このプログラムの後半はAnya’s homeの子どもたちも含むフィリピンの子どもたちとの英語交流会でした。みんなとてもかわいかったですよ❣





みんなでおしゃべりした後はフィードバック。学生たちもとても楽しそうです。

最後はみんなで記念撮影です。コロナが終息したらフィリピンに旅行に行ってみんなに会いに行きたいですね。
学生の間でも好評だったのがフィリピンで貧しい子どもたちのために学校を作ったAnyaさんのお話でした。
フィリピンはアジアでも屈指の経済成⻑を進める国ですが、⼤きな社会問題ともなっているのが貧困問題です。1日100円以下で暮らす家庭が多くあり、教育も受けれない子供たちが多くいます。そんな貧困問題の解決に取り組む日本⼈ギャルAnyaさんがセブで創設したのがAnya’s Homeです。
Anyaさんの講話ではフィリピンで活動することになったきっかけや現在の活動の詳細をお話頂きました。同世代のAnyaさんの体験談には共感する学生も多く、Anyaさんは学生からの質問にも気さくに答えてくださいました。
Anyaさん、どうもありがとうございました。 フィリピン旅行の際には訪問させて頂きます!
研修4日目は2グループに分かれて英語でフィリピンの貧困問題についてのディスカッションを行いました。
ティーチャー・カールからフィリピンの貧困のために私たちに何ができるのか一人ずつ意見を聞かれ英語で答えなければいけません。
さらに翌日のフィリピンのこどもたちとの交流会のための宿題や、最終日に向けたプレゼンテーションの課題が次々と出されます。
昼食を挟んで午後はベトナムオンラインツアーでした。
翌日にベトナムの大学生との交流を控えて、ベトナム、ホーチミンの現地をライブで体験し、歴史や文化を学びました。
この研修は当初沖縄で開催する予定だったことから、現地で対面で予定していたセミナーも今回のオンラインプログラムに含まれています。
青年海外協力協会(JOCA)は⻘年海外協⼒隊経験者が中⼼となって構成されています。JOCA沖縄では協力隊経験者だけでなく、海外経験が豊富なメンバーとともに途上国⽀援で培った経験やノウハウで地域社会に貢献する活動を行っています。
今回青年海外協力隊の経験をお話ししてくれたのはジンバブエとソロモン諸島に派遣されていた井上さんです。
井上さんはジンバブエでは学校の体育教育普及隊員、ソロモン諸島ではソフトボール要員として活動されていました。ジンバブエの学校の同僚との異文化理解にまつわるお話や、ソロモン諸島でソフトボールを普及させ次々と大会を開催していく体験談がとても面白かったですね。今回参加した学生には野球部員が多かったのでみんな興味をもって聞いていました。
井上さんは自分が中心となって、多くの人に呼びかけソフトボールの普及に貢献をされたのですが、帰国後はその活動を積極的に引き継ぐ人が次第に減っていったそうです。今から考えると、自分が主体となって活動するよりも、人材育成により力を入れ持続していくシステムを作るべきだったと仰っていました。JICAを目指してどのような活動をしていくか考えている学生さんたちにとって貴重な経験談でした。
井上さんのセミナーの後には会場でペアワークやグループワークを行いました。実際に自分たちが特定の任地に行って、どのような活動をするのか話し合い、最後には活動計画表の作成も行いグループごとに発表をしました。
研修3日目は学外の研修施設での企業セミナーでした。
ゲストは株式会社ココウェルの水井裕氏。
ココウェルはフィリピンのココナッツを原料としたさまざまな商品展開をしており、社会問題の解決にも積極的に取り組んでいます。
この日のセミナーでは水井さんが学生の皆さんと同世代だったころに、途上国の環境問題を学ぶためにフィリピンの大学へ留学をしたこと、授業の一環で訪ねたゴミ山のスラムで生活する子供たちを目の当たりにして、貧困問題の解決に取り組むことになり起業したご自身の体験を詳しく話して頂きました。
フィリピンでは産業が不足し人口の10分の1が外国で働いていること、台風や洪水などの自然災害がしばしば起こることなど、さまざまな理由から貧富の格差が進み、貧困問題が解決できない状況にあるそうです。
水井さんは貧困問題の解決には農村部に産業を創ることで仕事を生み出し、都市部に来なくても生活できる環境を創ることが必要だと感じ、農村を自ら訪ねた結果、フィリピンに数多く自生する「ココナッツ」を活用することを思いつきます。
セミナーの最後には水井さんから学生のみなさんに、これからの将来を考えるためのアドバイスをしていただきました。水井さんの率直な言葉はみなさんの心にしっかりと届いていたと思います。水井さんどうもありがとうございました。
この日のセミナーでは水井さんが自身の人生で見出した貧困問題解決の方法と社会への還元について学びました。翌日からは学生ひとりひとりがフィリピンの貧困と向き合い、自分は何ができるのかを考えていくことになります。
2日目からはほぼ毎日組み込まれているフィリピン英語研修が始まりました。
最初のアイスブレークの担当はエリー先生!超元気でテンションの高いエリー先生の楽しいキャラにみんなの緊張も吹き飛びました。
一番おもしろかったのは、「Simon says…」という英語のゲームでした。
全員の中からサイモン役を一人決め、他の人たちはサイモンの命令に従って手を上げたり、顔を触ったり、目を閉じたりなどしなければいけません。
命令のフレーズは必ず「Simon says…」(サイモンの命令は…)で始まることが決まっています。この言葉で始まらない命令に従った場合は失格になるというルールがあります。
エリー先生が最初サイモン役をやり、次に学生のみなさんにも順番にサイモン役がまわってきて、簡単な英語のフレーズを話すことで英語に次第に慣れていきました。
研修の後半には先生方がフィリピンの歴史や文化、セブ島の魅力を紹介して下さり、全員でヴァーチャルツアーにも参加したくさんのことを学びました。
先日お知らせしたアジアこども学オンライン研修が無事終了しました。
研修施設で開催した企業セミナーとオンラインでのプログラムを組み合わせ、一週間毎日朝から夕方まで研修にとりくみました。
通常の海外研修では一つの国にしか訪問滞在できませんが、今回はオンラインの特性を最大限に活用し、フィリピン、ベトナム、ハワイ、オーストラリア、ネパールの五ヶ国をヴァーチャルで体験したり、異なる国の大学生や現地の子供たちとの交流も行ったりすることができました。またライブで各国の街を歩いてそこで暮らす人々に質問をしたりするのもワクワクして面白かったですね。
ブログでは研修の内容を幾つかのトピックに分けてお伝えしようと思います。
まず一日目に行われたSDGs研修。
朝9時からお昼休憩を挟んで夕方まで一般社団法人SDGs大学によるカタリスト認定講座を受講しました。
この講座ではSDGsとは何か?ということを基礎から詳しく学び、一人ひとりが自分の生活の中で何ができるかを考え実践することを目指します。
カタリストとは、英語の「触媒」という意味と同時に、「語る人」という意味も含まれているそうです。この講座を修了して学生のみなさんはカタリスト認定を受けました。
これからは日ごろからSDGsを意識しつつ日常生活のなかで実践者として自信をもって行動して行ってほしいと思います!
本学科では2年生時に海外研修旅行が必修科目となっています。
感染症対策のため昨年は国内に切り替え沖縄研修を行いましたが、本年度はオミクロン株の現状を考慮し全てオンラインで行うこととしました。来週から本学科初のアジアこども学オンライン研修が始まります。
海外研修の代わりになる内容をできるだけ充実させるために、一週間の研修期間中、海外の大学や、世界をまたにかけて活躍するビジネスパーソンとの交流会、関西の企業や海外青年協力隊によるセミナー、SDGs研修などさまざまなプログラムをぎっしりと組み込んでいます。
ベトナムやフィリピンの大学生と英語で交流し、プレゼンテーションも行うため、今日と明日の二日間はZOOMでリハーサルをしています。これまでの蘇州大学との交流会での経験を活かしてみんな頑張っています。来週からの研修期間中の様子はまた追って報告します。
1月15日(土)第5回目の弁論大会が開催されました。
本学の弁論大会では様々な国籍の学生や学外の参加者が英語と日本語でスピーチを行います。今年は会場とオンラインを組み合わせたハイブリッド式で初めて開催し、中国とインドから5名がZOOMで参加しました。テーマは「今、思うこと」、本学科の学生と卒業生も英語・日本語の両方の部門でスピーチを行いました。
司会は国際交流クラブの部長でアジアこども学科4年生のスマン君です。
この日は司会で会場を盛り上げ、通訳でインドからの参加者をサポートし大活躍をしてくれました。
英語の弁論ではアジアこども学科2年生の徳本君と4年生の劉さんが出場しました。
国際交流センターの職員として普段留学生をサポートしてくれているハーさんはアオザイを着て出てくれました!
審査員の先生方からは様々な質問が行われました。
日本語の弁論はZOOMで蘇州大学の樊さんと黄さん、ニューデリー経営大学のレイさん、バニさん、ジュヒさんが参加してくれました。
そして最後には去年の卒業生のタックさんが会場でスピーチをしてくれました。
タックさんは茨城県の会社で通訳として就職しています。
この日は弁論大会のためにわざわざ大阪まできてくれたんですね!
全員の弁論が終わって審査の時間にはこども学科の学生さんたちによる音楽演奏が行われました。ピアノ演奏やバンド演奏がとてもよかったです。
演奏の後、本学科の井原先生から総評と結果が発表されました。
英語部門で優勝したのは国際交流センターのハーさん。
大学で英語を専攻していたこともあって素晴らしいスピーチでした。
日本語部門で優勝したのは蘇州大学のハンさん。
ハンさんは本学科の蘇州大学交流会の司会でも活躍してくれていました。
本学科からは卒業生のタックさんが3位を獲得しました!
最後は参加者全員で記念撮影をしました。
今回の弁論大会の評判を聞き、次回の大会に向けてすでに参加希望者が出てきています。次はどんな人が参加してどんな内容の弁論をしてくれるのか楽しみですね!
先週で授業が終わり学生のみなさんは後期試験とレポートで忙しい日が続いています。
留学生授業の日本芸術入門では、隔週で市内の美術館を見学しレポートを提出してきました。この授業を振り返って、見学授業の様子と留学生による展評レポートの抜粋を紹介します。
①最初の授業で見学したのは大阪市立美術館「聖徳太子-日出づる処の天子」展でした。
没後1400年を記念し、聖徳太子に関する多くの作品が展示されていて授業時間内で見終わることができないくらいでした。
展評:「七星剣」について
”私が引き付けられたのは昭和54年に作られた「七星剣」である。「太子伝来七種の宝物」と言われている。鉄造の剣は非常に滑らかに磨かれていて、何年も経ったようには全く見えなかった。剣の表面には古代中国の天体思想と関連がある模様が彫られている。とても美しく壮観な剣である。”
②中之島フェスティバルタワーにある香雪美術館は、都心の高層ビルの中に作られたお茶室が有名です。ここでは特別展で長谷川等伯の柳橋水車図屏風を見てきました。
展評:「柳橋水車図屏風」について
“桃山時代の「柳橋図屏風」は遠くから見ると非常に美しい絵画である。近くから見ると、柳樹の枝や柳葉の細かいところがよく描かれていることに驚いた。室町時代に作られた「柳橋図屏風」もそうである。冬の柳樹の枝は現実の柳樹にそっくりに描かれている。まるで私はこの美しい冬景色の中にいるようだ。”
③11月には松伯美術館で日本画の上村松篁さんの花鳥画を見てきました。大学から遠いとの意見もありましたが、庭園も綺麗でよかったです。
展評:「閑庭迎秋」と「白梅」について
“大正10年(19歳)に描いた「閑庭迎秋」では、鶏の羽、鳴いている鶏、つついて食べる鶏が本物そっくりに描かれている。画家がまだ10代の作品であることに驚かされた。平成7年(93歳)の「白梅」も大好きな絵である。93歳でも画家の実力は衰えていない。冬の梅の木の枝の細い点が非常に精致に処理されている。白い梅、黄色の蕊、そして小鳥がのんびりと梅を見る美しい光景である。”
④あべのハルカス美術館「福富太郎の眼」展では北野恒富や鏑木清方の美人画が数多く展示されていました。学生さんたちに誰が一番美人と思うか聞いてみたところ、一番人気があったのは鏑木清方の「妖魚」でした。
“妖魚が一番綺麗な美人です”
“人の姿に魚の尾を持つ妖魚は、中国の人魚姫に似ています。髪が長くセクシーでとても美人だと思います”
また最後の部屋に展示されていた満谷国四郎の「軍人の妻」を挙げた人もいました。
“夫を戦争で亡くした妻を描いたこの作品は戦争の残酷さを伝えています。溢れそうな涙を浮かべる女性の表情に感動しました。”
⑤見学授業の最後は国立国際美術館の「1968年展 −新しいパラダイムを求めて−」でした。
この日はちょうど小学生の観覧日と重なっていて館内にはたくさんの子供たちがいました。どんなことをしているの?とこどもたちにきいてみたところ、「自分が興味を引かれるところや、疑問に思ったことなどをワークシートに書いています!」とのこと。みんな熱心に作品を観察していました。
私達もこどもたちに負けないよう現代アートの作品に向き合っていろいろな意見を出し合いました。
最近は先行き不透明な時代のビジネス戦略にアート思考を活用する必要性が主張されています。日本の芸術を学びながらビジネスにも活用できるようになれたらいいですね。