連載企画:学科教員によるワンポイントレッスン(4)

リハビリテーションって何だろう

「リハビリ」という言葉をよく耳にしませんか?どんな時にどんなところで聞くでしょう?

例えば、何らかの障害によって歩くことが困難になった人が、歩く練習を一生懸命に頑張っていることがあります。その時に、「リハビリ」と言葉をつかっていませんか?

リハビリ (rehabilitation) という言葉は、ラテン語の re(再び)ーhabilis(適応)です。

現代では,体だけではなく、その人が持っている権利や能力の回復や適応できると、名誉の回復のことを指します。難しいですが、要するに「再び自分らしい状況になること」という意味です。それには、職業・教育・経済に関し社会からの支援を受けることも含みます。

現代では人間らしく生きる権利を復活させること。

「全人間的復権」をさします。

では、ひざが痛くなった高齢者が、病院に通って電気やお湯で痛みを和らげている。これはどうでしょうか。

体の痛みや障害にのみ視点を当てるのではなく、その人自身の人間らしく生きる権利の復権であることを学んでください。

皆さんがこれまで知っていた「リハビリ」と今、学んだ「リハビリ」と違いはありましたか?

リハビリについて一緒に学んでいきましょう。