日別アーカイブ: 2020/10/21

中澤桜子さん(1年次)が「WFPチャリティーエッセイコンテスト2020」で審査員特別賞(18歳以上部門)受賞!-後編-

音楽評論家・作詞家/国連WFP協会顧問の湯川れい子様

審査委員長を務める湯川れいこ様は、コロナ禍で追い詰められた生活を送る人々にも思いを馳せたうえで、
「こんな大変な時に、2万人を超える方がどこかで一生懸命書いてくださった。小学生をはじめとして、様々な方々が。そのことに大変感動しました。」
とコンテストの総評を述べられました。

 

竹下景子様から温かなコメントを頂戴しました

選者の竹下景子様と中澤さん

中澤さんのエッセイを選出して下さった、国連WFP協会親善大使・俳優の竹下景子様より、下記のコメントを賜りました。

「タイトルが良いですね。読ませて頂いたときに、私も心が震えました。食べることは日常のことですが、その日常が当たり前に行われない今だからこそ、改めて振り返って辛かった出来事を作品にされた。毎日毎日重ねてきた努力も、健気さも、読み手の心を十分に打つものですけれど、この時期に発表してくださったということに対して、私からも改めて感謝を申し上げたいと思います。」

来賓の方々や審査員の方々から受賞者に向けたコメントは、ノーベル平和賞受賞やコロナ禍における内容を含んでおり、まさに今年ならではの心に響く内容でした。

誰かの頑張った活動が何らかの形で表彰されたり認められたりすることは、その活動に携わる方々の心を明るくしたり励ましたりするのだと、改めて実感いたしました。

受賞者のコメントを述べる際、中澤さんはしっかりとした口調で想いを伝えました。

「この度はこのような素晴らしい賞を頂き本当にありがとうございます。今年はコロナウイルスの影響で、たくさんの人が苦しみ、心の余裕も失っていたかと思います。その中で実体験を綴ることでチャリティーに参加し、誰かの食を支援できる機会をくださったことに感謝いたします。エッセイを書いたのも、このようなコンテストに挑戦したことも初めてだったのですが、改めてこの時期だからこそ書けた作品だったと思います。この度はありがとうございました。」

他の受賞作品も、今だからこそ書ける内容の素晴らしいものばかりでした。他の受賞者のコメントにもあったように、「こんな時もあったんだ」と、いつか思える日が来てほしいものです。

【参考】入賞作品発表ページ:https://www.wfpessay.jp/2020/result.html

・・・・・・・・・・・・・・
現在WFPでは、世界食料デーキャンペーン2020「ゼロハンガーチャレンジ~食品ロス×飢餓ゼロ」の一環としてSNSを活用したキャンペーンを展開しています。

「買う」「つくる」「食べる」といった食品ロスを減らす行動をSNSに投稿すると、1投稿=120円の寄付になり、国連WFPが途上国の子どもたちに学校給食を届けます。

TwitterやInstagramといったSNSを活用されている方にとって参加しやすいキャンペーンですので、ぜひ参加してみてください。

【参考】ゼロハンガーチャレンジ公式サイト:https://www.jawfp.org/worldfoodday2020/

 途上国の子どもたちに給食を届ける素晴らしい取り組みを推進しており、学生とともに参画する機会を与えて下さった、認定NPO法人 国連WFP協会の皆様方、協賛・後援・協力企業の皆様方に改めて感謝の意を申し上げます。
また、WFP国連世界食糧計画におかれましては、このたびのノーベル平和賞受賞まことにおめでとうございました。

中澤桜子さん(1年次)が「WFPチャリティーエッセイコンテスト2020」で審査員特別賞(18歳以上部門)受賞!-前編-

中澤桜子さん(実践食物学科 栄養士コース 1年次)が、「WFPチャリティーエッセイコンテスト2020」において「審査員特別賞(18歳以上部門)」を受賞しました!
受賞作品のタイトルは「私は二度、震えた」。

表彰式に出席するために新幹線で向かいました

10月9日に国連WFP協会が支援するWFP国連世界食糧計画がノーベル平和賞を受賞したばかりのタイミングの表彰式。
今年の表彰式はうれしいニュースが2倍!
大阪から東京・銀座で開催される表彰式に出席しました。

2020年10月16日(金)14時、コードヤード・マリオット銀座東武ホテルにて表彰式が開催されました。

ソーシャルディスタンスを保った会場

リハーサル風景

本エッセイコンテストのテーマは
「みつけた! 私の元気ごはん」。

応募1作品につき途上国での給食3日分にあたる90円が寄付される仕組みとなっており、2020年は過去10年間で最多の2万2,905通もの作品が全国から寄せられ,206万1,450円が3社の寄付協力企業(昭和産業株式会社,日清食品ホールディングス株式会社,三菱商事株式会社)より寄付されます。

これにより、約6万8,700人の子どもたちに学校給食を届けられます。

WFP国連世界食糧計画日本事務所代表の焼家直絵様より、ノーベル平和賞や学校給食についてお話がありました。

「今回のノーベル平和賞受賞は、飢餓対策が平和への達成のために非常に大切だと認識されたからだと思っております。WFPでは学校給食の支援も行っております。コロナウイルス感染拡大によって最も多くの学校が閉鎖された4月は、世界で3億7,000万人のこどもが学校給食にありつくことが出来ませんでした。多くのこどもたちにとって、学校給食が唯一栄養たっぷりの食事がとれる機会です。家庭訪問によって給食を届けたり、給食を学校に取りに来てもらうことで、命をつなぐ支援をしてきました。」

エッセイ応募を通じて学校給食がこどもたちに寄付されますが、命をつなぐ大切な活動の一端を担っていることを実感するお話でした。

(つづく)