高大連携」カテゴリーアーカイブ

「昆虫食」の特別授業を実施しました

6月16日(火)6月23日(火)、6月30日(火)の3回、兵庫県立篠山東雲高校で、「食農研究」の授業の一環として本学実践食物学科の松井が、特別授業を行いました。

今回のテーマは「昆虫食」、関心を持たれた同校農業科の藤原先生から東京の食用昆虫科学研究所を通して本学に依頼があり、この日の特別授業が実現しました。初日は昆虫の試食もあり、授業開始前から生徒の皆さんも興味津々。地元の新聞社も取材に来られていました。コロナウイルス感染防止のため、席の間隔を十分にとり、向かいあった状態の会話を避ける等の配慮をしたうえでの授業となりました。

初日の1時限目では、世界の食糧事情、食料自給率、食品ロス、昆虫食の栄養等についてパワーポイントや動画をもとに説明をし、現在大きなニュースとして報道されているサバクトビバッタの生態や被害についても紹介しました。2時間目はいよいよ昆虫食の実食です。事前にアンケートで体調やアレルギー等について確認をした後、事前に藤原先生が購入された昆虫の甘露煮(イナゴ、蜂の子、カイコの蛹、ザザムシ)や蜂の子煎餅が教室のテーブルに並べられ、まず藤原先生が実食、生徒の皆さんも次々と試食しました。

 

初日(6/16)の授業風景

 

 

 

 

 

2回目(6/23)の授業では講義の後、粉末昆虫を使ったクッキー4種類(コオロギ、イナゴ、

イモムシ、カナブン)の調理実習を行いました。

 

カナブンの粉末を混ぜています。

 

 

 

 

 

 

 

1個づつ計量して同じ大きさにします。

 

 

 

 

 

 

大きさが揃いました。

 

 

 

 

 

 

 

オーブンを予め170℃にしておき、更に170℃で15分間焼きます。

 

 

 

 

 

 

粉末昆虫を使ったクッキー4種類(コオロギ、イナゴ、イモムシ、カナブン)とプレーン(白色)が焼き上がりました。

 

 

 

 

3回目(6/30)の授業では形そのままの昆虫(セミの幼虫、カナブン、イモムシ、カイコのサナギなど)を使った料理を作って実食の体験等を通して、「昆虫と食」を多面的に考察し、昆虫食の意義を総合的に学んで頂いたと思います。

 

左はカナブンの天ぷら

中央はイモムシカレー(カナブンとセミ幼虫の天ぷら添え)

右はセミ幼虫の天ぷら

 

初めての出張授業がまさかの「昆虫食」でしたが、貴重な体験をさせて頂きました。

ありがとうございました。

大量調理実習2017「道の駅 西づつみ」

秋は栄養士コースの2年生の大量調理実習の季節です。

前期から行ってきた実習もようやく本番を迎えます。

今年は道の駅をテーマに、地元で採れる秋野菜を使って野菜嫌いな方でも美味しく食べられるような献立を考えました。

「道の駅」とは(公式ホームページ)↓

https://www.michi-no-eki.jp/about/

ここ東大阪でも特産品はあるという事で、もし「西堤」に道の駅があったらと皆で試行錯誤し、部屋の飾り付け等も含めて作り上げました。

 

道の駅「西づつみ」の名称も皆で考え、テーブルも工夫しました。

 

東大阪市の特産品といえば「こまつな」があります。

そこで出来上がったのがこのイメージキャラクターです↓↓

こまつなの妖精 「こま つつみ ちゃん」

 

その他、大阪の特産品や伝統野菜を取り入れ考えたメニューがこちら↓↓

「大阪かれー」には以下の野菜を使用しました。

左から「勝間南瓜、大阪なす、大阪こまつな」

まず当日の朝からJAグリーン大阪に行き、採れたての野菜を仕入れます。

 

今年、新たに東大阪市の特産品として追加された「おかわかめ」も一緒に購入し紹介しました。

 

前回は70食を作り、1年生に食べてもらいましたが、今回は120食です。

準備はできていたものの、色々悪戦苦闘し大変でしたが、何とか完成しました!!

 

今回は敬愛高等学校の2年生に食べていただきました。

「美味しかった」という感想が多く、「嫌いな小松菜の味がわからなかった」と野菜嫌いな方も完食するなど成果もありました。

お越しいただいた方々にアンケートを実施し、それを元に反省会を行いました。

この経験を糧にし来たる校外実習に繋げましょう!2年生の皆さん、本当にお疲れ様でした!

卒業研究発表会2017

2月3日(金)に行われた健康栄養学科2年生の卒業研究発表会の様子を紹介します。

それぞれ先生方のゼミに配属されて約1年。 授業のない日も大学に出てきては自分の研究に関する行事やイベントに出て、アンケートを回収しまとめるなど、短大2年生という目まぐるしい忙しさの中、皆さん本当に頑張りました!

発表内容についてまとめたスライドも先生に見ていただいて、良い文章になるように推敲し、仕上げました。

そして本日、その成果を発表する時がきました。

発表会場ではスーツを身にまとった2年生がずらり。独特な緊張感が漂い、発表を聞きに来た1年生や保護者の方々や先生方にもひしひしと伝わります。

そんな中でも、練習の成果を発揮し、しっかりと発表する事ができました。

来年は自分たちが!と真剣に聞いている1年生。

1年生

同日は卒業研究のパネル展示も行い、開発したレシピも掲示しました。

2年生にとって忙しさに翻弄された1年間でしたが、ぐんと成長した1年でもありました。終わった後は緊張から解放され、ニッコリ笑顔が戻り、最後に集合写真を撮りました。

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残す事、あとは卒業のみ(汗汗汗)。

2年生の皆さん、本当にお疲れ様でした!

高大連携事業 -講義「進路研究」-

実践食物学科では、様々な高大連携事業に積極的に取り組んでいます。

その一環として、東大阪大学柏原高等学校スポーツコース2年生の「進路研究」の時間に、源学科長が「栄養学の基礎」を講義しています。

第9回目となる本日は、「スタミナと栄養」をテーマに、練習後の栄養補給の重要性について解説しました。

スポーツの種目は違うものの、競技力をアップしたい思いは皆同じ!

真剣な眼差しで受講していました。