本学では来週月曜日の卒業式で、1年間の節目を迎えます。2023年度国際教養こども学科の学生にとって一番思い出に残る出来事となった11月の海外研修をここで振り返ってみたいと思います。
本年度はコロナ禍以降3年ぶりで待ち望んでいた海外研修となりました。渡航先は企業見学と語学研修が充実し、アジアの経済・社会・文化について学ぶことの多い韓国です。ソウル、大邱、釜山の三都市を訪問し充実した一週間を過ごしました。
研修第一日目はソウルから北朝鮮との国境近くまでバスで移動し、朝鮮半島分断の象徴となっているイムジン閣と自由の橋を見学しました。
臨津(イムジン)閣は南北の軍事境界線から、南に約7キロ程離れた距離に位置し、一般人が最も北朝鮮に近づける場所となっています。記念碑の奥には北朝鮮に残された家族に対して、祈りを捧げる場所、望拝壇(マンべダン)があります。
望拝壇の裏側には自由の橋があります。1953年に朝鮮戦争の休戦協定が締結された後に戦争捕虜たちが「自由万歳」と叫びながらこの橋を渡ってきたことから、この名前がつけられました。