新型コロナ感染対策を徹底しながら、現在アジアこども学科二年生は沖縄に研修旅行に来ています。
さて、研修1日目は、「おきなわ世界塾」さまのプログラムに参加しました。
まず訪問したのは「沖縄県三線製作事業協同組合」さま。中国から渡来し、やがて琉球王国の士族、そして今では沖縄中で愛される伝統的な楽器、三線。その技と精神を次世代へと受け継いでいくため活動されています。
そして、実際に三線を触らせてもらい、演奏の指導もしていただきました。
沖縄県三線製作協同組合さまでは、伝統を守りながら、伝統的な材料(黒檀の竿、ニシキヘビの皮の胴、絹糸の弦)が手に入れ難くなっている現在、持続可能な伝統の守り方として、代替素材も活用されているそうです。
そして、ここからは場所を移動して「おきなわ世界塾」さまによるワークショップです。
まず、それぞれの故郷の自慢を話し合います。
それぞれの「自慢」、それがいわゆる「伝統」や「文化」です。では、それらが世界からなくなってしまったとしたら……?
「人間らしく生きることができない」「ロボットみたいな生活」「他の国の人に自分の国の美味しいものが伝えられない」……全体的に暗い世界を想像する学生たちに、おきなわ世界塾上原さんは、「どんな世界を作っていきたいか」と問いかけます。
なぜSDGs(持続可能な開発目標)に取り組むのか。それぞれで考えを深めるよい機会になりました。