8月5日(土)に、こども研究センターと実践食物学科の共催で「夏休み企画」親子参加型イベントを開催しました。
キャッチフレーズは、
「虫ってどんな味? 古くて新しい昆虫食を体験してみませんか!」
「環境にやさしく、食べても美味しい、昆虫食に挑戦してみよう!」です。
内容として、
昆虫料理研究家、昆虫エネルギー研究所・代表の佐藤裕一氏を講師としてお招きし、昆虫食についての講演を行いました。
佐藤先生の話に子供達は興味津々です。
次に体験実習として、 まずはシルク(繭)をハサミで切って水に入れて火にかけ、煮立たせました。
(できあがりは後のお楽しみに!)
その間に、食用昆虫(セミ・ナンブン・タガメなど)を用いた料理を作り、長野県のお土産でもあるイナゴやカイコ蛹の佃煮や蜂の子せんべいなど試食会を行いました。
今回のメニューはコレ!
・カイコの糞茶
・シルクしょうゆ(冷奴、刺身こんにゃく)
・カイコのさなぎの佃煮
・カイコのさなぎ(茹で、炒め物・素揚げ)
・イナゴの佃煮
・蜂の子ごはん(へぼめし)
・タガメのサイダー
・コオロギ粉のクッキー
・セミの生姜煮燻製オリーブオイル漬け
・カナブン(串かつなど)
・セミ(クマゼミ、アブラゼミ、ヒグラシ、ニイニイゼミ)の串かつ
・蜂の子せんべい
★使用した食用昆虫をご紹介★
カイコの糞茶は漢方薬「蚕砂(サンシャ)」として販売されているようです。
松井先生がクワの葉で育てた100頭分の糞で作りました。
セミは、松井先生が枚方の公園で採ったカナブンと一緒に揚げました。カナブンは、茹でたら身が硬かった所、串カツにすると軟らかくなり美味しい!というお声が上がりました。
身近なところで採れる昆虫が食用になるのですね。
最後にお土産として持って帰れるのがこれ!
完全に溶けきらず残った絹は、お風呂で身体を洗うタワシに使えるようです。
カイコには捨てるところがないのですね。
その日の内に、テレビ大阪でも放映されました。
親子で夢中になれた、貴重なイベントでした。
いつの日か日本で昆虫は身近な食材として親しまれるかもしれませんね。