こんにちは、異文化研究交流センターの小柳です。
今回はアジアこども学研修で訪問した施設についてです。
研修2日目はセブでも富裕層の幼児から高校生までの子どもたちの通うB.R.I.G.H.T. Academyへ訪問しました。
フィリピンの学校はドレスコードがしっかりとあり、スカート丈の短する方やビーチサンダルなどをはいている方は入口で止められてしまいます。
こちらでは様々な国の生徒が在籍しています。ひとクラスの生徒数は約20名。国籍別に1クラス20%以上同じ国籍の生徒にならないように制限をかけているそうです。
学校内の施設はバスケットコート、プール、コンピュータールームや家庭科室などがしっかりと完備されていました。
研修3日目は前日と打って変わり、セブでも最も危険とされるPASIL(パシル)地区の中にあるのマザー・テレサ孤児院へ訪問しました。
こちらにいる子どもたちは不衛生な環境で十分な栄養を取ることができず、衰弱した状態でこの施設に保護されます。この施設では、子供たちの健康が回復するよう、シスターとスタッフがお世話をしています。
元気になって親元に帰る子供もいれば、別の施設に移っていく子供もいます。また、親元に帰ってもまたこの施設に帰ってくる子もいるそうです。
ここではボールやおもちゃを使い積極的に話しかけてくる子や、まったく笑わない子、やせ細り体力がないのか自力では立てない子など様々な子どもがいました。
学生は子どもたちにご飯を食べさせてあげたり裸足になって一緒に遊んだり、言葉の通じない中で一生懸命子どもたちと接していました。
学生たちはこの二日間の体験で貧富の差、生活レベルの差を感じたことでしょう。
セブには日本のお金持ちとはけた違いの人もいれば、1日1ドル以下の超底辺で生きる人たちも大勢います。
そういった人々が混在しているセブだからこそ体験できた時間でした。
研修4日目はサンカルロス大学へ訪問しました。
こちらの大学は、フィリピンで最も古く1595年に創立された大学でフィリピンの学生だけではなく、留学生も多く通う大学でした。
まずは英語の堪能な学生さんが大学内の博物館へ連れて行って下さいました。
キャンパスツアーの後はサンカルロス大学の学生さんたちとの交流会!
本学学生1人に2人の現地の学生さんが付いて下さり、1時間大学内の見学や食堂で学食を体験したりしていました。
最初はコミュニケーションがとれるか心配そうだった学生たちも1時間後には仲良くなって帰ってきました。