趙先生の部屋にある石を紹介しましょう。雨花石(うかせき)です。中国でも唯一南京で産出します。雨花石の形成は300万年前といわれ、火山活動でメノウに微量元素が入り込み、特有の色と模様が生まれました。未研磨のものは水に浸して見ると、美しさが際立ちます。
では、水の外と水の中を順番にお見せしますので、比べてください。
いかがですか。水の中に入ると光を集めてきれいですね。実際に見たい人は趙先生に見せてもらってください。
留学生の唐洋洲君(山東省)、楊放君(黒竜江省)の二人が中国茶を入れてくれました。
お客さまは杜雨禾君(瀋陽)と孫一丹さん(大連)。
Foreign students at the Department of Asian Child Studies, at Higashiosaka College, are serving a cup of Chinese tea.
These cups, utensils, and the teapot are small but they are not toys. These are authentically made in China.
道具を貸してくれたのは、国際学専門で本学科の助教をしている今井淳雄先生。この道具は北京で買ったそうです。
お茶は台湾の金萱茶、桃園空港で買ったもの。150公克(g)400台湾元(1600円)。なぜ金萱茶を選んだんですかの問いに、台湾の有名な茶館街九份で飲んで感動したからというお答え。いやー、こんな話が次から次へと出てきて止まりません。
中国茶に興味がある人は8号館8階F室までお越しください。今井先生が中国茶のお話をしてくれます。
新年早々、種市先生が学会出席のためにタイへ行きました。お土産はなんとタイ語の「忍者ハットリくん」。
スラムで私たちが経験したことを動画で紹介いたします。スラムの個人スペースにカメラを向けることは、失礼になるのでできませんでした。スラムのこどもたちが通う幼稚園の素晴らしい努力をご覧いただければうれしく思います。この動画を世界に配信することを承認下さった、Duang Prateep 財団に深く感謝申し上げます。
日本語
英語
東大阪大学 アジアこども学科
Youtubeチャンネル https://www.youtube.com/user/higashiosakaACS
今回は、いよいよタイで行われた、アジアこども学研修報告ファイナルです。すでに「寺院めぐり」「一村一品運動」「JETRO」「スラムの幼稚園」など報告を終えましたので、今日は番外編とでも言いましょうか。捨て去るには惜しい、がどうでもいい写真でお楽しみください。
車酔いした学生が続出。日本では3錠入りの箱が1000円でしたが、バンコクでは2錠入りパッケージが5バーツで15円。図らずも物価を比較するチャンスがすぐ到来したのでした。
地下鉄片道のチケットはTokenと言われる500円玉サイズの金属ピースです。ニューヨーク・マンハッタンでは1904年に始まり、100年後の2003年にTokenの使用が終わりました。エコなのにね。
タイの仏像は輝いていて、ごりやくありそうですよ。
日中は30℃を超えます。そして冬だそうです。
4日目ともなると、バスで日誌を書き始めた李くん。
いいね!
非合理、でも情緒的。とてもオリエンタルな風景でした。
アジアこども学研修報告、ご愛読ありがとうございました。
話はまた、さかのぼります。到着した翌日11日、私たちはクロントーイ地区のスラムを見学しました。メタンガスのにおいが強いので犬の糞も気にならないという環境でした。そこで育つこどもたちに、学ぶ権利を与えたいというのがプラティープ財団です。私たちは幸運にも、アジアのノーベル賞と言われるマグサイサイ賞を受賞されたプラティープ氏に直接お会いしてお話を伺いました。
財団が経営する幼稚園ではモンテッソーリメソッドを取り入れています。
日本から、持って行ったクッキーの大袋、チョコレートの大袋を開けて配って喜んでいただきました。みなさんお行儀がよくて、東大阪大学の学生が配るのを静かに待っていました。グリコ、不二家、明治、森永のものをたくさん持っていきましたが、タイのスーパーマーケットに日本から輸入された、またはタイの工場で作られた日本のお菓子が並んでいて、ちょっとショックでした。
給食は栄養をよく考えられていて、献立表もありました。
スラムの写真は学生から集まってこなかったのでクロントーイ・スラム、またはクロントイ・スラムで調べてみてください。大矢のビデオカメラには入っていますので、機会があればお見せしたいと思います。
本日の異文化体験写真はこちらです。
タイは1960年代以降、急速に経済成長を遂げましたが、農村では都市部との収入格差や貧困問題が生じました。タイ政府は、貧困層の収入源確保と農村の自主自立と潜在能力の活性化を狙いとして、一村一品運動を始めました。(One Tambon One Product,略してOTOP) 各村に最低でも一種類の主要製品を持たせたいという考えです。
驚いたことにこの運動は、大分県で1979年に提唱された一村一品運動がその始まりです。発祥の地は日本だったのです。
Tambonは村のことでタイには7000以上あります。それぞれの村の伝統を守るため、その地域の天候気候や地勢にふさわしい製品を作り、職人の技術を伝承し、一品目を守ることを目的としています。そしてOTOPの印がその信頼を保証します。
現在、全国7,394の村の28,934品目にわたるOTOP製品があります。大部分は手工芸品、インテリア雑貨、ギフト製品です。そのほか食品(にごり酒、ドライフルーツなど)、農産物(果物、花、お茶など)、服飾品(手織りの布、既製服)もあります。
村で撮った写真です。洋洲君、孫さん、陳君ができたての花を手に持っています。(もっとくっきり写っている写真誰か持ってませんか。大矢に送ってちょーだい。入れ替えたいから。)
私たち東大阪大学アジアこども学科のグループは、アユタヤに入ってすぐの村を訪れ、木を乾燥させて作る造花の制作現場を見てきました。20㎝ぐらいの丸い木をまるで大根のように薄く「かつらむき」にし途切れないように長く長くつなげていきます。それを花弁にして造花を作ります。制作現場は大矢の動画カメラに入っており今お見せできないのが残念です。
本日は、文字が多くなる予定ですが、Be patient, please.
11月13日、私たちはJETROバンコクを訪れ、たくさんの資料を、一人一人にいただきました。
重ねますと、厚さがなんと2cmを超えるのです。「重~い」と悲鳴を上げる学生もいましたが、ここは感謝するところでしょう。
JETROとは、独立行政法人日本貿易振興機構(にほんぼうえきしんこうきこう)、英語ではJapan External Trade Organizationのことです。私たちが訪問したのは、ジェトロバンコクです。タイはASEANの中心ですからジェトロバンコクは大変活発な事務所です。タイと日本との貿易を育て、日本からの企業やレストランへの協力も惜しみなく、さらに周辺国ミャンマー、カンボジア、ラオス等の動きも意識しながら仕事をしておられます。
ASEANとは、インド、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオス(50音順)の10か国で、その中心であるタイには、日本企業がおよそ7000社。日本人の数は大使館調べで50,000人。しかし90,000人ぐらいいるだろうとのこと。その差40,000人はどうやってタイにもぐり込んでいるのでしょうかね。(ビザのいらない旅行者ってことでしょうか。)とにかくこの数はASEAN諸国の中で、ダントツ一位です。2位がシンガポールですが約半分です。
病院はサービス業という認識で、日本語が使えて、診察はお待たせせず、院内に楽しめるショップがあり、患者さんたちの母国のお料理を提供するというから住みたくなります。
タイ人はみなさんが働く意思を持ち、仕事を選び、いわゆる3Kはやらない。それなのに失業率は1%を下回る。御見それしました!(脱帽)
タイ人にとって、どんな仕事が理想かと、斉藤君が質問しましたら、「楽しくて給料がよい仕事がいい仕事です」と回答をもらいました。日本なら「少々給料が悪くても、安定している仕事」というところ。楽しい仕事という発想はありませんね。最近の若者にはあるかもしれません。
タイ国内での新車販売台数は日本が一位でなんと全体で88%(JETROによる)。タイの道路を走る車の80%(現地ガイドさんによる)が日本車です。しかし、しかしです。渋滞は世界の都市の中で一位。ちなみに4位がマニラなんですが、マニラの渋滞も相当ひどくて、世界一位と思ってましたが。
ちょっと待ってください。売り上げ総台数のうち88%が日本車だとすると、日本車は小型で燃費が良く、廃車にされにくいはずなので走行車両の80%というよりおそらくは90%が日本車かもしれません。
タイは微笑みの国と言われています。「大丈夫」が口癖。その理由の一つは『失業=死』ではないからと言われています。冬でも暖かい、いやいや暑いのです。路上で寝ることができます。路上でもどこでも寝ることができる、これが理由の一つとなって地方から仕事を得るためにバンコクに出てきてスラムを形成することになります。スラムの数はタイ全体で5000を超え、ほとんどがバンコク市内にあります。わが研修団もスラムを訪問しましたので、後日ご報告いたします。(学生たちよ、写真あれば送ってください。失礼になってはいけないので、学生たちはスラムでは写真を撮らなかったかな。大矢はビデオを回しています。さすがに厚かましいわ。)
スラムで、財団が経営する幼稚園、実はモンテッソーリメソッドを採用しているのですが、こちらは写真がありますので、必ずご報告いたします。
本日はこの後、別件の異文化体験写真を掲載いたします。
世界遺産となった建造物の昼と夜の顔をご紹介しましょう。ふもとに土田君がいるのが面白いでしょう。写真の上でクリックすると拡大されて土田君が現れます(笑)。
次にライトアップされた、夜の顔です。
翌日には帰国の途に就くと思うと、立ち去りがたくなりました。
ライトアップを待つ間に立ち寄った夜店では、なんと摂氏30度近い気温の中お寿司が!売られている。
アユタヤでは、こどもがお菓子を売ってます。トンボのようにぶんぶん近づいてきます。Hello. 20 Bahts! と言いながら。いらないというと人差し指と親指でパチン!と腕をはじかれて痛い目にあいます。孫さんが逃げ回ってました。もしも買ってあげると、ほかのこどもたちも集まってきて、全員から買うことになります。難しいところです。20バーツは65円くらいです。単純に3倍を目安にすればいいでしょう。
話は戻りますが。。。。。空港に到着です。増田先生大急ぎでガイドさんと打ち合わせです。
バスで市街地まで移動。
女性のダンスは華やかで爪が色っぽいですね。男性のダンスは力強いです。お面がかっこいいのです。
ダンス鑑賞の翌日11月11日は寺院の見学です。
ワット・アルン、暁の寺です。階段が非常に急で実際にのぼると足がすくみます。下に孫さんが見えるでしょ。彼女はのぼるのをあきらめました。賢明な判断です。大矢は写真係だから義務感から登ってしまったのです。この写真を撮りながら後悔してます。唐家栄君の後ろからきゃあきゃあ言いながら降りてきました。大矢の後ろには杜うか君。二人に挟んでもらってやっと下まで降りることができました。
プロが撮った記念撮影です。王様が直接お世話をしている寺院なので僧侶がいません。エメラルド寺院と言います。
やっとお見せできます。世界遺産の建造物です。
鉄道市場です。一日に2回鉄道が入ってきます。どっと店をたたんで線路の上をクリアにします。非常に危ない市場です。増田先生と李強君の足元にあるのは鉄道線路です。
本場で、トムヤンクンのスープを4種類買ってきました。香菜パクチーを手に入れて、大きなエビを入れたらOK。
しょぼいけどパクチーを見つけました。古くて黄色い葉もありますが、しょーがない。ここは日本。これで198円。タイならもっと新鮮でたくさん入っていて安いはず。
トムヤンクンをさっそく作りました。本場のスープを使い、有頭海老を入れて、蟹も奮発。
次の更新のためには、学生の持っているお宝写真が必要です。大矢に送ってくださいよ、皆さん。