きっと成し遂げることができる、と自分を信じてきました。「成功するまで続ければ、必ず成功する」、今も、これが私の座右の銘になっています。皆さんも、苦しくても、辛くても、チャレンジできることに幸せを感じながら、今を過ごすこと、これは生きていく上で、とても大切なことだと思います。

もう一つ、皆さんにメッセージを送りたいことがあります。私が、障害を持ちながらも、念願の白馬岳山頂に立つことができたのは、どのような状況においても、常に私のそばにいてくれて、私を支え続けてくれた仲間たちのおかげです。彼らがいてくれたから、私は成功することができたのです。人を支えるとは、その人のことを信じて、ずっとそばに居続けて、ともに歩みながら、そして勇気を送り続けることです。

私たちは、白馬岳山頂から無事に下山して後、栂池キャンプ場で盛大な登頂成功パーティをしました。私は、今もずっと、仲間たちのことを心から感謝しています。そして、今も、私たちは親友です。。。

あずさ

連載新企画第3弾「私が〇〇を目指していたころ」

教員の連載企画第3弾「私が〇〇を目指していたころ」をお届けします。

学科の教員も若い (?) ころは、皆さんと同じように、何かに打ち込んでいました。そんな教員の経験が何かのヒントになればと思います。

第1回目は,

「私が日本語教師を目指していたころ」

です。

今から,30年以上前,日本の大学に日本語教師を養成する課程ができ始めました。新聞の記事にもなったりしましたが,当時は「そんな仕事があるんだ」ぐらいにしか思っていませんでした。

もともと言語学に興味があったのに加え,ある外国語を現地で学んだことがきっかけになり,日本語教育学を専攻し始めました。

教員になるための教育のメインは実習です。教育実習は,年間30週の授業期間を通して延々と続くものでした。この実習では,授業計画,実施,評価までを学生が全て自分たちで考えて行うことが求められるものでした。

チームを組んで行うため,学生は連日研究室に泊まり込み,教材作りや教案作成のために意見交換を続けました。

実習室は,マジックミラー越しの「観察室」兼「画像録画+編集室」があり,授業風景を3方向から撮影されます。撮影された授業は,振り返りの時間にクラス全員の前で流されて,そこで,さらに教え方のディスカッションが続きます。

こんなことが1年間続いたのですが,今はとてもいい思い出です。

また,学生たちだけで海外の大学に出向き,1か月間合宿しながら,現地の日本語専攻の学生に日本語コースを行う実習も,とても印象に残っています。

授業の前の日は,ほぼ徹夜で準備して,極度の緊張の中で授業。終わったら,実習生同士でディスカッション。夜は,現地の日本語専攻の学生と交流 (お酒) ,という怒涛の1か月間を経験することによって,相当の度胸がつきました。

こんな教育を受けた後,実際の日本語教育現場で楽しく仕事をしています。

 

 

 

 

新企画高校生にお勧めの介護関連書籍(5)「介護現場をマンガで知ろう!」

「マンガでわかる 拘縮を予防・改善する介護技術」田中義行=著/梅熊大介=マンガ 中央法規出版 (2020/1/20)

介護にはコツがあると、以前のブログでもお伝えしていたと思います。

どうすれば利用者さんも介護職員も楽に介護ができるのか、様々な分野で研究が進んでいます。

今回は、そんな介護のコツに関連した「介護技術」の本の中から、介護現場を知っていただける読みやすい漫画をご紹介します。

専門用語も出てきますが、その説明もあり、介護の現場でも役に立つ漫画だと思います。

新企画 高校生にお勧めの介護関連書籍 (4):「本を読むのが苦手な人へ」

宮崎 哲弥【著】, 2006, 『新書365冊』 (朝日新書)

高校生の皆さんにお勧めの書籍を紹介する、という今回の企画で大変悩みました。

大学の教員として研究職についていますが、正直に言いますと、子どもの頃から本を読むのはあまり得意ではありませんでした。分厚い本を1冊全部読み切ったという経験はあまりありません。

短いものが好きなので(といいますか短いものなら何とか読めるので)、論文は読んでいます(論文というのは、分野にもよりますが、自分の専門分野では、長くても10ページ程度のものが多いです)。

というわけで、今回は「本を読むのが苦手な人へ」おすすめする本の紹介です。

この『新書365冊』の筆者は、TVなどメディアにもよく登場するので、よくご存じの方も多いかと思います。驚くべきことに、1日10冊以上の本を読むそうです。

その著者が、「ベストな新書」、「ベターな新書」、「ワーストの新書」を、様々な分野別(哲学、数学、政治、経済、法律、歴史、教育、社会、科学、脳・心・からだ、犯罪、生死、メディア、文化、宗教など)に365冊選定して、解説・評価をしてくれています。人を支援する介護や福祉、心理学などに関係する新書もたくさん紹介してくれています。

「新書」は、小さくて比較的薄い本なので、「本を読むのが苦手な人」でもとても読みやすく、おすすめです。

少し古い本で残念ながら、現在新品では手に入らないようですが、Amazonなどでは中古品として安く入手できます。本を読むのが苦手だけど、気になることや、興味のある分野がある人、もしくは進路に迷っている人には、まずこの『新書365冊』を読んで(興味があるところをざっと眺めて)、どんな本があるのか、気になる新書を探してみることをおすすめします。

(すでに自分で専攻している分野がある人も、この著者との意見の一致点や、相違点を、この本を通して考えてみると、とても面白いと思います)

 

新企画 高校生にお勧めの介護関連書籍 (3):

実録! 介護のオシゴト(5冊) 國廣幸亜 著  秋田書店

今回は、介護福祉士で漫画家の電子書籍をご紹介します。
人生の大先輩の生きる力、人間力に触れることができ、介護は奥が深い仕事であることを感じてもらえるかな・・・のシリーズです。
まずは、わたくしが知っている「ヘルパーさん(A美)と利用者さんの実話」をお伝えしましょう。

A美さんが訪問介護ヘルパーでデビュー・・・
A美   :よろしくおねがいします (緊張しすぎてガチガチコチコチ)
利用者さん:まあまあ、そんなにかたくならないで 外はものすごく暑かったでしょう
ここでゆっくり涼んでいきなさいね
A美   :はい、ありがとうございます  (お喋りしながらゆっくりと休む)
利用者さん:お茶でも飲んでいって・・・ ほんとうに大変なお仕事ねえ
A美   :いえっ そんなっ (ゆっくりお茶を飲む)→(洗って片付けようとすると)
利用者さん:そのままにしておいて 洗わなくていいから 気をつかわなくていいのよ
A美   :えっ
利用者さん:だって次のお宅にいかなくてはいけないんでしょ さあさあ 時間よ                  A美   :は~い ありがとうございます
A美   :「やっぱりお年寄りは優しい・・これから仲良くやっていけそうだわ」と安心した    _______すると、事業所から電話
事業所  :A美さん、利用者さんがカンカンですよっ!! ヘルパーがゆっくり涼んでお茶だけ 飲んで、片付けもしないで帰ったって
A美   :ひぇぇぇ
     ヘルパーA美さんは、利用者さんの高度な社交辞令を見破ることができなかったのです

上記のようなさまざまな場面でのやりとりが、結構詳しく描かれています。
かわいい絵とともに、わかりやすく描写されており、改めて高齢者の素晴らしさを感じることでしょう。

新企画 高校生にお勧めの介護関連書籍 (2):「文学は、すてきですよ」

高校生の皆さん、そして、大学生の皆さん

私のお勧めは。。。文学ですね。

介護なのに、どうして文学?。。。

特に、高校生の皆さんには、いろんなジャンルの本を読むことをお勧めしたいですね。

いずれ、大学で国家試験などに取り組むと、専門書や教科書での学びになってきますから、

今のうちに、ゆっくりと、本を読んでみる、

そして、日常生活も忘れて、登場人物と向きあってみるのが、いいですね。

文学って、たくさんのメッセージをもらえます。

だれが、どのように、語ってくれるか・・・これは、読み手のあなた次第です。

さり気ない気持ちを伝えてくれることもあります。。。

それを、こっそりと感じて、受けとめるのも、いいですね。

私がすきな、日本の文学を、少し紹介します。。。

おもしろいのは、芥川龍之介・・・『鼻』『羅生門』『トロッコ』

気持ちの汲みとりで、不思議に、すてきに、展開していく。。。

こわいくらい深いのが、三島由紀夫・・・『金閣寺』

若い僧侶の心理の変化がすごい。。。

やっぱりすきなのが、夏目漱石・・・『こころ』

ついつい、本人のなかに入って、励ましたくなる。。。

天才的な描写は、森鴎外・・・『舞姫』

結末はわかっていても、何度でもよみたくなる。。。

ぜひ、手にとってください。

こうした物語のなかの心の変化の表現は、科学的な心理分析をはるか超えるように感じます。

きっと、皆さんが、対人援助の専門職(例えば、介護や保育など)を目指すなら・・・

文学から、人のこころを感じる土台をつくりましょう。。。

生きていることを、豊かに感じて、味わいましょう。。。

あずさ