投稿者「YamashitaEmi」のアーカイブ

卒業生が教員採用試験に合格しました!

清水さん実践食物学科(旧:健康栄養学科)を今年3月に卒業した清水さんが、平成29年度兵庫県教員採用試験に見事合格しました!

-清水さん、この度は合格おめでとうございます。

ありがとうございます!
本日合格発表日だったのですが、合格したことが分かったので先生にご連絡しました。
)合格発表日当日(9/28)に連絡をくれました。

-採用試験の勉強方法などを教えてください。

筆記試験対策として、まず過去問題集のテキストを買い、試験日当日までひたすら勉強しました!
あとは、中学生が実際に使っている教科書を読んだりもしました。

-では、第1次選考試験はどのような内容でしたか?

筆記試験に加え、集団討論がありました。受験者6名に対して面接委員は2名でした。
その際に心掛けたことは、色々と考えはあるものの取捨選択して話すことです。校長先生方に頂いた助言がここで活きました。
注)試験要項では8名でしたが、欠席者が2名いたために6名となりました。

-第2次選考試験はどのような内容でしたか?
実技(被服・調理)と個人面接がありました。
被服の実技では、縫物の知識が色々と試されるような課題でした。
調理の実技は、指定された料理を実際に作りました。調味料が示されていなかったので、料理名から判断して調味していきました。
また、個人面接は、事前に提出した履歴書の様なものから質問されました。
そのほかにも「実際の現場でこのような場面に直面した時、どのように対応するか」といった場面指導と呼ばれるものもいくつかありました。
個人面接でも、校長先生のご指導あってとても落ち着いてできました。

-ところで、中学校の家庭科教員(講師)として勤めて半年が経ちましたね。
 今までの勤務のなかで、印象に残っている出来事を教えてください。

先日、授業参観日に保護者の方々に学校で栽培したお茶を出す企画がありました。お茶だけでは寂しいと思いまして。おもてなしの一環として、フルーツゼリーを出すことを提案しました。普通のフルーツゼリーでは洋風な感じがしましたので、あずきを加えるなど工夫して、和風に仕上げました。試作をしたうえで当日お出ししたら、大変好評でした! 自分の提案が実現して嬉しかった仕事として、とても印象に残っています。
また、授業以外では、運動会が印象に残っています。私の学校は小規模校と言うこともあり、三学年縦割りの運動会でしたが、後輩が先輩を支え、先輩が後輩を引っ張り、協力する姿を実際に見ることができました。教師も生徒も一つになり盛り上がることができたのは、私にとって最高の思い出になりました。

-教員になって半年ですが、悩みや困ったことなどありますか?

市で一番若い先生ということもあって、生徒との距離感を模索している最中です。年齢が近いこともあり、中々きつく指導できないことが悩みですね。逆に、話しかけられやすいという良い点もあって。何でも相談してきてくれます。
現在は女子バレー部に付かせていただいています。部活や授業でよく接する1、2年生とは親しくなれたのですが、部活を引退した上に授業数も少ない3年生とは、未だに距離を感じます。自分から話しかけたりしているのですが、過ごす時間が少ないと距離もなかなか縮まりません。もっと話せるようになる為にはコミュニケーション力が必要だと実感しています。

-最後に、後輩に一言おねがいします。
いま、教職科目を履修しているものの、教員になろうかどうか迷っている学生さんもいるかと思います。いずれにせよ、教育実習には、“教員になる”気持ちで臨んで欲しいですね。そして、実際に子どもたちと大いに触れ合ってください。私は子どもが好きだから先生になりたい!…そんな気持ちに気づくことができたのは教育実習のおかげです。
あと、教職関連の授業はしっかりと学んでおいた方が良いですよ。
もし教員採用試験を受けるのならば、高校の家庭科の分野も勉強した方がいいですね

-ありがとうございました。
来年度からは、兵庫県公立学校教員としてがんばってください!

在学中から様々な物事にチャレンジし、頑張ってきた清水さん。
彼女の2年間のスケジュールは、今年度の大学案内のパンフレットでも紹介されております。
清水さん、今後のますますの活躍に期待しております!

合同就職説明会開催

本日、学内で合同就職説明会が開催されました。
今回は幼稚園、保育園、施設への就職希望者が対象となっており、多くの学生がブースを訪れました。
学生の表情は真剣そのもの。担当者の説明に耳を傾け、積極的に質問をしていました。
「園や施設の見学会にも足を運びたい」と話す学生も。
様々な園や施設の話を聞いた学生は、気になる就職先を見つけられた様子。
就職先探しをより一層後押ししてくれる説明会となったようでした。

本学にお越し下さった幼稚園、保育園、施設の担当者の方々、ありがとうございました。

グループディスカッション講座

リクルートスーツ姿の学生が街を闊歩する今日この頃。
実践食物学科の学生も、来年からの居場所を見つけるため、ご多分に漏れず就職活動に励んでおります。

この日、2年生はグループディスカッション講座を受けました。
最初の組は、15分間グループで話し合い、代表者が5分で意見を述べました。
次の組は、話し合い5分、発表1分とショートバージョンにトライ!
キャリア教育担当教員や講師から、面接官目線の厳しい講評を頂きました。
「役割ごとの仕事内容を初めて知った」「1分の発表では言いたい事が伝えきれなかった!」等、
その難しさを痛感したようです。
就職試験突破の実践力を磨く良い機会となりました。

平成28年度入学式挙行

晴天に恵まれた温暖な気候の中、4月2日(土)に平成28年度入学式が挙行されました。
実践食物学科と改称になり、初めての入学式です。
在校生の代表として、2年生の井ノ上さんが祝辞を読み上げました。

新入生の皆さま、ご入学おめでとうございます。
これからの学生生活が有意義なものとなるよう、教員一同サポートいたします。

道の駅かなん×東大阪短大コラボ開発米粉パン、絶賛発売中!

山下研究室では、平成27年度の卒業研究の一環で、産学連携による米粉パンのレシピ開発・商品化に取り組みました。

夏頃、道の駅かなんの直売所でフィールドワークを行いました。
キャンパスを飛び出て、現場の様子を見るのはとても大切なこと。
店頭にどのような商品が並び、どの様な顧客が来店しているのか、学生さんは肌身で感じていたようでした。

どんな米粉パンにしよう?

どんな米粉パンにしよう?

 

駅長から得られた情報をもとに、後日研究室でミーティング。
―どの野菜なら使えるの?
―販売時期はいつにする?
-どんな米粉パンにしよう?

アイデアを出し合い、話が盛り上がります。
候補がいくつか挙がり、実際に試作を行うことにしました。

夏休み期間、何度も試作を行いました。
初めからスムーズに米粉パンが作れたわけではなく、分量を変えてみたり、発酵時間を調整したりと、試行錯誤の連続でした。
やっと、「これだ!」というパンに行き着くのは大変でしたが、頑張った分充実感はありました。

秋頃、農事組合法人かなん加工部の方と一緒に試作会を行いました。
実際に販売できるパンにするために、学生が考えた作業工程や材料分量の見直しを行い、試食を元にレシピを改善していきました。大学の調理室と現場の調理室では、作業環境や器具の性能などに相違があるため、実際に“使える”レシピにするには、大切なことです。
3種類の米粉パンを試作し、今回は「スイートポテトパン」と「きんぴらサラダフランス」を店頭販売することになりました。

2016年1月、いよいよ店頭販売!
販売初日、販売応援のために道の駅かなんへ。
お買い上げ下さったお客様、ありがとうございました!

卒研発表会では、一連の取り組みについてその成果を報告しました。
展示会場では、駅長が作ってくださった販売POPとともに、実際に商品として販売されている米粉パンを展示お披露目しました。また、レシピについても、パネル展示し、持ち帰り用リーフレットも作成しました。

「自分たちが考えたパンが実際にお客様に購入される様子が見られて嬉しかった!」
「道の駅で加工部の方と一緒に試作できたのは貴重な経験でした!」
・・・など、思い出深い卒業研究となったようです。

米粉パンは「道の駅かなん直売所」で土日を中心に引き続き販売されております。
興味を持たれた方は、ぜひ足を運んでみてください。

【問い合わせ先】
道の駅かなん
〒585-0013
住所:大阪府南河内郡河南町神山523-1
電話:0721-90-3911

米粉パンを開発するにあたり、道の駅かなん駅長石原様、農事組合法人かなん加工部員の皆様に大変お世話になりました。ありがとうございました。