授業紹介③-「日本芸術入門」

皆さんこんにちは。
東大阪大学一年生オバイエアドです。

私は大学で日本芸術文化という授業をとっています。この授業では日本文化、芸術などのことを勉強します。授業の勉強だけではなく、見学にも行きますのでとても楽しいです。

先週は中之島香雪美術館に見学に行って来ました。
この動画では、行き方、見たもの、感想など話します。最後までご覧ください。

中之島香雪美術館は中之島フェスティバルタワー・ウエストの4Fに2018年にオープンした新しい美術館です。現在行われているのは「聖徳太子 ―時空をつなぐものがたり―」展です。

来年、聖徳太子没後1400年の記念事業を前に、香雪美術館が所有する少年時代の聖徳太子像と聖徳太子の生涯の物語を描いた聖徳太子絵伝の大々的な修理が行われました。

この展覧会では聖徳太子に関するさまざまな美術・工芸品とともに、古い絵画の保存修復の過程が紹介されています。

中之島香雪美術館ではこのような企画展の他に、本館となる神戸市灘区の香雪美術館を設立した朝日新聞の創始者村山龍平に関する常設展示があります。

明治時代に建てられた小さな新聞社の社屋から、高層ビル群の中にそびえる現在の中之島ツインタワーに至るまでの歴史が写真とともに紹介されています。

香雪美術館のお茶室「玄庵」と全く同じお茶室が、高層ビルの美術館の内部で再現されているのも見どころの一つです。お茶室の背景はCGで季節の移り変わりと時間の経過が表され、まるで自然の中に身をおいているような気持ちになります。

教員紹介②

今年もあと36日。お正月にたてた今年の目標はどのくらい達成できたでしょうか。

光陰矢の如し、月日の経つのは早いもので、今月もやってまいりました、教員紹介のお時間です。

厳正なる抽選(※ブログ担当によるあみだくじ)にて選ばれた2番手は、先日のアジアこども研修では大変お世話になりました、石川 高行先生です!

今回も「いらすとや」さんにお世話になります!

Q.石川先生は何を研究されているのでしょう?

石川先生(以下石川):情報教育、及びコンピュータを活用した教育です

Q.コロナ禍の今年、特に注目され、ニュースなどでも取り上げられた分野ですね!
 とはいえ、具体的にはどんな研究なんでしょうか

石川:1つは、何人もの人が同時にアクセスするシステムを学生が作れるようになるための教育です。また、人間の考え方がどのように成長するか、ということも研究しています。

もう1つは、コンピュータを利用した学習管理の仕組みを用いて色々な成果を出すことです。例えば、前にいた大学では、この仕組みを用いて大学生の就職率を大幅に改善したりしました。

Q.就職率アップ!? これは学生たちにとってもお得情報なのでは……!?
 では、東大阪大学ではどの授業を担当されているんでしょう?

石川:情報関係の授業と、教育学関係の授業と、半々です。

Q.それは、例えばどんな内容の授業なのでしょう

石川:例えば、「グローバル教育」という授業では、異文化理解のために一切喋らずに意思疎通をする単元があります。
殆どの出席学生は途中で笑いがこらえられなくなるのですが…すみません、ネタバレすると授業効果が低くなるので、ここでは書けません。

Q.っく、気になります……! が、ネタバレは時に血で血を洗う争いの火種になりかねませんから、これは授業を受けてからのお楽しみですね……
では、やはりオススメの担当授業も?

石川:上記の「グローバル教育」がそうですが、この授業は学生が予習しない (復習しかしない) ことで成立しているので、理由は秘密とさせて下さい

Q.ネタバレ厳禁!ですね
さて、ここからは前回同様、少し個人的な質問をさせていただきます

今まで読んだ//見た中で、一番好きな本、マンガ、映像作品を教えてください

石川:正統派なら『3月のライオン』、ギャグ系なら『たいようのマキバオー』です

Q.マキバオー! 懐かしい! 小学校運動会、徒競走の時の定番BGMでした!
その2作品をひと言で表すとしたら?

石川:2作品どちらも、人間 (や馬) の在り方を深く考えさせてくれます。特に『たいようのマキバオー』は下品なだけのギャグ漫画に見えますが、絵柄に騙されてはいけません。

Q.では、誰かに何かをオススメするならコレ!というものはなんでしょう

石川:学生にオススメするなら、「留学」です。どの国でもいいです。2週間などの短期留学でもいいです。世界の見え方が変わります。

Q.留学でカルチャーショックを受けたり、逆にあれ、案外〇〇じゃないんだな、とがっかりしたりするのもまた、良い経験ですよね(※ブログ担当個人の感想です)
さて、次で最後の質問です。今までで一番の思い出を教えてください!

石川:夜眠る直前に、プログラミングの良い教え方を思いついたことです。思いついたことを大量に紙に書き出し、その日は興奮してなかなか眠れませんでした。

石川先生自画像
こ、これはアルチンボルト・リスペクトな自画像……!?

いわゆる「おりてきた」現象ですね! うらやましい……!

そして今回もブログ担当、無茶ぶりをして自画像を作成していただきました。石川先生、もしやジュゼッペ・アルチンボルトのファンだったり……? ※未確認情報

石川先生、ご協力ありがとうございました!

研修旅行④:エコツーリズムデザイン研究所

先週土曜日、アジアこども学研修は無事終了しました。

3日目に訪問した「エコツーリズムデザイン研究所」さまでは、過剰な観光地化による生態系の破壊をどう防ぐのか、開発と環境保護のバランスについて話し合いました。

未開発の海岸で見られる生物の多様さに触れ、

潮が引いた海岸で生き物の観察
見たこともない生き物たちに興味津々です

自分たちが取り組める身近な活動について、2グループに分かれて話し合いました

既存の技術をどう使えば…と頭を悩ませ中

今回の研修旅行のメインテーマであるSDGs、様々な取り組みをされている方々と出会い、その活動を知ることで、研修前とは少し考えに変化がでてきた人も……?

研修旅行③:紅型体験、かりゆし水族館バックヤード見学

研修2日目は、まず1日目の三線に続き、沖縄の伝統工芸である紅型について学びます。

まず見本を参考に下地になる色を塗ります。
試される色彩センス……!

紅型は、戦争で一度途絶えた伝統文化です。

戦前、本土に贈られていた貴重な資料を元に、戦後製法を復活。それでも当時は貧しく、物資も乏しかったため、米兵の妻が捨てた口紅を拾って染料を作ったそうです。

染め方を教わりながら、紅型の歴史を学びます

さて、お昼からはDMMかりゆし水族館に移動します。

バックヤードに案内していただき、今回学ぶのは、水槽の水をどのように浄化、巡回させているのか。

DMMかりゆし水族館さまでは、大きく分けて2つの方法を取っているそうです

まずはこの巨大水槽
これだけでもかなりの水量です

巨大水槽を含む多くの水槽では、スポンジやアルカリ性の石で水を濾過し、不純物を取り除き、酸性に寄った水を中性に戻しています

サンゴの水槽
小さいタツノオトシゴが見えるでしょうか

そしてサンゴの水槽では、藻の働きによって水を浄化する方法があるそうです。

この透明度も、バックヤードにある藻が守っているのです

動物の保護、研究と同時に、展示による教育を担う水族館のSDGs。SDGsという取り組み自体の多様性に触れる研修はまだ続きます

研修旅行②:ひめゆりの塔・ロワジールホテル那覇

研修旅行1日目は、ひめゆりの塔に参拝し、宿泊先のロワジールホテル那覇さまで実践されているSDGsの取り組みについてもうかがいました。

ひめゆりの塔へ参拝したのは正午をいくらか過ぎた日差しの強い時間帯。ガイドの方から沖縄戦についての話をうかがい、犠牲になった人々に祈りを捧げました。

ぽっかりと開いたガマの入り口を、神妙な面持ちで見つめます。

そして、1日目の終わりに、宿泊先であるロワジールホテル那覇さまの取り組みを紹介していただきます。

ご協力いただいたロワジールホテル那覇さまです

まずは夕食をいただき、

200人以上のスタッフを抱えるロワジールホテル那覇さまが現在行っている取り組みを教わり、

「自分たちがこのホテルのレストランスタッフだったら」どういう取り組みができるか、グループでディスカッションしました。

代金の半額分を寄付または次回の食事チケットに交換できるメニューの作成など、お互いの意見を聞いて、さらに自分の考えを見直す良い機会になりました。

研修旅行①:おきなわ世界塾、沖縄県三線製作事業協同組合訪問

新型コロナ感染対策を徹底しながら、現在アジアこども学科二年生は沖縄に研修旅行に来ています。

さて、研修1日目は、「おきなわ世界塾」さまのプログラムに参加しました。

まず訪問したのは「沖縄県三線製作事業協同組合」さま。中国から渡来し、やがて琉球王国の士族、そして今では沖縄中で愛される伝統的な楽器、三線。その技と精神を次世代へと受け継いでいくため活動されています。

まず、三線の歴史、構造など基本的なことを教えていただきます。
「胴」と呼ばれる部分に貼るニシキヘビの皮に興味津々。 インドネシアなどから年間1000枚ほど沖縄に輸入されているそうです。

そして、実際に三線を触らせてもらい、演奏の指導もしていただきました。


真剣です……!

沖縄県三線製作協同組合さまでは、伝統を守りながら、伝統的な材料(黒檀の竿、ニシキヘビの皮の胴、絹糸の弦)が手に入れ難くなっている現在、持続可能な伝統の守り方として、代替素材も活用されているそうです。

講師のおふた方(前列左並びに中央右)と一枚。 本当にありがとうございました!

そして、ここからは場所を移動して「おきなわ世界塾」さまによるワークショップです。

事前研修、つい先ほどの沖縄県三線製作協同組合さまでの研修を踏まえ、さらにSDGsについての考えを深めます。

まず、それぞれの故郷の自慢を話し合います。

ふせんにどんどん書いていきます
おきなわ世界塾の方からは、沖縄のお墓を自慢していただきました

それぞれの「自慢」、それがいわゆる「伝統」や「文化」です。では、それらが世界からなくなってしまったとしたら……?

「人間らしく生きることができない」「ロボットみたいな生活」「他の国の人に自分の国の美味しいものが伝えられない」……全体的に暗い世界を想像する学生たちに、おきなわ世界塾上原さんは、「どんな世界を作っていきたいか」と問いかけます。

守ろう、と意識したことがないものも、なくなってしまったらと考えると……

なぜSDGs(持続可能な開発目標)に取り組むのか。それぞれで考えを深めるよい機会になりました。