中秋節に始まった「卒業研究」@趙先生ゼミ

後期の「卒業研究」、趙先生のゼミは10月1日から始まりました。旧暦8月15日に当たる、中国 の中秋節です

日本では、それを「十五夜」と呼び、中国と同様に月見を楽しむ習慣がありますが、ベトナムにもこれが伝わり、同じく「中秋節」(Tết Trung thu)と呼びます

また、ベトナムでは、この日は「子どもの日」(Tết Thiếu nhi)でもあり、「建国の父」と称えられる故ホー・チ・ミン主席が、毎年の中秋節に全国の子どもたちに手紙を送り、次第に子どもの日として定着したと言われています

春節、清明節、端午節と並んで中国の四大伝統行事の一つとされる中秋節。2006年、中国では国の無形文化遺産に指定されました

その起源は紀元前の春秋戦国時代に遡ることができ、収穫を喜び、労をねぎらう意味合いがあったと考えられるものです。それが今では、家族 団欒の日とされています

中秋節と言えば、中国では誰でもかの李白の「寝台の前にさしこんでくる月の光を 見て、地面におりた霜ではないかとふと思った」という詩句を思い出すでしょう

白く 光る静夜の月光は無限の味わいをもつものです

後期初回「卒業研究」は、こうした中秋節をめぐる日本、中国とベトナムの風習
を語り合いながら、中国の留学生が用意した 月餅を皆で美味しくいただきました

そして卒業に備え、グ ループ発表「中国とベトナムの留学生の視点から見る日本の初等教育」の作成に取り組みました

中秋節に食べる月餅
これひとつでけっこうお腹いっぱいになるんですよね