皆さん、こんにちは!11月に入り、爽やかな秋晴れの日が続いていますね。いかがお過ごしでしょうか。
さて今回は、10/29(日)に開催された、実践食物学科と異文化研究交流センターとの共同主催「第ニ回国際交流料理大会―おふくろの味―」の模様をお届けします。
大会には、本学の学生をはじめ、東大阪市および大阪市在住の外国人の方にご参加いただきました。参加者の出身国は日本、中国、台湾、ベトナム、カンボジアで、国際色豊かになりました。本大会の一番の目的は、「多文化理解ならび国際交流の楽しさを共有する」ことです。優勝を目指して料理の腕を振るうだけでなく、日本人と外国人との交流の場としてつながりを深め、楽しんでもらうことが特徴です。
今回のテーマは「おふくろの味」。小さい頃から食べてきた懐かしのおふくろの味を再現してもらいました。
大会は、教学部長の源先生の「頑張るぞー!」の掛け声のもと、参加者全員で「おー!」と気合を入れ、スタートしました。
本学科の中国代表王チーム(王明磊(2年)、張琪(1年)、管悠也(2年))は、野菜を湯葉で巻いた「孔雀開屏」という料理で出場です。日本ではあまり聞きなれない料理名ですが、果たしてどのような料理なのか、完成が楽しみです。
また、本学科からは日本代表として、結城チーム(結城雄一朗(1年)、大嶽茉菜(1年))も出場しました。作る料理は、「愛情いっぱい肉じゃが」です。小さい頃から食べてきたお母さんの愛情がいっぱい詰まった肉じゃがの味を上手く再現することができるでしょうか。こちらも完成が楽しみです。
調理終了の時間となりました。どのチームも時間内に思い通りの料理が完成したようです。それぞれのチームが作成した料理を紹介しましょう。
A(王)チーム(中国):孔雀開屏
孔雀が羽を広げたように美しいことから、「孔雀開屏」という料理名になったのでしょうか。完成した料理を見てそうイメージが湧きました。
B‐1チーム(台湾):ルーローファン
B‐2チーム(台湾):水餃子
Cチーム(ベトナム):生春巻き
Dチーム(カンボジア):ふるさとカレー
Eチーム(中国):煮込んだ卵とスペアリブ
Fチーム(ベトナム):ミークアン
G(結城)チーム(日本):愛情いっぱい肉じゃが
日本人には定番の料理。盛り付けもきれいで食欲がそそられます。白ご飯と一緒に食べたくなりますね。
どのチームも美味しそうに仕上がっています!この後、皆で試食し、投票形式で優勝、準優勝、第3位が決まります。また、審査員の協議により、審査員特別賞と盛り付け(見た目)が特に美しかったチームにデザイン賞が送られます。
今回の料理はどれも美味しく、投票する際に悩みました。どこのチームが優勝してもおかしくない、ハイレベルな大会となりました。
それでは結果を発表いたします。
見事第3位に選ばれたのは・・・Dチームの「ふるさとカレー」です!
ココナッツミルクが決め手のカレー。ご飯ではなく、麺と一緒に食べるのがカンボジア流だそうです。とても美味しいカレーでした。
続いて準優勝は・・・B‐1チームの「ルーローファン」です!
日本の豚の角煮に近い料理で、肉と卵に味がしっかり染み込んでいて美味しかったです。ご飯が進む一品だと思いました。
そして「第二回国際交流料理大会―おふくろの味―」栄えある優勝に選ばれたのは・・・Fチームの「ミークアン」でした!
ラーメンのような料理で、初めて食べるのに、どこか親しみを感じられる料理でした。トッピングにエビや肉、うずらの卵が乗っており、食べ応えもよし。ピーナッツをトッピングするのも、ミークアンの特徴だそうです。また、麺は平麺で、スープとの愛称も抜群でした。一説によると、江戸時代初期に日本からベトナムに伝わり、平打うどんが変化して誕生したとも言われています。意外なところで、日本とベトナムのつながりを発見できました。とても美味しかったです。
さて、本学から出場の両チームはというと・・・
結城チームが審査員特別賞を、王チームがデザイン賞を受賞しました!日頃の調理の成果を存分に発揮することができ、彼らにとっては貴重な経験になったようです。来年もぜひ出場し、入賞目指して頑張ってもらいたいと思います。
入賞したチームの皆さん、本当におめでとうございます!僅差で入賞には至らなかった皆さんも、おいしい料理をありがとうございました。来年もぜひ参加していただけたら嬉しいです。
各国の料理を通して多文化に触れ、国際的な交流を深めることができる「国際交流料理大会」は、来年も開催予定です。興味を持っていただけた方は、来年の参加をお待ちいたしております。