本日は、文字が多くなる予定ですが、Be patient, please.
11月13日、私たちはJETROバンコクを訪れ、たくさんの資料を、一人一人にいただきました。
重ねますと、厚さがなんと2cmを超えるのです。「重~い」と悲鳴を上げる学生もいましたが、ここは感謝するところでしょう。
JETROとは、独立行政法人日本貿易振興機構(にほんぼうえきしんこうきこう)、英語ではJapan External Trade Organizationのことです。私たちが訪問したのは、ジェトロバンコクです。タイはASEANの中心ですからジェトロバンコクは大変活発な事務所です。タイと日本との貿易を育て、日本からの企業やレストランへの協力も惜しみなく、さらに周辺国ミャンマー、カンボジア、ラオス等の動きも意識しながら仕事をしておられます。
ASEANとは、インド、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオス(50音順)の10か国で、その中心であるタイには、日本企業がおよそ7000社。日本人の数は大使館調べで50,000人。しかし90,000人ぐらいいるだろうとのこと。その差40,000人はどうやってタイにもぐり込んでいるのでしょうかね。(ビザのいらない旅行者ってことでしょうか。)とにかくこの数はASEAN諸国の中で、ダントツ一位です。2位がシンガポールですが約半分です。
病院はサービス業という認識で、日本語が使えて、診察はお待たせせず、院内に楽しめるショップがあり、患者さんたちの母国のお料理を提供するというから住みたくなります。
タイ人はみなさんが働く意思を持ち、仕事を選び、いわゆる3Kはやらない。それなのに失業率は1%を下回る。御見それしました!(脱帽)
タイ人にとって、どんな仕事が理想かと、斉藤君が質問しましたら、「楽しくて給料がよい仕事がいい仕事です」と回答をもらいました。日本なら「少々給料が悪くても、安定している仕事」というところ。楽しい仕事という発想はありませんね。最近の若者にはあるかもしれません。
タイ国内での新車販売台数は日本が一位でなんと全体で88%(JETROによる)。タイの道路を走る車の80%(現地ガイドさんによる)が日本車です。しかし、しかしです。渋滞は世界の都市の中で一位。ちなみに4位がマニラなんですが、マニラの渋滞も相当ひどくて、世界一位と思ってましたが。
ちょっと待ってください。売り上げ総台数のうち88%が日本車だとすると、日本車は小型で燃費が良く、廃車にされにくいはずなので走行車両の80%というよりおそらくは90%が日本車かもしれません。
タイは微笑みの国と言われています。「大丈夫」が口癖。その理由の一つは『失業=死』ではないからと言われています。冬でも暖かい、いやいや暑いのです。路上で寝ることができます。路上でもどこでも寝ることができる、これが理由の一つとなって地方から仕事を得るためにバンコクに出てきてスラムを形成することになります。スラムの数はタイ全体で5000を超え、ほとんどがバンコク市内にあります。わが研修団もスラムを訪問しましたので、後日ご報告いたします。(学生たちよ、写真あれば送ってください。失礼になってはいけないので、学生たちはスラムでは写真を撮らなかったかな。大矢はビデオを回しています。さすがに厚かましいわ。)
スラムで、財団が経営する幼稚園、実はモンテッソーリメソッドを採用しているのですが、こちらは写真がありますので、必ずご報告いたします。
本日はこの後、別件の異文化体験写真を掲載いたします。