ツバメの巣立ち

燕は地球北半球の広い範囲に分布しています。日本には夏鳥押して飛来します。

早い時には3月頃見かけるときもありますが、温かくなった4月くらいによく見かけるようになります。今の時期には卵を産み、温め、卵からかえったひな鳥が巣から頭を出し、ピヨピヨとなく姿も見かけるでしょう。

繁殖を行った後、9月から10月になると越冬するために東南アジア方面にわたり始めます。中には地域によって渡りをせず、国内で越冬する燕もいます。

今時分、田舎に行くと燕が巣作りを始めたり、ひな鳥が巣から頭を出し,大きな鳴き声とともに餌を求める姿をよく見かけます。それが過ぎると旅たちの練習を始めます。いよいよ1人立ち、旅立ちの始まりです。

学校でも、これに似た現象があります。この東大阪大学で学び、3月になるとこの学園から、学生皆さんが旅立っていかれます。

私たち教員にとっては、それはそれは、うれしい、感激の1シーンです。また、旅立ちの後の学生さんたちが成長していく姿も味わい深い、大きな喜びとなっています。

燕のように、元気に飛躍していってほしいと思っています。

※ツバメのイラストは「いらすとや」からお借りしました。