本日(3/18)、令和2年度学位記授与式(卒業式)が執り行われました!
アジアこども学科は13名が出席。感染対策のため少し寒そうにしながらも、無事式を終えることができました
式が終われば、再び控室へ。記念品を受け取り、お世話になった先生方に改めて感謝を述べる場面も
本日(3/18)、令和2年度学位記授与式(卒業式)が執り行われました!
アジアこども学科は13名が出席。感染対策のため少し寒そうにしながらも、無事式を終えることができました
式が終われば、再び控室へ。記念品を受け取り、お世話になった先生方に改めて感謝を述べる場面も
2月は逃げる、まさにその言葉通りあっという間に3月ですね
さて、今年度から始まった教員紹介の記事も残すところ後4回。今回もブログ担当の無茶ぶりに応えてくださったのは、山本緑先生(以下山本)です!
Q.なにを研究されていますか?
山本:アジアの芸術と文化について研究しています。
Q.芸術と文化の研究というと、具体的にはどんな研究なんでしょう?
山本:芸術作品の歴史的・社会的な背景を調べたり、作り手にインタビューを行ったりして、その魅力や意義を広く知ってもらうための研究です
Q.作り手にインタビュー!? 密かなこだわりとか聞けちゃったりしそうで面白そうですね!
では、東大阪大学でも芸術関係の授業をされているんですか?
山本:日本の文化や芸術の授業もありますが、他にも今年度(2020年度)は国際協力とボランティア、日本企業とアジア社会、海外研修、インターンシップ実習などを担当しました
Q.いろいろご担当されていますね! それぞれどんな授業なんでしょう?
山本:写真や映像を中心に、見て考える授業を行っています
Q.見たもの、聞いたものをもとに自分の考えを深めていくんですね
中でもオススメの授業があれば教えてください
山本:海外研修の授業では語学や国際協力について実践的な研修を受けることができるのでおすすめします
Q.今年は新型コロナウイルスの影響で海外研修が国内研修になりましたね。来年度(2021年度)は海外に行けると良いんですが……。
ではここからはもっと個人的なことを聞かせてください!
今まで読んだ/見た中で一番好きな本、マンガ、映像作品は何ですか?
山本:私がイギリス植民地時代の南アジアの研究をしていると話して横田先生に薦めて頂いた本、高殿円『カーリー』です
Q.はい、オススメした本人が最新刊まだ読んでいない『カーリー』ですね! 続刊が発売されるのをずっっっっ……と待ってたシリーズ、「新刊出てうれしい!」って気持ちと、「こんなに期待して待ってたのに、その期待を裏切られたら……」って怖い気持ちといっぱいになりませんか……? 『十二国記』最新刊も発売日に買ったのにまだ本屋さんの袋から出してもいないんですよ……怖くて……
き、気を取り直して! それはどういう内容の本なんでしょう?
山本:英領インドのイギリス寄宿学校で暮らすかわいい少女たちが当時の歴史と国家にかかわる陰謀に巻き込まれ活躍していくエンターテイメント・フィクションです
カーリーはインドでは破壊と殺戮の女神ですが、この小説では物語の鍵となる美しくミステリアスな女学生の名前になっています
Q.では、「誰かに何かをオススメするならコレ!」というものを教えてください
山本:滋賀県の佐川美術館をおすすめします
建物全体が水辺に浮かんでいるように建てられ、水面下にある楽吉左衛門の展示室はとても美しいです
Q.今までで一番の思い出は何ですか?
山本:スーツケースが行方不明になって戻ってこなかったことが2回あります
その中でも当時高価だった新品のビデオカメラを使ったことがないまま、スーツケースの中にいれて戻ってこなかったことがとてもショックだったです
よくある黒のキャリーケースに入れていましたが、名札を付けていなかったので間違えて持っていかれたのだと思います。
Q.保安検査場……預け荷物……届かないお土産品……うっ、(ブログ担当の)古傷が……!!
さて、今回もインタビューはここまで。皆さん、海外に何かを送る、もしくは海外から何かを送ってもらう時は気をつけましょうね! 壊れたり行方不明になったりものすごく時間かかったりそもそも届かなかったりなどいろいろ……本当にいろいろあるので……っ
国際教養こども学科 (アジアこども学科) の海外経験率 (単なる旅行ではなく、業務や語学留学など) は、実はかなり高いです。
私 (石川) は、ロシアに6か月間、韓国に3週間半、語学留学しただけなので、この学科の中では海外経験は少ない方です。
ブログの教員紹介が一通り終わったら、今度は教員の海外経験の話も提供していきたいと考えています。
予告だけでは面白くないので、私の体験を1つ。
私の留学先は、ロシアのユジノサハリンスクという街でした。そこの大学の副学長が私の大学に来た時に私が同席する機会があり、その時に「留学させてください」と頼んだのです (実際にはロシア語に堪能な先生に通訳してもらいました)。
その副学長がロシアに帰国する際に、私の大学に眼鏡を忘れていったので、私がロシアに留学するときにその眼鏡を持って行きました。
当時、私は船でロシアに向かったら (船で留学する日本人はとても珍しいと思います)、何とその副学長がコルサコフという港町まで私を迎えに来てくれました。
コルサコフからユジノサハリンスクへ移動する車内で、私は副学長に「先生、日本に眼鏡を忘れてましたよ」と言いたかったのですが、その頃の私はロシア語も充分にできなかったので、「先生、日本に目を忘れてましたよ」と言ったら、副学長はぎょっとした顔をしていました。(眼鏡を取り出したら、私の真意を理解して納得してくれました。)
この件に限らず、私のロシア語の能力不足で何度も恥をかきましたが、それでも留学して良かったと思っています。
皆さん、もし東大阪大学のオープンキャンパスに来たら、ありきたりな質問だけじゃなく、何でもいいからどんどん質問をぶつけてみて下さい。「国際」教養こども学科の名にふさわしい、「国際」的な話 (成功談も失敗談も) が聞けると思います。