アジアこども学オンライン研修(8)ベトナムで活躍する日本人ビジネスパーソンとの交流会

今回のオンライン研修のハイライトの一つがベトナムの2種類の交流会でした。学生は3グループに分かれて前半は日本人ビジネスパーソンとの交流会、後半はベトナム人大学生との交流会を行いました。

前半の交流会にゲストで来てくださったビジネスパーソン3名の経歴はそれぞれ何らかの形で学生さんたちの関心のある分野に関わるプロフェッショナルです。

KDDIベトナムの岡本さんは大学時代野球部に所属していたこともあって野球部の学生たちにとっても将来の道をイメージするよい機会になったのではないでしょか。岡本さんは大学卒業後JICA青年海外協力隊でカンボジアに派遣され、現地で体育教師をされていました。帰国後は一旦就職しながらも、国際的なキャリアを改めて目指し、フィリピン留学を経てベトナムへ渡り現在のお仕事に就かれています。

KDDIベトナム岡本さんとAグループのメンバー

起業家の荒島さんはジェトロホーチミン事務所の農林水産・食品分野アドバイザーを務めながら、自身の会社として(株)スター・コンサルティング・ジャパンを運営し、日本企業の海外進出支援を行われています。大学時代はバングラデシュでマイクロファイナンス業務に携わり、卒業後は経営コンサルティング会社で勤務されていました。その後ベトナムに渡り起業。日本レストランをオープンして日本食ブームをけん引した経験もある活力いっぱいのビジネスマンです。

スター・コンサルティング・ジャパンの荒島さんとAグループのメンバー

GAコンサルタンツベトナムで日系企業の採用支援・求職者サポートに携わっている畠中さんは、大学時代英米文学を学び、国際的な仕事に就きたいと考えていました。卒業後はメーカー、教育業界、IT業界とキャリアを重ね、これまでの経験を活かし、さらに海外勤務を実現するためにベトナムに渡り現在のお仕事に就かれています。

3人のビジネスパーソンと交流会をサポートして下さったスタッフの皆さんと一緒に記念撮影

A, B, C3つのグループではそれぞれのビジネスパーソンを囲んでさまざまな質問や進路相談が行われていました。学生さんたちも将来に役立つアドバイスを頂けたようです。

岡本さん、荒島さん、畠中さん、どうもありがとうございました!

アジアこども学オンライン研修(7)フィリピンの子どもたちとの交流!

このプログラムの後半はAnya’s homeの子どもたちも含むフィリピンの子どもたちとの英語交流会でした。みんなとてもかわいかったですよ❣

まず最初はみんなで自己紹介 例文をもとにしてみんなでおしゃべりします
英語につまってもスティーヴ先生がサポートしてくれます
はきはき英語を話す子もいれば、もじもじする子もいたり。
自己紹介の後はお互いにいろんなことを質問しあいっこしました。

みんなでおしゃべりした後はフィードバック。学生たちもとても楽しそうです。

最後はみんなで記念撮影です。コロナが終息したらフィリピンに旅行に行ってみんなに会いに行きたいですね。

アジアこども学オンライン研修(6)NGO Anya’s Home

学生の間でも好評だったのがフィリピンで貧しい子どもたちのために学校を作ったAnyaさんのお話でした。

フィリピンはアジアでも屈指の経済成⻑を進める国ですが、⼤きな社会問題ともなっているのが貧困問題です。1日100円以下で暮らす家庭が多くあり、教育も受けれない子供たちが多くいます。そんな貧困問題の解決に取り組む日本⼈ギャルAnyaさんがセブで創設したのがAnya’s Homeです。

Anya’s Home Youtube Channel

Anyaさんの講話ではフィリピンで活動することになったきっかけや現在の活動の詳細をお話頂きました。同世代のAnyaさんの体験談には共感する学生も多く、Anyaさんは学生からの質問にも気さくに答えてくださいました。

Anyaさんは学生のみなさんとほぼ同世代なんですね

Anyaさん、どうもありがとうございました。 フィリピン旅行の際には訪問させて頂きます!

アジアこども学オンライン研修(5)英語研修&ベトナム現地体験

研修4日目は2グループに分かれて英語でフィリピンの貧困問題についてのディスカッションを行いました。

みんなの表情も真剣です
先生から英語でビシビシ質問がとんできます

ティーチャー・カールからフィリピンの貧困のために私たちに何ができるのか一人ずつ意見を聞かれ英語で答えなければいけません。

英語研修は身体を動かしたりしながら楽しく取り組める内容になっています

さらに翌日のフィリピンのこどもたちとの交流会のための宿題や、最終日に向けたプレゼンテーションの課題が次々と出されます。

フィリピン研修全体の課題は貧困解決のためのアクション・プランを英語で考えること!

昼食を挟んで午後はベトナムオンラインツアーでした。

翌日にベトナムの大学生との交流を控えて、ベトナム、ホーチミンの現地をライブで体験し、歴史や文化を学びました。

露店で売られている果物がいくらぐらいなのか日本と物価の比較をしています
現地ガイドの方はホーチミン広場でベトナムの歴史について熱く語ってくれました

アジアこども学オンライン研修(4)JOCA沖縄セミナー&ワークショップ

この研修は当初沖縄で開催する予定だったことから、現地で対面で予定していたセミナーも今回のオンラインプログラムに含まれています。

青年海外協力協会(JOCA)は⻘年海外協⼒隊経験者が中⼼となって構成されています。JOCA沖縄では協力隊経験者だけでなく、海外経験が豊富なメンバーとともに途上国⽀援で培った経験やノウハウで地域社会に貢献する活動を行っています。

今回青年海外協力隊の経験をお話ししてくれたのはジンバブエとソロモン諸島に派遣されていた井上さんです。

井上さんの自己紹介

井上さんはジンバブエでは学校の体育教育普及隊員、ソロモン諸島ではソフトボール要員として活動されていました。ジンバブエの学校の同僚との異文化理解にまつわるお話や、ソロモン諸島でソフトボールを普及させ次々と大会を開催していく体験談がとても面白かったですね。今回参加した学生には野球部員が多かったのでみんな興味をもって聞いていました。

現地ソフトボールチームのメンバーと

井上さんは自分が中心となって、多くの人に呼びかけソフトボールの普及に貢献をされたのですが、帰国後はその活動を積極的に引き継ぐ人が次第に減っていったそうです。今から考えると、自分が主体となって活動するよりも、人材育成により力を入れ持続していくシステムを作るべきだったと仰っていました。JICAを目指してどのような活動をしていくか考えている学生さんたちにとって貴重な経験談でした。

井上さんのセミナーの後には会場でペアワークやグループワークを行いました。実際に自分たちが特定の任地に行って、どのような活動をするのか話し合い、最後には活動計画表の作成も行いグループごとに発表をしました。

各学生はパーテーションで区切られ、休憩時間ごとに消毒をすることで完全な感染症対策を行いました

アジアこども学オンライン研修(3)株式会社ココウェル企業セミナー

研修3日目は学外の研修施設での企業セミナーでした。

ゲストは株式会社ココウェルの水井裕氏。

ココウェルはフィリピンのココナッツを原料としたさまざまな商品展開をしており、社会問題の解決にも積極的に取り組んでいます。

ココウェルの商品も実際に持ってきて説明して頂きました

この日のセミナーでは水井さんが学生の皆さんと同世代だったころに、途上国の環境問題を学ぶためにフィリピンの大学へ留学をしたこと、授業の一環で訪ねたゴミ山のスラムで生活する子供たちを目の当たりにして、貧困問題の解決に取り組むことになり起業したご自身の体験を詳しく話して頂きました。

ココウェルがサポートする現地の人々の表情はみんな生き生きとしています!

フィリピンでは産業が不足し人口の10分の1が外国で働いていること、台風や洪水などの自然災害がしばしば起こることなど、さまざまな理由から貧富の格差が進み、貧困問題が解決できない状況にあるそうです。

水井さんは貧困問題の解決には農村部に産業を創ることで仕事を生み出し、都市部に来なくても生活できる環境を創ることが必要だと感じ、農村を自ら訪ねた結果、フィリピンに数多く自生する「ココナッツ」を活用することを思いつきます。

翌日からはフィリピンとオンラインで貧困問題解決プログラムに取り組みます!

セミナーの最後には水井さんから学生のみなさんに、これからの将来を考えるためのアドバイスをしていただきました。水井さんの率直な言葉はみなさんの心にしっかりと届いていたと思います。水井さんどうもありがとうございました。

この日のセミナーでは水井さんが自身の人生で見出した貧困問題解決の方法と社会への還元について学びました。翌日からは学生ひとりひとりがフィリピンの貧困と向き合い、自分は何ができるのかを考えていくことになります。

アジアこども学オンライン研修(2)フィリピン英語研修

2日目からはほぼ毎日組み込まれているフィリピン英語研修が始まりました。

最初のアイスブレークの担当はエリー先生!超元気でテンションの高いエリー先生の楽しいキャラにみんなの緊張も吹き飛びました。

元気いっぱいのエリー先生

一番おもしろかったのは、「Simon says…」という英語のゲームでした。

全員の中からサイモン役を一人決め、他の人たちはサイモンの命令に従って手を上げたり、顔を触ったり、目を閉じたりなどしなければいけません。

命令のフレーズは必ず「Simon says…」(サイモンの命令は…)で始まることが決まっています。この言葉で始まらない命令に従った場合は失格になるというルールがあります。

エリー先生が最初サイモン役をやり、次に学生のみなさんにも順番にサイモン役がまわってきて、簡単な英語のフレーズを話すことで英語に次第に慣れていきました。

研修の後半には先生方がフィリピンの歴史や文化、セブ島の魅力を紹介して下さり、全員でヴァーチャルツアーにも参加したくさんのことを学びました。

コロナが終息したらフィリピンの美しい自然を実際に見に行ってみたいですね。

アジアこども学オンライン研修(1)SDGs大学

先日お知らせしたアジアこども学オンライン研修が無事終了しました。

研修施設で開催した企業セミナーとオンラインでのプログラムを組み合わせ、一週間毎日朝から夕方まで研修にとりくみました。

通常の海外研修では一つの国にしか訪問滞在できませんが、今回はオンラインの特性を最大限に活用し、フィリピン、ベトナム、ハワイ、オーストラリア、ネパールの五ヶ国をヴァーチャルで体験したり、異なる国の大学生や現地の子供たちとの交流も行ったりすることができました。またライブで各国の街を歩いてそこで暮らす人々に質問をしたりするのもワクワクして面白かったですね。

ブログでは研修の内容を幾つかのトピックに分けてお伝えしようと思います。

まず一日目に行われたSDGs研修。

朝9時からお昼休憩を挟んで夕方まで一般社団法人SDGs大学によるカタリスト認定講座を受講しました。

この講座ではSDGsとは何か?ということを基礎から詳しく学び、一人ひとりが自分の生活の中で何ができるかを考え実践することを目指します。

カタリストとは、英語の「触媒」という意味と同時に、「語る人」という意味も含まれているそうです。この講座を修了して学生のみなさんはカタリスト認定を受けました。

これからは日ごろからSDGsを意識しつつ日常生活のなかで実践者として自信をもって行動して行ってほしいと思います!

初日のSDGs研修がこの後のいろいろな国との交流や研修に活かされました

アジアこども学オンライン研修リハーサル

本学科では2年生時に海外研修旅行が必修科目となっています。

感染症対策のため昨年は国内に切り替え沖縄研修を行いましたが、本年度はオミクロン株の現状を考慮し全てオンラインで行うこととしました。来週から本学科初のアジアこども学オンライン研修が始まります。

海外研修の代わりになる内容をできるだけ充実させるために、一週間の研修期間中、海外の大学や、世界をまたにかけて活躍するビジネスパーソンとの交流会、関西の企業や海外青年協力隊によるセミナー、SDGs研修などさまざまなプログラムをぎっしりと組み込んでいます。

複数の国にオンラインで訪問し研修できるのもいいですね!

ベトナムやフィリピンの大学生と英語で交流し、プレゼンテーションも行うため、今日と明日の二日間はZOOMでリハーサルをしています。これまでの蘇州大学との交流会での経験を活かしてみんな頑張っています。来週からの研修期間中の様子はまた追って報告します。

大阪・インド・北海道で Zoom 交流会

以前から続けている東大阪大学とインド・ニューデリー経営大学との Zoom 交流会に、2月11日から北海道の短大生が加わりました。

ブログに顔を掲載してよいかどうかの許諾を得ていないのでモザイク処理をしましたが、交流中の画面は以下の通りです。(参加者は全員が入りきらず、画面外にも数人います。)

(山本先生、いつも運営ありがとうございます。)