この研修は当初沖縄で開催する予定だったことから、現地で対面で予定していたセミナーも今回のオンラインプログラムに含まれています。
青年海外協力協会(JOCA)は⻘年海外協⼒隊経験者が中⼼となって構成されています。JOCA沖縄では協力隊経験者だけでなく、海外経験が豊富なメンバーとともに途上国⽀援で培った経験やノウハウで地域社会に貢献する活動を行っています。
今回青年海外協力隊の経験をお話ししてくれたのはジンバブエとソロモン諸島に派遣されていた井上さんです。
井上さんはジンバブエでは学校の体育教育普及隊員、ソロモン諸島ではソフトボール要員として活動されていました。ジンバブエの学校の同僚との異文化理解にまつわるお話や、ソロモン諸島でソフトボールを普及させ次々と大会を開催していく体験談がとても面白かったですね。今回参加した学生には野球部員が多かったのでみんな興味をもって聞いていました。
井上さんは自分が中心となって、多くの人に呼びかけソフトボールの普及に貢献をされたのですが、帰国後はその活動を積極的に引き継ぐ人が次第に減っていったそうです。今から考えると、自分が主体となって活動するよりも、人材育成により力を入れ持続していくシステムを作るべきだったと仰っていました。JICAを目指してどのような活動をしていくか考えている学生さんたちにとって貴重な経験談でした。
井上さんのセミナーの後には会場でペアワークやグループワークを行いました。実際に自分たちが特定の任地に行って、どのような活動をするのか話し合い、最後には活動計画表の作成も行いグループごとに発表をしました。