オンライン授業 進行中

緊急事態宣言により、東大阪大学だけでなく大阪府内の多くの大学がオンライン授業になっていると思います。

そして、いろいろな大学から、学生の「受講方法が分からない」「次に何をしたらよいのか分からない」という声が聞こえてきます。

東大阪大学は小規模な大学なので、学生とのつながりが強いです。国際教養こども学科は、その中でも (短大を含めた中でも) 最も小規模な学科なので、他大学では実現が難しそうなことをやっていたりします。

国際教養こども学科のほぼすべての学生 (及びその前身であるアジアこども学科のほぼすべての学生) は、LINE で私とつながっています。他の教員ともかなりつながっていますし、もしそうでなくても私を経由することで、どの学生からどの教員へも簡単に連絡をとることができます (メールでもいいのですが、「既読」の表示が出るので、学生にとっては LINE の方が連絡に使いやすいと思われます)。

今年度も、特に新入生から大量の質問を受け、全て回答してきました。学生の皆さん、学生には「分からないことを質問する権利」があるのですから、これをどんどん活用して、充実した学生生活を送ってください。

卒業研究発表会@1/21

1/21、現4年生による卒業研究発表会が行われました!

発表会の様子① トップバッターはやはり緊張するもの……!

感染症対策のため、学科教員と発表する学生たちのみ、という小規模な発表会。とはいえ、こうして人前で発表するとなると、かなり緊張していた学生も……

発表会の様子② 日本と中国の農村地域の違いについて説明しています

それでも、会の後半になると手を挙げて積極的に質問をする場面もあり、お互いに良い刺激となったようです

発表会の様子③ 学校教育制度の日中越比較

遠隔授業と自動採点

大阪府内の新型コロナウィルス感染者がかなり増えてきたので、残念ながら東大阪大学も2020年12月3日から年末まで対面授業が遠隔授業になりました。

実は、夏休み前から「11月頃に感染者数の大きな波が来るだろう」と予測していまして、この予測をもとに後期授業の順序入れ替えなどの準備をしておくよう、副学長から全教員へ指令が出ておりました。

私が担当するいくつかの科目では、授業内容の自動採点化を進めています。先日、200ページほどある教科書を丸1冊自動採点化し終え、別の教科書にも手を付けています。学生は、自動採点化された問題にオンラインで何度も挑戦することで、自分の理解度をすぐに確認することができます。

もちろん、教員が手動で採点しないと理解度が測れない課題もあるので、なんでもかんでも自動採点化するわけにはいかないのですが、自動採点型の問題は学生の集中力の維持にかなり役立つことが経験的に分かっているので、今後も可能な範囲で自動採点化を進めていく予定です。

また、逆求人サイトを軸にした就職活動支援も今後本格化させようと考えていますが、こちらの話は別の機会に。

授業紹介③-「日本芸術入門」

皆さんこんにちは。
東大阪大学一年生オバイエアドです。

私は大学で日本芸術文化という授業をとっています。この授業では日本文化、芸術などのことを勉強します。授業の勉強だけではなく、見学にも行きますのでとても楽しいです。

先週は中之島香雪美術館に見学に行って来ました。
この動画では、行き方、見たもの、感想など話します。最後までご覧ください。

中之島香雪美術館は中之島フェスティバルタワー・ウエストの4Fに2018年にオープンした新しい美術館です。現在行われているのは「聖徳太子 ―時空をつなぐものがたり―」展です。

来年、聖徳太子没後1400年の記念事業を前に、香雪美術館が所有する少年時代の聖徳太子像と聖徳太子の生涯の物語を描いた聖徳太子絵伝の大々的な修理が行われました。

この展覧会では聖徳太子に関するさまざまな美術・工芸品とともに、古い絵画の保存修復の過程が紹介されています。

中之島香雪美術館ではこのような企画展の他に、本館となる神戸市灘区の香雪美術館を設立した朝日新聞の創始者村山龍平に関する常設展示があります。

明治時代に建てられた小さな新聞社の社屋から、高層ビル群の中にそびえる現在の中之島ツインタワーに至るまでの歴史が写真とともに紹介されています。

香雪美術館のお茶室「玄庵」と全く同じお茶室が、高層ビルの美術館の内部で再現されているのも見どころの一つです。お茶室の背景はCGで季節の移り変わりと時間の経過が表され、まるで自然の中に身をおいているような気持ちになります。

授業紹介②―「国際協力」

月曜日の国際協力演習の授業では、社会抱えるさまざまな問題をどのように解決するのかをみんなで考えます。
後期の授業では3回にわたって「どんな社会をつくりたいか?」をテーマにしたワークショップに取り組みました。

多国籍のメンバーでグループワークをします。
このグループは授業のベルが鳴ってもワークをやり続け、一番の力作ができました。

最初は全員で、それぞれがピンク色の付箋紙に

・「今この世にあったらいいもの」
・「100年後もこの世に残っていてほしいもの」

青色の付箋紙に

・「今この世からなくなったらいいもの」
・「100年後にはなくなってほしいもの」

を書きだしていきます。

次に、幾つかのグループに分かれて自分たちが書いた内容を互いに説明しながら、似ている内容のものを集めて紙の上に貼り、タイトルをつけて整理していきます。

あったらいいもの、なかったらいいもの。 両方おなじぐらいたくさんの意見がでています。

さらにみんなで意見を出した内容をSDGsの課題と結びつけて考えました。

最後に自分が解決したい問題をひとつだけ選び、同じ意見を持つ人どうしで新たなグループに分かれます。
その問題を解決する方法について意見を出し合い、
どれが一番有効的な方法なのか表に書き出し、一つ一つ比べて議論をしました。

この授業ではこのようなワークショップを通じて、私達を取り巻く社会が抱える問題を考えています。

授業紹介①―「キャリアを考えるⅡ」

水曜日2回生の授業、「キャリアを考えるⅡ」では、大学近辺の企業を訪問します。

今週は東大阪のものづくりについて学ぶため株式会社松よし人形さんを訪問し、 工房を見学してものづくりのワークショップに参加しました。

小出社長とワークショップの先生と一緒にパチリ。
後ろにある人形たちがキラキラ輝いて見えます。

・今回お世話になった訪問先:株式会社松よし人形 東大阪市荒川1-10-4

松よし人形さんは創業60年。日本の伝統的な雛人形や市松人形を制作され、一年で2000~3000セットの雛人形を出荷されているそうです。

雛人形は、
・頭をつくる「頭(かしら)師」
・髪を植える「髪付師」
・手足をつくる「手足師」
・小道具をつくる「小道具師」
など、職人さんたちの分業によりつくられています。

中でもこちらの「人形工房松寿」では、人形に衣裳を着せる「人形着付け師」をされています。

この「人形着付け師」は、衣裳の素材やデザインなどの詳細を決め、工房内外の各職に指示を出し、商品化していくプロデューサーとしての役割を担っています。

松よし人形の雛人形の特徴は、なんといってもは完璧な左右対称の美しさ。
さまざまな衣裳デザインの複雑なパターンを、職人の目と手作業で、左右の生地の色や模様が完全に一致させているのです。

そんな職人さんたちの縫製技術は非常に高く、まったく縫い目が見えないよう、サイズがぴたりと合うように衣裳が縫われています。

わたしたちが一目見て「綺麗!」と感動するものは、実はこのようなプロの職人さんたちの積み重ねられた技術とものづくり精神によって生み出されているのですね。

今回は小出社長のお話をうかがった後、工房見学をして、最後に衣裳生地でつくるマグネットとつまみ細工のワークショップを通じてものづくりの体験をしました。

もともとつまみ細工は舞妓さんのかんざしの飾りに使われていた技法ですが、雛人形の花飾りにも多く使われています。

先生方に丁寧に教えて頂き私たちも全員素敵な花飾りやマグネットを完成することができました。

花飾りとマグネットの製作体験もさせてもらいました!
センスと個性が光ります

今回お世話になった株式会社松よし人形さんのショップには、伝統的な雛人形や市松人形から今流行しているお人形までたくさんのかわいらしいお人形で埋め尽くされています。

こんなにたくさんの人形たち、圧巻です。

また、一般の方向けにワークショップも開催されています。
松よし人形のスタッフのみなさん、工房の職人のみなさんこの度はどうもありがとうございました。


(授業風景)スポーツと健康Ⅰ

今週木曜2限1年生のスポーツと健康Ⅰ(市川廣己先生)の授業風景です。

体育なら、言葉の問題は、座学よりまだ少ないかと思っていたら、大間違いでした。

担当の先生によると、いわゆる「体育」、日本の学校では小学校から高校までずっとある体育の時間が、どうやら国(地域)によって違うようで、あまり体育の授業がなかった学生もいるそうです。

たしかにやったことがない動きをすることは、指示が聞けたとしても、難しいですね。

そもそも、体育館シューズを理解してもらうことも大変です。配布時にも外で履かないように注意はしましたが、もらった時はわからなかった学生もいたと思います。

先週、「忘れないように、履いてきた!」と自慢げに見せてくれた学生に、怒る気になれませんでしたが…みなさん、気を付けてくださいね。

授業紹介:地域社会と中小企業、オーラルコミュニケーション(英語)、日本語Ⅱ

今日は、授業の紹介をします。
本学科武先生の「地域社会と中小企業」と、栖原学科長の「オーラルコミュニケーション」(英語)、そして、三成先生の「日本語Ⅱ」の授業です。

武先生の授業には、留学生も履修しています。
難しい専門用語もあるので、留学生にとっては、高い壁ですが、卒業後にビジネスの場面で、こうして教えてもらったノウハウがきっと活かされると思いますし、身近な話題もあって、興味のある学生も多いと思います。

栖原学科長のクラスは、PCを利用した、eラーニング方式によって進められています。
各自パソコンの操作をしながら、教科書の内容が練習でき、とても効率がよいです。
目も耳も、そして、口も大忙しの1時間ですが、栖原先生に鍛えられて、何度も発音していました。

三成先生のクラスは、留学生のみの開講です。今は1年生が履修しています。
漢字の勉強と文型の練習に注力しています。
ベトナム人留学生にとって、やはり漢字は大苦戦していますが、漢字圏の学生にとっても、だんだん、読み方も複雑になってきましたので、授業中にしっかり勉強してほしいと思います。

このように勉強できるのは、貴重な時間です。
学生のみなさんには、限られた時間を有効に利用し、ぜひもっと積極的に学んでほしいと思います。

日本語Ⅱの写真の一番下は・・・いつの日かの、動物の絵の落書きです。
落書きというにはもったいないくらいで、つい写真を撮りました。ベトナム人留学生の作品です。
ついでに動物の名前も勉強できました。

日本語Ⅰ受講中!

梅雨に入りましたが、今日は青空です。
学内のあじさいも、きれいに咲いています。

あじさいのむこうに、小さく写っているのは、校舎(9号館)に入っていく学生たち。
アジアこども学科の留学生です。
本学科では、中国やベトナムからの留学生が勉強しています。

楽しいお昼休みももうおしまい・・・、授業のある教室に向う様子です。

さてさて、ちゃんと、受講しているかな?!

1年生の日本語Ⅰの授業です。

まずは漢字の練習をやっていました。
ベトナムからの留学生にとって、漢字は最初の、かつ最大の難関です。
毎日、悪戦苦闘しています!
(↑いつかこんな複雑な漢字でもわかるようになってほしいですが・・・期待しています★)

今週の授業もようやく今日で終わりです。
また来週からもみんながんばりましょう!    

8号館8階のDisplay

学科紹介を充実させるためにつくったパネルです。オープンキャンパスできっと力を発揮するはず。

学科の先生たち、何を教えている?

学科の先生たち、何を教えている?

特色あるアジアこども学研修。どこで何をしている?

タイと韓国で、学生たちの明るい顔

タイと韓国で、学生たちの明るい顔

各先生方の過去や現在、面白情報。

増田教授

増田教授

大矢准教授

大矢准教授

今井助教

今井助教

先生方の著書をのぞいてみましょう。

趙教授と今井助教の著書

趙教授と今井助教の著書

増田教授、スワレス教授、大矢准教授

増田教授、スワレス教授、大矢准教授

中国と日本の「ちまき」の比較。

ちまきの中身が全然違うね

ちまきの中身が全然違うね

廊下の両側には地図がたくさん貼られています。日本で印刷されたものと現地で印刷されたものを並べています。いわゆるグレイゾーンをどう表記しているか見るのは面白いです。

地図を見比べてみましょう。

地図を見比べてみましょう。

どうですか、パネルを見るとアジアこども学科のことがよく判るでしょう。まだ、続々作りますよ。