国際教養こども学研修は富士山麓へ

「国際教養こども学研修」、本来は海外研修なのですが、残念ながら今年度も海外に行く目途が立たず、代わりに国内で英語漬けを中心とした合宿をすることになりました。

先日、参加予定学生へ約100問の予習課題を出したところです。

出発は2022年10月30日。参加する学生の皆さんの英語力が少しでも上がることを期待しています。

アジアこども学科の学科誌「ASIA―社会・経済・文化―」第8号発行

学内外の先生方から多数の玉稿を頂き、アジアこども学科の学科誌「ASIA―社会・経済・文化―」第6号がこのほど発行されました。

 読み応えのある一冊で、ぜひ手に取って先生たちの授業の傍らに続けた研究活動の成果の一部を読んでください。以下、その目次です。

Moodle の特別演習

本学の学習管理システム「学びの泉」の中身は、世界中で3億人以上が利用しているとされる Moodle です。

2022年4月19日にこの Moodle のバージョン 4.0 が公開されたので、本学でもすぐにアップデートしました。学生にはなるべく最新の環境に触れてほしいと考えています。

私自身は、(すごいことができるわけではないのですが一応) 日本に数人しかいないとされる Moodle 開発者の1人なので、サーバ立ち上げや管理に関心がある学生がいればできる範囲で教えてあげようと常々考えておりました。

今年度、ある留学生に Moodle を教えることになり、さっそく2022年4月20日から指導を始めました。最初は、この留学生のパソコンに Moodle 4.1 (リリースされていない本当の最新版) を入れるところから始めました。

私に Moodle を教わっても単位は取得できませんが、必要に応じて VPS, CentOS Stream, Apache, MariaDB, PHP が学べるようにしたいと考えています。(なお、学習には毎月349円程度の実費負担があります。)

学生が Moodle 管理を学んでいる様子

一人暮らし自宅待機学生への食糧支援

吉岡学長が始めた「一人暮らし自宅待機学生に食べ物を届けよう!!」に従い、買出しに行けず食糧に困っている学生へ昨夜食糧を届けてきました。(費用は大学負担です。)

遅い時間だったので買出し物の写真は撮っていないのですが、レシートの一部をお見せします。

新入生研修会ボスコヴィラ

新学期が始まり、新入生のみなさんもはじめての大学での授業にがんばって取り組んでいます。

授業開始の前には、学生同士の交流を兼ねて学外での1日新入生研修会を行いました。

大和高原ボスコヴィラ前で整列

国際教養こども学科では、1年生を担当する石川先生が工夫を凝らしたユニークなプログラムを実施してくれました。

イラストのパズルを使ってグループ分け

今後の学生生活の心構えや就職活動の準備等に関しても各先生からさまざまなアドバイスがありました。

お昼はバーベキューを食べながら親睦を深め、これからの学生生活を共に過ごす仲間と思い出の一日を過ごしました。

教員著書紹介:『戦後上海における対日宣伝機関とその刊行物 解題・細目』

本学科の趙夢雲先生が2月に『戦後上海における対日宣伝機関とその刊行物 解題・細目』を上梓しました!

書影はこちら!

第二次世界大戦直後、上海在住の日本人向けに発行された新聞、雑誌の記事題目を収集したもので、戦後日中関係を読み解く重要な資料です

SNSどころかインターネットやテレビさえなかった時代、新聞や雑誌は市民にとって重要な情報源。もちろん、一方的に記者が情報を与えるだけではありません。「投書」という形で自分たちの声を表明し、意見を交換し合うこともありました

歴史の表側にはなかなか登場しない、足元にいた人々の足跡を、この機会にたどってみるのはどうでしょう? 

駅直結ロング・スロープ計画始動!

「最寄り駅から大学まで2km以上ある……」

「駅の自転車置き場はもういっぱいだって断られた(´;ω;`)」

「雨の日は正直大学行くのも帰るのもうんざり」

そんな声にお応えして!

なんと、8号館屋上から駅までひとっ飛び、ならぬひと降り!? 超巨大滑り台建築計画が始動します!

※実際の計画とは異なる、あくまでもイメージです

今は関係者全員で安全性・維持管理費・デザイン性を考慮した計画案の最終候補を3つにしぼっているところです

最終的なデザインは後日学生のみなさんの投票で決定します。楽しみにしていてくださいね!

※この計画はアメリカ・ミスカトニック大学工学部との合同事業です

この記事はエイプリルフール記事(ウソ)です。

実際にそんな事業案が会議に出たら全高所恐怖症の民を代表して猛反対いたしますとも……!!!

アジアこども学オンライン研修(12)オーストラリア現地体験&まとめとプレゼンテーション

最終日はオーストラリアのメルボルンとシドニーのライブツアーに参加し、その後でこの研修旅行のまとめを行いました。

最後のまとめでは一週間の活動を振り返って、全員が一人ずつ英語のスピーチを行いました。自分の心に残ったこと、感銘を受けたことを3つ挙げその理由を述べて、自分が何を得たか学んだかをみんなに伝えます。

Speaker1名につき2名のQuestionerをあらかじめ決めて、各自そのスピーチに対して英語で質問やコメントを述べます。ぼんやりと聞いているわけにはいきません。

Aグループメンバーのスピーチと質疑応答です。みんな楽しそうです。

研修初日はみんな英語を聞いたり話したりすることに不安な気持ちがありましたが、最終日には、どんどん自発的に英語での質問やコメントが出てくるようになりました。研修が終わっても、このテンションのまま英語を話すことに積極的でいてほしいですね。

最後のオンラインツアー、オーストラリアの現地体験はメルボルンから始まりました。ユニークなストリートアートで埋め尽くされる街を歩くのはワクワクします!

この街では誰もがストリートで自由に絵を描くことができます

メルボルンは世界的にもストリートアートが有名で、美術館やギャラリー、劇場だけでなく斬新な現代アートを街のいたるところで楽しめるそうです。行ってみたいですね!

信号機の中の人物がスカートを履いています。粋ですね!
もともとあった木製のエスカレーターを再利用してアート作品に!

メルボルンの次はシドニーのオンラインツアーでした。この日のシドニーは例年にないぐらいの大雨ということで、ガイドの方も土砂降りの中、街を一生懸命に案内して下さりました。外の風景は空にやや霞がかかっていましたが、やはりオペラハウスが見えた時には感動しました!ぜひ実際に行ってみたいと思います。

次回はこんな風に晴れたときのオペラハウスに行けたらいいですね

今回の研修は急遽オンラインへ変更になったこともあり、旅行企画を立てて頂いたHISの増田さんに多大な尽力を頂きました。研修期間中もずっとサポートをして頂きどうもありがとうございました。

ネパール楽しかったです!
初回のオンラインツアー、ハワイ現地体験も懐かしいです

学生のみなさんも一週間お疲れ様でした。この経験を糧にこれからも充実した学生生活を送ってくださいね。

アジアこども学オンライン研修(11)フィリピン研修・最終プレゼンテーション

フィリピン研修の最終日はこれまでの交流会やディスカッションのまとめとなり、学生全員が順番に「貧困問題の解決方法」について英語でプレゼンテーションを行いました。ブログでは各グループから二人ずつピックアップして、発表内容を以下紹介します。

最後に4年生のスマンさんの発表内容を紹介します。今回の発表内容はスマンさんが提出した卒論の内容と共通していたこともあって、完成度の高い内容になっていましたね。

アジアこども学オンライン研修(10)ネパール現地体験

今回の研修では合計5ヵ国のオンラインツアーを体験しました。特にライブツアーは何人ものスタッフが共同することで、限られた時間と場所のなかで参加者が最大限に楽しめるように綿密に計算して作られています。

ネパールのツアーでは現地旅行会社の責任者がオフィスからZOOMで司会を行い、別のオフィスからガイドさんがZOOMで参加して、二人で漫才のような形で掛け合いをしながら、現地カメラマンの映像を私たちに説明してくれました。旅行会社の責任者ボビーさんも、ガイドのラジャンさんも日本語は完璧。「ネパール人は人を楽しませるのが大好きなんです。」とボビーさんが言われたように、時に冗談を交えてみんなが楽しんで参加できる思い出に残るプログラムとなりました。

このツアーの前半の見どころは何といっても野生動物の住むチトワン国立公園のサファリパークと、ヒマラヤ山脈のトレッキングです。通常何日もかかる旅程をこの日はヴァーチャル映像で、短時間で一番いいところだけをかいつまんで体験する最高に贅沢なツアーでした。

チトワン国立公園では象の背中に乗ってジャングルの野生動物を見に行きます
トレッキングをヴァーチャルで体験!朝日を浴びる雪山が綺麗ですね

後半はライブツアーでカトマンドゥの世界遺産ダルバール広場を訪問し、最後にアサンバザールを歩きながら庶民の人々の暮らしを体験しました。

2015年の大地震で被害を受けた世界遺産のヒンドゥー教寺院群は現在も足場を組んで修復中です
JICAが修復事業をサポートしています
崩壊せずに残った建造物
少女の生き神様が住んでいるクマリの館では映画?の撮影が行われていました
ヒンドゥー教の猿の神様ハヌマーンにお祈りを捧げる男性
ヒンドゥー教のシヴァ神 破壊神として全身が真っ黒になって怒る姿であらわされています
仏教に守護神として取り込まれて日本では大黒天として知られています
神様にお供えする花やランプも露店で売られています
寺院の前でネパールの国旗を売る地元の人たち

ダルバール広場から続く道を歩くいていくと、地元の人たちが行きかうアサン・バザールに出てきます。

美味しそうなパパイヤはいくらで売っているのか、その場で聞くこともできました
これは? 
笛屋さんです。ラジャンさんもこどもの時吹いてたそうです
路地の奥を歩くと色とりどりのビーズ屋さんがありました
靴屋さんに話しかけると、「これから開店するから忙しい..」とちょっと面倒くさそう
スパイス屋さん 美味しいカレーを作るのに欠かせません
野菜売りの籠に盛られているのは唐辛子
日本にはないいろいろな種類の豆が売られていました。これで美味しい豆カレーをつくります!
最後は全員で記念撮影

ネパールの現地体験は予定していたよりも大幅に時間をとって開催して頂きました。ボビーさん、ラジャンさん、カメラマン担当の方、どうもありがとうございました。また4年生のスマンさんは母国のツアーということもあってネパール語の通訳をしたり、解説したり活躍してくれました。どうもありがとうございました!